キアゲハ(黄揚羽蝶)-2
 キアゲハ(黄揚羽蝶)は、アゲハチョウ科アゲハチョウ属の蝶です。黄色い揚羽蝶ですから黄色に見える筈です。ところが表側の翅は、あまり黄色に見えません。しかし裏面を見ると、なるほどと思わさせられます。アゲハチョウ科の仲間では、一番黄色味が強く出ています。しかし、ナミアゲハ(並揚羽蝶)の雌も黄色になりますから、紛らわしい時もあります。その場合は、前翅の付け根を見ます。表でも裏でも構いません。縞模様になっているのがナミアゲハで、べた塗りに見える場合はキアゲハです。発生時期による春型(4月~6月)と夏型(7月~8月)とでは、夏型のほうが大きく、黒っぽくなります。

 平地から高山にまで垂直分布の広い生息域を持ち、日本全域に分布しています。日当たりの良い場所を好み、花の蜜を吸汁します。従って、日陰が増える都市部では、ほとんど見かけません。飛行速度は速めで、直線的に移動します。

 卵から、幼虫・繭を経る完全変態をします。幼虫の色や形は変化します。終齢(5齢)幼虫は、緑色で黒縞があり、オレンジ色の点模様を持っています。いわゆる芋虫と言われる形をしています。食草は、セリ科などで、セリ、ニンジン、パセリ、ミツバを食害します。繭で越冬します。

 ※写真のキアゲハが止まっている花は、オオブタクサ(大豚草)です。撮影時期は9月。

参考:キアゲハ(黄揚羽蝶)-1 ナミアゲハ(並揚羽蝶)

Japanese common name : Ki-ageha
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Papilio machaon hippocrates C.Felder et R.Felder, 1864


キアゲハ(黄揚羽蝶)
チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科アゲハチョウ属
学名:Papilio machaon hippocrates C.Felder et R.Felder, 1864

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体長:(前翅長)36~70mm/(開張)90~120mm
出現期:3月~11月(暖地で年2~4回)
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:セリ科
英名:Old World Swallowtail

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.75km 右岸河川敷 2005.09.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

6 December 2005
Last modified: 21 June 2008
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by pianix | 2005-12-06 00:00 | | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 駿河木の家日記 at 2005-12-07 06:29
タイトル : 休耕地の観察(その3)・・・青紫の花
最近は、冷え込んできましたので、休耕地の雑草も枯れていました。その中に、紫の花が、ぽつんと二輪、咲いています。葉を見ますと、これもクローバーに似ています。子供の頃、この草の茎を折ると中から白い糸のような茎の芯が出てきましたので、その先に葉を残し二つの葉をからめて引き合い、どちらが先に切れるかを競いながら遊んだものです。その頃は、「提灯切り」と言っていました。どんな花かは覚えていませんでしたが、これが、その頃遊んだ草の花です。直径は1cm程度ですが、花弁にリンドウのようなすじ模様があり、紫色で高貴な感じ...... more
Commented by surugaki at 2005-12-07 06:36
よく、ここまで詳細に撮影できますね。プロですね。そういえば自宅の近くにも、アゲハ蝶はいません。
シジミ蝶も12月に入ってから、少なくなりました。先月のシジミ蝶をTBさせていただきました。
Commented by pianix at 2005-12-07 19:33
surugakiさん
お恥ずかしい限りです。
「駿河木の家日記」には、素晴らしい写真がいっぱいですね。
シジミチョウも拝見させて頂きました。
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