ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
 私はクモが大嫌いです。とても恐いのです。ジョロウグモ(女郎蜘蛛)は目の高さほどの至る所に巣を張っています。この時期、異様に多い事に気が付きました。時々、絡まってしまい巣を壊してしまう事があります。逆襲にあってクルクルと巻かれたらどうしようと顔が引きつるので、一目散に逃げる事にしています。でも、怖がっているのはクモのほうのようです。蛇とご対面する事もありますが、舌をベロベロさせてから驚いて逃げるのは、やはり蛇のようです。私は優しい顔をしていますが、彼らにとって人間ほど恐いものは無いのかもしれません。

 ジョロウグモは、アシナガグモ科ジョロウグモ属の蜘蛛です。ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)より体が角張って厚みがある印象があります。横から見ると甲羅を背負っているようにも見えます。背面は黄色に緑青色の帯模様があります。腹面は赤が目立ち、緑青色と黄色の縞模様があり、結構派手です。その出で立ちから「女郎」さんの艶やかな衣装に例えられたのだと思います。「秋の女王」とも称されるようです。

 10月~11月頃に白色で楕円形をした卵嚢を木の葉などに作ります。卵嚢には卵が400~1500個あると言われています。親は冬に死滅しますが、翌年5月頃に卵嚢から卵が孵化して出てきます。3ヶ月間程で成体になります。

 写真に写っている小さなクモは、ジョロウグモの雄です。子供ではありません。笑ってしまうほど小さく、同じ種とは思えないほどです。雄は交尾が終わると、雌に食べられてしまう事があります。ちなみに、日本で最大のクモは、奄美大島以南に生息しているオオジョロウグモ(大女郎蜘蛛)Nephila maculata (Fabricius, 1793)です。そして、植物で言えば、女郎花はジョロウバナではなく、オミナエシです。

参考:ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)

Japanese common name : Jorou-gumo
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Nephila clavata L. Koch 1878
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腹面は赤が目立つ
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背面は黄色に緑青色の帯模様
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ジョロウグモの亜成体♀


ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
真正蜘蛛目アシナガグモ科ジョロウグモ属
学名:Nephila clavata L. Koch 1878

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体長:♀20~30mm/♂6~10mm
出現期:9月~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸河川敷 2005.09.30, 2005.10.27
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

29 October 2005
Last modified: 22 October 2016
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by pianix | 2005-10-29 00:00 | | Trackback | Comments(1)
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Commented by pianix at 2005-11-02 23:06
追記

この写真を家内が見て、
「お父さんが撮った物ではないよね」と言ってきました。
クモ嫌いの私が撮影出来る筈は無いと思ったからです。
どうも本当のようだと分かってきて、気が抜けた感じになりました。
それというのも、ハエトリグモを捕まえてきて、私が逃げるのにもかかわらず追いかけ回すという楽しみが無くなってしまったのではと勘ぐったからです。

誰にも怖がる虫などはあるのだと思います。
私は、蝶々が大嫌いな美人の奥さんを見つけてしまいました。
蝶の名前を聞いただけで鳥肌が立つと言います。
ヒラヒラ舞う物が気持ち悪いのだとの事です。
嘘だろうと思って蝶の標本を見せたら、本当に気持ち悪くなってしまったようです。
蝶を超嫌いな人間がいることを初めて知りました。

それに比べて、クモぐらい嫌いでも良いじゃないかと思いました。
皆さんも、クモは嫌いですよね。好きなどと言ったら、もっと載せちゃうぞ。
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