ブチヒゲカメムシ(斑髭椿象)
 カメムシの仲間はシャイなので、すぐに葉裏に隠れてしまいます。昨日見つけたカメムシは、逃げながら液体を垂らしていました。カメムシが悪臭を放つ際、そこが密閉状態だと、カメムシ自身も死んでしまう事があるそうです。

 ブチヒゲカメムシ(斑髭椿象)は、カメムシ科の昆虫で、カメムシの仲間です。全体が赤褐色で、白っぽい逆三角形の小楯板が背中にあります。横腹と髭(触角)に白黒のブチ模様があるのが名の由来と思われます。プチ(petty)ヒゲと間違いそうで、もしその名前なら髭がたいそう短かく可愛かった事でしょう。

 稲の穂を食害し、斑点米にしてしまいます。大豆や綿、胡麻、牛蒡など11科36種の害虫とされています。針金状の口を突き刺し吸汁します。成虫のまま、落葉の間や常緑樹の茂みの間などで越冬します。幼虫は体長1.5~9mm程で、成虫に近い形をしています。繭(まゆ)を経ずに成虫になる不完全変態をします。冬暖かく、夏が暑いと発生が増えるようです。河原や沿岸地に多く見られます。

小楯板(しょうじゅんばん)
半翅目(はんしもく=カメムシ目)

参考:ナガメ(菜亀虫) ホシハラビロヘリカメムシ クモヘリカメムシ クサギカメムシ(臭木椿象)

Japanese common name : Putihige-kamemusi
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Dolycoris baccalum (Linnaeus, 1758)


ブチヒゲカメムシ(斑髭椿象)
カメムシ目(半翅目)カメムシ科
学名:Dolycoris baccalum (Linnaeus, 1758)

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体長:10~14mm
出現期:4月~10月(年2~3回)
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:マメ科、キク科
英名:sloe bug

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から14km左岸土手 2005.08.05
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 22 June 2008
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by pianix | 2005-11-10 00:00 | | Trackback | Comments(5)
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Commented by mico at 2005-11-11 11:19 x
嫌われ者のカメムシも色んなもようがあり
よく見ると面白いですね。
Commented by pianix at 2005-11-11 14:51
見るだけなら面白いのですが、いじめると最悪の結果になりますね。
どちらかというと、虫は皆さん嫌いか関心無いのだと思います。
多くは、大切に育てた園芸種を食害されて怒り心頭に発する人が多く、どの虫も嫌いだという事になってしまうようです。
足がたくさんある生き物、ヒラヒラ飛ぶもの、硬い体を持つもの等、どれが嫌いかは、体験によるのかもしれません。
Commented by yamome516 at 2005-11-18 15:14
カメムシって、触りたくないですが?
デザイン的に、その姿は、優れたものがあります。
へんですかね?これなんか?
エジプトの、仮面を連想させますよね!
Commented by pianix at 2005-11-18 17:32
カメムシは、私も触りたくありません。また、触った事もありません。
エジプトの仮面とは、なるほど。縞模様がファラオのかぶり物に似ています。
Commented by itotonbosan at 2013-12-30 10:30 x
ブチヒゲカメムシとツマジロカメムシの違いが分かりました。
小楯板や前翅の色が赤茶色の外に次のことが違っていました。
触角の第3節と第4節の両端が白くなっています。
足の腿節(付け値に近い節)や脛節が白いです。
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