カラスノゴマ(烏の胡麻)
 カラスノゴマ(烏の胡麻)は、アオイ科カラスノゴマ属の1年草です。カラスと名が付いていても、カラスが食べるわけではありません。カラスやスズメの名が付く植物は幾つかありますが、ほとんどが大きさを表しているだけです。本種の場合は黒褐色の種子をゴマに見立てたものと思われます。

 葉の陰に隠れるように下向きに黄色の花をつけます。5弁花で、長く目立つ雄しべは5~15本の範囲内に不規則数あります。通常は雄しべなどを気にしませんが、この種は面白い特徴を持っています。アオイ科(Malvaceae Juss. (1789))は、APG分類体系では約240属があります。旧シナノキ科(Tiliaceae Juss. (1789))は世界に約50属700種あり、ほとんどが木本です。特徴の一つである星状毛は、草本である本種も持っています。染色体数は、2n=20。

Japanese common name : Karasu-no-goma
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Corchoropsis crenata Siebold et Zucc.


カラスノゴマ(烏の胡麻)
アオイ科カラスノゴマ属
学名:Corchoropsis crenata Siebold et Zucc.
synonym : Corchoropsis tomentosa (Thunb. ex Murray) Makino
花期:8月~9月 1年草 草丈:30~90cm 花径:15~20mm

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【学名解説】
Corchoropsis : *Corchorus(シナノキ科ツナソ属) +opsis(似)/カラスノゴマ属
*Corchorus : cores(下だす)+core(瞳孔)
crenata : crenatus(円鋸歯状の)
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Zucc. : Gerhard Zuccarini (1790-1848)
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tomentosa : tomentosus(密に細い綿毛のある)
Thunb.:Carl Peter Thunberg (1743-1828)
ex : ~による
Murray : Johan Andreas Murray (1740-1791)
Makino : 牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から5.75km 右岸河川敷 2005.09.29
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

24 October 2005
Last modified: 20 June 2015
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by pianix | 2005-10-24 00:00 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by mico at 2005-10-24 22:27 x
パッと見て、カラスの孫かと思いました。おっちょこちょいですね(笑う
名前も花も初めてです。
Commented by pianix at 2005-10-25 14:31
mico様
パッと見て、「ゴマ」がひっくり返って「マゴ」になってしまったわけですね。それは私も良くやります。もしかして、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の「キツネノマゴ」は誰かがひっくり返して読んだだけで、本当は「キツネノゴマ」だったりして(笑)。
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