コアオハナムグリ(小青花潜)
 コアオハナムグリ(小青花潜)は、コガネムシ科ハナムグリ亜科の昆虫です。少し前まではたくさんいました。成虫で越冬するので、どこかにはいるはずです。近づいても逃げずに、頭を花に深く潜り込ませて、せっせと花粉を食べます。頭隠して尻隠さず、そのままです。あまりにも夢中に食べているので、どんな顔をしているのか確認しませんでした。

 緑色で、背中に斑点が幾つもあり細かい毛がたくさん生えている、コガネムシの仲間です。コガネムシ類は夜行性ですが、この仲間は昼行性なので、見かける機会も多かったわけです。名前の「小青」は、小さな緑のという意味です。日本の「青」は広範囲な色を指し、「青い山脈」と言っても厳密に言えば緑であり、信号の青も、同様です。「花潜」は、確かに花に潜るので言い得ています。

 農業の立場から言えば、害虫に数えられます。開花時に蜜を吸うために集まりますが、その時に傷をつけるので、果実のできが悪くなります。ミカン類で割れ目のような筋が入っているものは、この影響を受けたものです。当然の事ながら、花粉が少ない農作物は影響が少なくなります。

 完全変態をします。4月頃から落ち葉や朽ち木で繭玉を作り始め、蛹(さなぎ)から2~3週間で成虫になります。

※コアオハナムグリがとまっている花は、ツルボ(蔓穂)です。

Japanese common name : Ko-ao-hanamuguri
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Oxycetonia jucunda (Faldermann, 1835)


コアオハナムグリ(小青花潜)
コウチュウ目(甲虫目)コガネムシ科ハナムグリ亜科
学名:Oxycetonia jucunda (Faldermann, 1835)

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体長:11~16mm
出現期:5月~10月
分布:北海道・本州・四国・九州
英名:citrus flower chafer

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から10.50km 右岸河川敷 2005.09.06
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

16 November 2005
Last modified: June 21, 2008
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by pianix | 2005-11-16 00:00 | | Trackback | Comments(3)
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Commented by yamome516 at 2005-11-18 14:59
みかんの、出来の悪いのは、こいつのせいですか?
花に、もぐっている姿が、かわいいばかりに、叱りきれませんね!
なにか?有益な働き口がないものですかネ(笑い)
Commented by pianix at 2005-11-18 17:49
指導員yamome516さんの奮闘を期待致します(笑い)
花粉を体中に一杯付けるので、役立っていない分けでもないですよね。
もし、本当に役に立っていないとしても、いるだけで充分な感じがします。
私なんか、何の役にも立っていないのですが、皆様から生かされています。
Commented by ほん at 2011-05-06 04:17 x
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これって青いですが、同種ですかね?
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