ハクモクレン(白木蓮)
 ハクモクレン(白木蓮)は、モクレン科モクレン属の落葉高木です。中国中部地方原産の花木です。正確な時期は不明ですが、日本へは遅くとも江戸初期には渡来されていたと言われています。「大和本草」(1708年)に記載があります。ヨーロッパには18世紀終わり頃に入り、現在も栽培されています。名の通り、モクレンに対し白色の花をつけます。古くはモクラニ(毛久良爾)とも呼ばれていました。中国名は玉蘭。

 モクレン科(Magnoliaceae Juss. (1789))は、アジア、アフリカの温帯および亜熱帯に13属240種が分布します。属名のマグノリア(Magnolia L. (1753))は、フランスのモンペリエ植物園園長マニョール(Pierre Magnol)の名に因むもので、アジアとアメリカ大陸に約90種があります。日本にはモクレン属6種、オダマキ属1種が自生します。

 幹は主幹を持ち、直立して分枝し縦に伸びます。。樹皮は灰白色。葉は広倒卵形で全縁、長さは10~15cmです。花は葉に先立って上向きに咲きます。花弁は6枚で萼片は3片ですが、どちらも白色で同じ大きさである事から区別しずらく、9枚にも見えます。耐寒性はありますが、花弁は寒さに弱く褐色化します。10cm程の細長い果実を付けます。近似種に、花弁の下側半分が紅色を帯びるサラサモクレン(更紗木蓮)があります。モクレンとハクモクレンの掛け合わせ種です。

☆  ☆  ☆

 仕事のできる人は、何事も「後で」とは言わないようです。仕事が詰まっているので後回しにできず、即断します。次から次へと仕事を片づけていく様は、見ていて気持ちが良いものです。さて、私はこの時期、余暇にこなさなければならない仕事をたくさん抱え込んでいます。1週間は外出しては駄目と自分に言い聞かせるものの、いつの間にか野草と遊んでいます。それで仕事は溜まるばかり。溜まると後が大変です。何から手を付けたら良いのか混乱もします。しかし、花は待っていてくれません。美しく咲いたモクレンは、たった一日の寒波で茶色くなってしまったのです。

Japanese common name : Haku-mokuren
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Magnolia denudata Desr.


ハクモクレン(白木蓮)
モクレン科モクレン属
学名:Magnolia denudata Desr.
synonym : Magnolia heptapera (Buc'hoz) Dandy
花期:3月 落葉高木 樹高:2~15m 花径:15cm 果期:10月

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【学名解説】
Magnolia : Pierre Magnol (1738~1815)に因む/モクレン属
denudata : denudatus(裸の、露出した)
Desr. : Louis Auguste Joseph Desrousseaux (1753-1838)
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heptapera : heptaphyllus(七葉の)
Buc'hoz : Pierre Joseph Buc'hoz (1731-1807)
Dandy : James Edgar Dandy (1903-1976)

撮影地:静岡県静岡市
葵区西ヶ谷(植栽) 2006.03.13
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 15 March 2006
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by pianix | 2006-03-15 00:00 | | Trackback(1) | Comments(0)
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