ユキヤナギ(雪柳)
 ユキヤナギ(雪柳)は、バラ科シモツケ属の落葉低木です。原産地が中国から日本にかけてとされています。中国東部、日本の関東以西から九州にかけて分布します。自生地は川沿いです。ただし、日本のものは帰化植物とする説もあります。

 ヤナギと名が付いていますがヤナギ科ではなくバラ科です。バラ科(Rosaceae Juss. (1789)) は、シモツケ亜科・バラ亜科・サクラ亜科・ナシ亜科の4亜科に分けられ、シモツケ亜科はこれらの内で最も原始的な一群であると考えられています。シモツケ属(Spiraea L. (1753))は、北半球の温帯から亜寒帯にかけての高山帯に約120種が分布し、日本には10種が自生します。

 名の由来は、小さな白花を雪に見立て、葉が柳のようである事から。別名はコゴメバナ(小米花)ですが、コゴメヤナギ(小米柳)と混同する事例が多くあります。コゴメバナは、蕾を米に見立てたものです。英名は、thunbergs spirea。

 株立ち状の分岐した細い茎は弓状に曲がります。樹皮は暗灰色。葉には短い柄があり互生します。狭皮針形の長さ2~3cm程で、細かな単鋸歯があります。花は新葉と共に開き散形花序を形成します。白色の花弁が5個あり、花径は約8mmで平開します。萼片は5個。雄しべは約20本、中央に花柱が5個あり、基部に黄色の蜜腺があります。

 性質が強健であることから、庭や公園に植栽される事が多いようです。放任すると花後に種子が散り自然実生ができます。早生や晩生の園芸品種も出回っています。

Japanese common name : Yuki-yanagi
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Spiraea thunbergii Siebold ex Blume
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ユキヤナギ(雪柳)
別名:コゴメバナ(小米花)
バラ科シモツケ属
学名:Spiraea thunbergii Siebold ex Blume
花期:3~4月 落葉低木 樹高:100~150cm 花径:8~10mm

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【学名解説】
Spiraea : speira(螺旋)/シモツケ属
thunbergii : Carl Peter Thunberg (1743-1828)に因む
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&に同じ)
Blume : Carl Ludwig von Blume (1796-1862)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川河/口から8.5km 左岸土手(植栽) 2006.03.14
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 14 March 2006
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by pianix | 2006-03-14 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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