タマリュウ(玉竜)
 タマリュウ(玉竜)は、キジカクシ科(旧分類ユリ科)ジャノヒゲ属の多年草です。日本や中国を原産とし、国内では北海道西部から九州までに分布するジャノヒゲ(蛇の髭)の園芸用矮性品種です。タマリュウはギョクリュウとも呼ばれます。耐寒性があり、日陰でも生育する事から、主にグランドカバーとして使われます。ジャノヒゲに比べて小型である以外は性質が同じで、取扱も準じます。従って、ジャノヒゲ(蛇の髭)を参照下さい。

 キジカクシ科(Asparagaceae Juss. (1789))は、約150属2500種が分布します。旧分類ユリ科(Liliaceae Juss. (1789))は、世界の温帯と熱帯に約240属4000種が分布します。ジャノヒゲ属(Ophiopogon Ker-Gawler (1807))は、世界に約65種があり、日本には4種1)が分布します。

 繁殖は種子でもできますが、株分けが一般的です。夏と冬を避け、3月から4月頃、9月から10月頃に株を小分けにして植え替えます。種子を保存する時は乾燥に注意して3月か4月頃までに蒔きます。植え替え時に準じて置肥(固形)をします。成長が遅い事を考慮して、間隔をあまり開けずに植え込みます。

1)日本に分布するジャノヒゲ属の4種
ノシラン(熨斗蘭)Ophiopogon jaburan (Siebold) Lodd.
ヨナグニノシラン(与那国熨斗蘭)Ophiopogon reversus C.C.Huang 
ジャノヒゲ(蛇の髭)Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker Gawl.
オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)Ophiopogon planiscapus Nakai
※ヨナグニノシラン(与那国熨斗蘭)は、絶滅危惧IA類(CR)。オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)は、日本固有種。

参考:ジャノヒゲ(蛇の髭)ヤブラン(薮蘭)ヒメヤブラン(姫藪蘭)

Japanese common name : Tamaryuu
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Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker-Gawl. f. nanus hort. 'Nanus'


タマリュウ(玉竜)
別名:チャボジャノヒゲ(矮鶏蛇の髭)/チャボリュウノヒゲ(矮鶏龍の髭)
キジカクシ科ジャノヒゲ属
学名:Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker-Gawl. f. nanus hort. 'Nanus'
花期:7月~8月 多年草 草丈:5~8cm 果期:12月~1月

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【学名解説】
Ophiopogon : ophio(蛇)+pogon(髭)/ジャノヒゲ属
japonicus : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Ker-Gawl. : John Bellenden Ker Gawler (1764-1842)
f. : forma(品種)
nanus : 小さい・低い
hort. : hortorum(庭園の)

撮影地:静岡県静岡市
静岡市駿河区谷田(植栽) 2006.02.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

12 February 2006
Last modified: 03 April 2014
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by pianix | 2006-02-12 00:00 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by yamome516 at 2006-02-17 17:20
これ、リュウノヒゲではいけないのでしょうか?
植物の名前は、なかなか難しいですね!
Commented by pianix at 2006-02-18 19:25
yamome516さん
良いんじゃあないでしょうか。品種が異なるだけだし。
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