ブンタン(文旦)
 昨年の年末に、宅配便で小荷物が送られてきました。発送人に心当たりが無く、配達人に尋ねたら「ブンタンさんからです」との事。住所を見ると高知県らしい。ますます心当たりが無く不安一杯で受け取りました。包みを開けると、果実のブンタンでした。応募していたのをすっかり忘れていましたが、当選して、高知県園芸連から送られてきました。箱には「温室文旦」と書かれていました。

☆  ☆  ☆

 ブンタン(文旦)は、ミカン科ミカン属の常緑小高木です。アジア南部が原産です。名の由来は4つほど伝承されていますが、一般的に中国籍船長の謝文旦に因んだとされ、17世紀(江戸時代初期)頃に伝わったと言われています。ボンタンと発音すると「ボンタン飴」を思い出します。ザボンはポルトガル語で、砂糖漬けである「ザボン漬け」として知られています。これら全ては同じ物です。土佐ブンタンは、元々は鹿児島県姶良郡加治木町にあった老木のようです。高知農事試(現在の高知県農業技術センター果樹試験場)に移植されていた苗木が出されて栽培され始め、昭和34年に「土佐ブンタン」の名称に統一されたとされています。

 ミカン科(Rutaceae Juss. (1789))は、150属をかかえる大きな科で、約900種が知られています。ミカン属(Citrus L. (1753))は159種があります。日本には明治時代に導入されました。中国名で檸檬。クエン酸は、別名のクエン(枸櫞)が由来。

 大型の柑橘類で思い出すのがナツミカンで、ブンタンは食べた記憶がありません。なかなかの味で、家族に好評でした。良い香りだと言っていましたが、私には皮が少し蝋臭く感じました。ビタミンC・P等を多く含むため、昔から高血圧の薬と言われていたようです。上品な甘さでした。ブンタンは柑橘の黄色系で果糖を含み、お馴染みのウンシュウミカンに代表される赤色系は蔗糖なのだそうです。

参考:ミカン科ミカン属 ウンシュウミカン(温州蜜柑) レモン(lemon/檸檬)

Japanese common name : Zabon
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Citrus maxima (Burm.) Merr.
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葉柄には翼がある


ブンタン(文旦)
和名:ザボン(朱欒)zamboa/別名:ボンタン(文旦)
ミカン科ミカン属
学名:Citrus maxima (Burm.) Merr.
synonym : Citrus grandis (L.) Osbeck
花期:5月 常緑小高木 樹高:3m 果期:10月~12月 実径:15~25cm

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【学名解説】
Citrus : kitron(箱)、レモンの古名/ミカン属
maxima : maximos(最大の)
Burm. : Johannes Burman (1706-1779)
Merr. : Elmer Drew Merrill (1876-1956)
---
grandis : 大形の
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Osbeck : Pehr Osbeck (1723-1805)
f. : forma(品種)
Tosabuntan : 土佐文旦

撮影地:静岡県静岡市
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

4 January 2006, 11 June 2008, 23 May 2010
Last modified: 23 September 2015
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by pianix | 2006-01-04 00:00 | | Trackback | Comments(1)
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Commented by brizu at 2006-01-05 09:57
こんにちは
僕の九州の知り合いから、以前送っていただいたことがあり、
それ以来、ザボンが大好きになりました。
それは実も子供の頭よりも大きく、
みずみずしくて本当においしいものでした。
こちらで買っても高く、実もそれほどおいしくないものばかりです。
いつか、芋焼酎とザボンを仕入れに、
九州に行きたいと思っています。
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