レモン(lemon/檸檬)
 レモン(檸檬)は、ミカン科ミカン属の常緑低木です。原産地はインド北部で、現在では地中海沿岸地方、アメリカ合衆国が主な産地となっています。日本には明治時代に導入されました。中国名で檸檬。クエン酸は、別名のクエン(枸櫞)が由来。

 ミカン科(Rutaceae Juss. (1789))は、150属をかかえる大きな科で、約900種が知られています。ミカン属(Citrus L. (1753))は、約159種があります。

 枝には短い棘があり、葉は互生し、楕円形で先端が尖り鋸歯があります。 蕾は淡紫色で、花は白色もしくはピンクの5裂する花弁があり、香りがあります。両性花です。外果皮に油室があります。果実は、多肉果のひとつである、蜜柑状果です。中果皮はパルプ状、内果皮は毛状となり、果汁を蓄えた果実を言います。潮風への耐性があるので海岸沿いでも栽培は可能です。他の柑橘類との混在栽培も行われます。収穫は、一般的には10~12月ですが、果実が大きくなったらいつでもできます。

 果実は紡錘形の液果(水分の多い肉質の果皮をもつ・多肉果)で、エーテル性のオイル、蓚酸カルシウム(Calcium oxalate, CaC2O4)、イソキノリン系のアルカロイド(alkaloid)やクマリン(Coumarin, C9H6O2)が含まれます。レモン1個分のビタミンC標準含有量は20mgです。香りがあり強い酸味(pH2)があります。香りの成分はテルペン系炭化水素のd-リモネン (Limonene, C10H16)です。溶剤として使われます。また、含まれるポリフェノールの1種であるエリオシトリン(Eriocitrin, C27H32O15)は、活性酸素を押さえる抗酸化効果があることが分かっています。

参考:ミカン科ミカン属 ウンシュウミカン(温州蜜柑) ブンタン(文旦)

Japanese common name : Lemon
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Citrus limon (L.) Osbeck


レモン(lemon/檸檬)
別名:クエン(枸櫞)
ミカン科ミカン属
学名:Citrus limon (L.) Osbeck
花期:四季咲き性(主に5月) 常緑低木 樹高:3~6m 花径:4cm 果期:10~12月

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【学名解説】
Citrus : kitron(箱)、レモンの古名/ミカン属
limon : limosus(湿地帯生の)イタリアでの名
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Osbeck : Pehr Osbeck (1723-1805)

撮影地:静岡県静岡市
葵区牛妻(植栽) 2006.01.17
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

25 January 2006, 23 May 2010
Last modified: 12 December 2016
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by pianix | 2006-01-25 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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