アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)
 アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)は、キク科センダングサ属の1年草です。北アメリカ原産で、大正時代に日本に入ってきたと言われていて、非意図的移入とされています。現在は日本各地に分布します。名の由来は、センダン(栴檀)に葉の形状が似ていてアメリカ原産である事から。タウコギ(田五加木)よりも背が高いことから別名を、セイタカタウコギ(背高田五加木)。生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)に指定されています。

 荒地や畑地に自生します。草丈は、100~150cm。茎は4稜があり暗紫色。葉は対生します。小葉は3~8枚で、鋸歯があります。花期は9月から10月頃。黄色の頭状花を付けます。総苞片は6~12個で花冠より長く、コセンダングサとの明瞭な相違点となります。花径は、約7mm。筒状花と小さい舌状花からなります。両性花です。果実は痩果です。扁平で、2本の鉤状突起があります。染色体数は、2n=48。

 毎年お世話になる、俗称ひっつき虫は幾つかあります。初夏にヤブジラミ(藪虱)。小さな実がびっしりと取り付くと始末に負えません。秋になるとオオオナモミ(大雄生揉)。大きい実なので取り払うには楽ですが痛いです。ヒナタイノコズチ(日向猪の子槌)は小さい実です。アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)は薄いので剥がすのがやっかいです。そしてお馴染み、2本のトゲを持った細い実のセンダングサ。私の住んでいる近辺では、ほとんどがコセンダングサ(小栴檀草)で、アメリカセンダングサは珍しい方に入ります(2005年当時)。

 草藪に入らなければ別に被害に遭う事もないと思います。もし取り付かれたら、その場で払い落とすようにしています。拡散させないためです。また、この時期は実が付かないような素材の衣服を使用するようにしています。

※アメリカセンダングサの命名者は、中井猛之進 Takenoshin Nakai (1882-1952)。
※セイタカウコギの命名者は、牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)。

Japanese common name : Amerika-sendan-gusa
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Bidens frondosa L.


アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)
別名:セイタカタウコギ(背高田五加木)
キク科センダングサ属
学名:Bidens frondosa L.
花期:9月~10月 1年草 草丈:100~150cm 花径:7mm

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【学名解説】
Bidens : bi(2)+dens(歯)/センダングサ属
frondosa : 葉面の広い
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.75km右岸河川敷 2005.09.17
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 20 September 2005
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by pianix | 2005-09-20 00:00 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by ゆうこ at 2005-09-20 15:03 x
草花にひかれて、お邪魔しました。また寄らせていただきます。
Commented by mico at 2005-09-20 15:22 x
子供の頃この花の種を投げつけあいっこして遊びました。
どちらのせんだん草だったのかな~
Commented by pianix at 2005-09-20 22:23
ゆうこ様
ブログ拝見させていただきました。
ちょっと重たいテーマかなと思いました。
でも、私が野の花を見るのは、そのテーマの為です。
野の花を見る事は、私自身を見ているのと同じです。
文学にほど遠い私ですが、またよらせていただきます。
コメントありがとうございました。
Commented by pianix at 2005-09-20 22:37
mico様
目下、我が教室のちびっ子達は、オオオナモミを楽しんでいます。
センダングサの実を、こどもの頃に投げっこしたのですね。
私が子供の頃は、遊ぶ道具が限られていました。
テレビは真空管の白黒。足が生えていた奴です。
宿題を何もやらずに大勢の仲間と夕食になるまで野山を駆けめぐっていました。
だから、そのころの野草は空気のような存在だったのだと思います。
しばらく遠ざかっていました。野草などは目に入りませんでした。
自分の世界から消滅していたも同然でした。
童心に戻って野草を眺めると、幼い頃にごく自然にふれあっていた事を思い出します。
micoさんがお隣だったら、思いっきりいたずら心を働かせて、オナモミやセンダングサを引っ付けて私は喜んでいるかもしれません。
……子供よりも始末に負えないおじさんになってしまいました。
いや、お兄さんになってしまいました。
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