シロバナヒメオドリコソウ(白花姫踊子草)
 私は、自然を見続ける事をしたいのですが、時間がないと焦りを感じています。知りたい事がたくさんあるのに、残された時間は僅かです。もっと早くから観察を始めていれば良かったと後悔をしています。しかし、どんなに早くから始めたとしても、同じように時間がないと感じるのかもしれません。それはともかく、本当にやりたい事や知りたい事は若い時に見つけ出し、若い時から始めるべきです。短期間に結論が出るような事は多くは無いからです。

 この世界は、毎日のように悲惨な出来事が起こっています。その反面、夕焼け空を見て、何て美しいのだろうと感じるのも、この世界です。太陽からの距離、大気を吹き飛ばさず温度を上げすぎない適度な自転等、奇跡的な環境の地球である事を思う時、この自然界に愛着が湧いてきます。この環境を壊さず、次の世代に引き継ぐにはどうしたらよいのか、それに心が捕らわれています。その中で、河川工事が進んでいます。利便を良くするのが行き過ぎると、環境を壊す事につながります。工事は、植物学・動物学等の研究者の意見も取り入れて細心の注意を持って行われるようにと祈るばかりです。そして、市民全体が自然と触れ合い、認識を持つ事の重要性も痛感します。

 環境整備のための草刈り作業が行われている場所で、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)が元気良く咲いていました。その中に見慣れない白色の花を見つけました。シロバナヒメオドリコソウ(白花姫踊子草)です。私は、初めて見ました。花が白いだけですが、別種のような雰囲気がありました。高貴な感じさえ漂わせています。他には見あたりませんでした。草刈りされてしまう前に移動させる事にしました。3本の茎が立ち上がって、その内の1本を採ろうとしました。掘り下げてみると、それは1株にまとまっていました。

 シロバナヒメオドリコソウは、ヒメオドリコソウのシロバナ品種という位置づけです。ヒメオドリコソウを参照下さい。

Japanese common name : Shirobana-hime-odoriko-sou
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Lamium purpureum L. f. albiflorum Goiran


シロバナヒメオドリコソウ(白花姫踊子草)
シソ科オドリコソウ属
学名:Lamium purpureum L. f. albiflorum Goiran
花期:4月~6月 越年草(1~2年草) 草丈:15~25cm

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【学名解説】
Lamium : イラクサ様植物の古代ラテン名|laipos(喉)/オドリコソウ属
purpureum : purpureus(紫色の)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
f. : forma(品種)
albiflorum : albiflorus(白花の)
Goiran : Agostino (Augustin) Goiran (1835-1909)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸土手 2006.02.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 Februaryl 2006
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by pianix | 2006-02-23 00:00 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by brizu at 2006-02-24 10:41
初めてみました。
工事のための草刈にあいそうだったら、
僕も採取すると思います。
少なくともその花をどこかに残したいと思いますから。
他の誰でもなく、自然のあり方や、思いや
深く考慮される、pianix さんに救われたことが
何より良かったです。
野に咲いていて美しいものは、野に残しておける
環境作り・・・人が人である以上、矛盾もはらんでいますが、
そんなものを目指すことが出来れば、
宇宙も笑ってくれるでしょうか?
Commented by J.J at 2006-02-25 19:53 x
踊り子たち、助かってよかったですね。
花のとき、見てけられて喜んでいることでしょう。
私も一緒に喜ばせてください。
Commented by pianix at 2006-02-25 20:38
brizuさん、こんにちは。
ご理解頂けてありがとうございます。
図鑑だけで知っていた花が目の前にあると、一日がとても幸せになります。
Commented by pianix at 2006-02-25 20:43
J.Jさん、こんにちは。
そうなのですね、花が咲くまで区別が付きません。
野草は歩いてやってきませんから、こちらから会いに行く必要がありますね。気が付かないで通り過ぎる場合もあるかもしれません。
一緒に喜んでくれてありがとうございます。
いい人達ばかりですね。私とは大違いの人がたくさんにて、私も喜んでいます。
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