ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)
 ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。福島県以西に分布し、太平洋岸の暖地に生育する常緑高木です。ユズリハ科(Daphniphyllaceae Muller Argau, in Candolle, 1869)には10属があり、ユズリハ属(Daphniphyllum Blume, 1826)には約10種があります。名の由来は、新しい葉が出揃うと古い葉(2年葉)が後を譲るように一斉に落葉する事から。新旧の交代が限りなく続くようにとの願いを込めて、縁起物として正月の飾りに使われました。

 雌雄異株で、雌花は花弁と萼片を欠く小さな緑色、雄花は暗赤色です。新しく出た葉の付け根に付きます。葉は長楕円形で、長さ20cm程。厚く光沢があり、互生し放射状に取り巻きます。新しい葉は上向きに、古い葉は垂れ下がります。葉枝は赤くなります。アルカロイドを含み、動物(牛)の中毒事例(北海道・静岡)が報告されています。果実は赤く、熟すと黒藍色になります。

 庭木として利用されます。変種として、矮性(樹高2m程度)のエゾユズリハ(蝦夷譲葉)D. macropodum Miq. var. humile (Maxim.) Rosenth.もあります。古来は「ゆずる葉」として、万葉集に「あど思へか阿自久麻山のゆずる葉の含まる時に風吹かずかも」(巻十四、三五七二)と詠まれています。                       

Japanese common name : Yuzuri-ha
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Daphniphyllum macropodum Miq.


ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)
ユズリハ科ユズリハ属
学名:Daphniphyllum macropodum Miq.
花期:4月~5月 常緑高木 樹高:4~10m 総状花序:4~8cm 雌花:7mm 果期:10~11月

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【学名解説】
Daphniphyllum : daphne(月桂樹の古名)+ phyllon(葉)/ユズリハ属
macropodum : 長柄の/太い軸の
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)

撮影地:静岡県静岡市
西ヶ谷総合運動場(植栽) 2005.11.29
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 11, 2008
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by pianix | 2005-12-31 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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