ナミハナアブ(並花虻) 2
 先へ進めません。野草観察で、安倍川の上流へ行きたいと思っているのに、毎回の如く同じ場所で時間切れになってしまうのです。そこで今年初めて会う野草や昆虫などと遊んでしまうからです。しかし、先へ進めなくても、それはそれで充分楽しい事です。昆虫の場合は、動き回るので、多くの時間が必要になります。

 ナミハナアブ(並花虻)と今年初めて出会いました。セイヨウカラシナ(西洋芥子菜)の花を忙しく渡り歩いていました。蜂と違って、刺す事がありませんから安心して近寄れます。そして近寄ると逃げられます。ピントを合わす暇がありません。まだ寒い頃から飛び回るので、その頃に咲く虫媒花の貴重なお客になります。

 双翅目、つまりハエ目であって、ハエの仲間です。擬蜂と言って、ハチに擬態しているので怖がる人もいます。双翅目は日本だけでも5300種いるといわれています。その中でもナミハナアブは比較的多く目にする事ができる身近な存在です。ハチの翅は、前翅・後翅の計4枚ありますが、ナミハナアブの翅は2枚しかありません。実際は後翅が変化して棒状の小さな突起(平均根)になっています。

 ナミハナアブの口は蜜を吸う為に、恐ろしく長い感じがします。しかもこれは収納可能となっています。ハナアブの触角はハエに近く、人を刺すアブ(虻)とは形態が異なっています。小さな黒色の米粒状のものから毛が生えたように見えます。全体が黒色で、腹部にオレンジ色の三角斑が目立ちます。太い帯模様が中央付近で切れています。静止した時に良く見ないと分からないのですが、翅に黒色化した部分があります。

 ナミハナアブ(並花虻)を参照してください。

参考:ナミハナアブ(並花虻) オオハナアブ(大花虻) ナミホシヒラタアブ ホソヒラタアブ(細扁虻)

Japanese common name : Nami-hanaabu
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Eristalis tenax (Linnaeus, 1758)
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ナミハナアブ(並花虻)
ハエ目(双翅目)ハナアブ科ナミハナアブ亜属
学名:Eristalis tenax (Linnaeus, 1758)
出現期:3月~11月
体長:14~16mm
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9km 左岸 2006.03.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 4 March 2006
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by pianix | 2006-03-04 00:00 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by ダッファー at 2007-11-20 11:48 x
こんにちは。
ナミハナアブ、ハナアブで検索し、たどり着きました。
大変鮮明な画像と説明文に感心しております。
ありがとうございました。
Commented by pianix at 2007-11-21 13:35
ダッファーさん、コメントありがとうございます。
ダッファーさんのブログを拝見させて致しました。
ゴルフをしているとスズメバチが飛んできて怖い思いをする事があるかもしれません。
その点、ハナアブは安心できますね。
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