キダチアロエ(木立アロエ)
 キダチアロエ(木立アロエ)は、ススキノキ科(分類体系によりアロエ科、ユリ科、ツルボラン科)アロエ属の多年草です。南アフリカ原産で、日本へは鎌倉時代に入り、江戸時代に広まったと言われていますが、諸説があります。関東以西では露地植が可能で、日本の風土に合った種類と言われています。生産国は日本と韓国で、伊豆半島はアロエ産地として有名です。

 アロエ属の科は分類体系によって異なり、、APG植物分類体系(APG III)ではススキノキ科((Xanthorrhoeaceae Dumort. (1829)))、新エングラー体系ではユリ科(Liliaceae Juss. (1789))、クロンキスト体系ではアロエ科(Aloaceae Batsch (1802))になります。アロエ科には5属700種が分布します。アロエ属は、世界に約350種類、日本には約80種類があると言われています。

 アロエは、木立性種と無茎種に分けられます。キダチアロエは木立性種で、原産地では3m程の低木になります。狭披針形で肉厚の葉を持ち、棘状の鋸歯を持ちます。葉肉の汁には苦味成分のアロイン(Aloin)が含まれています。食用に使うのは、苦味のないアロエベラ(Aloe vera)です。俗称、「医者いらず」で、便秘や健胃に用いる他、外用として火傷に使われます。総状花序に4cm程の赤橙色の筒状花を付けます。繁殖は挿し芽、株分けで行います。

 別名、キダチロカイ(木立蘆薈)は、アロエ(Aloe)をロエと誤発音し、廬=ロ・薈=エとしたものをロカイと誤読したものです。従って、あえてこの名称を使用する必要は無いと思われます。聖書にも何度も出てきます。最初に出てくるアロエの箇所は、「それは広がる谷 大河の岸の園のようだ。それは主が植えられたアロエの木のよう 水のほとりの杉のようだ。」民数記24章6節(新共同訳)です。

参考:アロエ・ストリアーチュラ(Aloe striatula)

Japanese common name : Kidati-aroe
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Aloe arborescens Mill.


キダチアロエ(木立アロエ)
別名:キダチロカイ(木立蘆薈)
ススキノキ科(分類体系によりアロエ科、ユリ科、ツルボラン科)アロエ属
学名:Aloe arborescens Mill.
Aloe arborescens Mill. var. natalensis A. Berger
花期:12月~3月 多年草 草丈:20~100cm 花序:20cm

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【学名解説】
Aloe : alloeh(苦い)/アロエ属
arborescens : 亜高木の
Mill. : Philip Miller (1691-1771)
---
var. : varietas(変種)
natalensis : ナタール(南アフリカ)の
A. Berger : Alwin Berger (1871-1931)

撮影地:静岡県静岡市
駿河区中島(植栽) 2005.11.22
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 February 2006
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by pianix | 2006-02-18 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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