クルマバッタモドキ(車飛蝗擬)
 日によって昆虫の出現は変わってきます。蝶もバッタも見なかった日があれば、一夜明けると様変わりして、同じ場所なのに多量の昆虫を目にする事があります。不思議な現象です。気温とか風が影響しているのでしょう。

 クルマバッタモドキ(車飛蝗擬)は、バッタ科の昆虫です。「もどき」という名を付けられた昆虫や植物は幾つかありますが、クルマバッタモドキは、クルマバッタの褐色型に似た形態から付けられたようです。クルマバッタの名は、翅の黒帯模様が飛ぶ時に半円に見えることから来ています。クルマバッタモドキにも、後翅に半月状の黒帯があります。草地に多いのですが、一方のクルマバッタモドキは、荒れ地や砂地に多いようです。そして本家のクルマバッタよりもクルマバッタモドキの個体数が多いというのでは、モドキという名前は可愛そうな気がしないでもありません。

 なんとも眠たそうな目をしています。人間で言えば瞼が垂れ下がった状態とでも言うのでしょうか、これはクルマバッタと大きく違う特徴です。見方によってはユーモラスな目です。背中当たりの盛り上がり方も、本種のほうが少なく、X字形の白模様がある事も異なる点です。どちらかと言えば無骨です。

 多くのバッタがそうであるように、驚いて飛び立つのは良いとして、何かに衝突して落ちる事が多く、ちょっと情けなくなります。写真は褐色型ですが緑色もいます。環境によって変わってくるようで、保護色として働いているようです。卵で越冬します。ともあれ、身近にいる愛すべきバッタです。

Japanese common name : Kuruma-batta-modoki
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Oedaleus infernalis Saussure, 1884


クルマバッタモドキ(車飛蝗擬)
バッタ目(直翅目)バッタ科
学名:Oedaleus infernalis Saussure, 1884

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体長:♂32~45mm/♀55~65mm
出現期:7月~11月(年1回)
分布:本州・四国・九州

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.00km 右岸河川敷 2005.10.06
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

12 November 2005
Last modified: June 22, 2008
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by pianix | 2005-11-12 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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