ハマゴウ(浜栲)/実
 ハマゴウ(浜栲)は、シソ科ハマゴウ属の落葉小低木です。近年にシソ科に転科されました。クロンキストおよびエングラー体系ではクマツヅラ科で、クマツヅラ属、ムラサキシキブ属、クサギ属、イワダレソウ属、そしてハマゴウ属等があります。その幾つかは良く知られていますが、ムラサキシキブやクサギ、ランタナなど、どれも球状の実を付ける事が思い浮かべられます。このハマゴウも、球状の実を付けます。

 浜辺に生育するハマゴウの実は、コルク質で、波に運ばれて行く海流散布植物として適した構造をしています。日本では本州以南に、また、東南アジアを越えてオーストラリアに達し、南大西洋岸にまで分布しています。実のできはじめは緑色で、やがて赤くなり、熟すと黒色に変化します。この状態でも萼が付いたままになっています。核果で、内部に4個の種子が入っています。

 乾燥させた果実をマンケイシ(蔓荊子)と呼び、滋養強壮、解熱、消炎に使われる事から、薬草園で栽培されている事があります。花を愛でたり観葉植物として扱う事は稀で、もっぱら薬用として重んじられてきました。

参考:ハマゴウ(浜栲)/花

Japanese common name : Hamagou
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Vitex rotundifolia L.f.
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2005.11.22


ハマゴウ(浜栲)
別名:ハマハヒ(浜未浜比)
シソ科ハマゴウ属
学名:Vitex rotundifolia L.f.
花期:7月~9月 落葉小低木 樹高:30~60cm 花径:10~15mm
果期:9月~10月 実径:約8mm

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【学名解説】
Vitex : vieo(結ぶ)/ハマゴウ属
rotundifolia : rotundifolius(円形葉の)
L.f. : Carl filius Linnaeus (1741-1783)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から0km 左岸浜辺 2005.11.22
静岡県焼津市石津浜 2015.08.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

9 December 2005
Last modified: June 14, 2008
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by pianix | 2005-12-09 00:00 | 海辺の植物 | Trackback | Comments(2)
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Commented by brizu at 2005-12-12 11:16
おっ、いいっすねぇ、この写真
ハマゴウが渋い。
この時期のハマゴウはもって帰りたくなっちゃいます(しないけど)。
これもずっと残っていて欲しいですね。
Commented by pianix at 2005-12-12 19:25
brizuさん
私は持って帰りました。いけなかったのかなぁ
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