ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)
 ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)は、マメ科ササゲ属の1年草です。左右非対称の捻れた淡黄色の花をつける、蔓性植物です。アズキ(小豆)の原種と考えられていて、「藪に生える蔓性の小豆」との意味です。アズキは蔓になりませんが、当然、花はそっくりです。ノアズキ(野小豆)とも非常に良く似ています。

 2枚が合わさった、竜骨弁と呼ばれる形の花弁部分が捻れているのが花の特徴です。竜骨弁は船の形に似ている事から舟弁とも呼ばれます。捻れているのは意味があります。虫が中に入ろうとすると竜骨弁が押し下げられ、中にある雄しべと雌しべが現れ、花粉を付ける仕組みになっています。

 葉は3出複葉で互生します。秋に豆果を付け、鞘の中には5~6個の種子が入っています。染色体数は、2n=22。

 奄美大島以南には、オオヤブツルアズキ(大藪蔓小豆)Vigna reflexopilosa Hayata が分布します。 

Japanese common name : Yabu-turu-azuki
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Vigna angularis (Willd.) Ohwi et H.Ohashi var. nipponensis (Ohwi) Ohwi et H.Ohashi.

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豆果は筒状で長さ4~9cm。葉は狭卵形から卵形の3出複葉で長さ3~10cm。


ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)
マメ科ササゲ属
学名:Vigna angularis (Willd.) Ohwi et H.Ohashi var. nipponensis (Ohwi) Ohwi et H.Ohashi.
花期:8月~10月 1年草 草丈:150~300cm(蔓性) 花径:1~2cm 豆果:4~9cm

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【学名解説】
Vigna : Dominico Vigna (1577-1647)イタリアの植物学者に因む/ササゲ属
angularis : 稜のある/角張った
Willd. : Carl Ludwig von Willdenow (1765-1812)
Ohwi : 大井次三郎 Jisaburo Ohwi (1905-1977)
H.Ohashi : 大橋広好 Hiroyoshi Ohashi (1936- )
var. : varietas(変種)
nipponensis : 日本本州の
---
reflexopilosa : reflexus(背曲した)+pilosus(軟毛がある)
Hayata : 早田文藏 Bunzō Hayata (1874–1934)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.50km 左岸河川敷 2005.09.20
内牧川(安倍川水系) 2015.09.22, 2015.09.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

21 November 2005, 21 June 2008
Last modified: 4 October 2015
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by pianix | 2005-11-21 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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