ナミハナアブ(並花虻)
 一見、蜂のようですが、双翅目(そうしもく)に属する、ハエの仲間です。ナミハナアブ(並花虻)は、美しいオレンジ色と黒の模様を持った、大変身近なアブです。単に「ハナアブ」とも呼ばれます。その姿は、蜂に擬態していると言われています。花に集まり花粉を食べるのはミツバチと共通しています。蜂と違う点は、翅が前翅の2枚のみであり、触角が短い事です。毒針はなく、人を刺したりしません。

 ハナアブの仲間の幼虫は、オナガウジ(尾長蛆)と呼ばれています。排水溝などの泥水に住む水棲生物で、鞭毛のような長い尾が付いています。尾は呼吸器の管で、伸び縮みします。水中内の有機物を食べ、管を水面へ突き出して外の空気を吸います。体内が透けて管状のものが見えるので気持ち悪がる人が多いのは頷けます。しかし、人や動物に対する害はありません。

 農業利用として、温室内で羽化させてキュウリやイチゴの受粉に一役買っています。

 似ている種に、シマハナアブ亜属のシマハナアブ(Eristalinus cerealis Fabricius, 1805)がいます。

参考:ナミハナアブ(並花虻)2オオハナアブ(大花虻)ナミホシヒラタアブホソヒラタアブ(細扁虻)

Japanese common name : Nami-hana-abu
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Eristalis tenax (Linnaeus, 1758)


ナミハナアブ(並花虻)
ハエ目(双翅目)ハナアブ科ナミハナアブ亜属
学名:Eristalis tenax (Linnaeus, 1758)

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出現期:3月~11月
体長:14~16mm
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄


撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から6.75km 右岸河川敷 2005.10.03
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 October 2005
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by pianix | 2005-10-23 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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