シナレンギョウ(支那連翹)
 桜が咲く頃、鮮やかな黄色の花を咲かせるレンギョウ(連翹)があります。辺り一面が明るい雰囲気になります。このレンギョウの後ろにサクラが咲くとコントラストが美しく、毎年楽しみにする風景の一つになっています。付近に咲くレンギョウを調べて回ったら、ほとんどがシナレンギョウでした。

 シナレンギョウ(支那連翹)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木です。中国が原産で、日本へは古くに観賞用として渡来しました。1923年渡来との説もあります。名の連翹は漢名を音読みしたもので、中国ではトモエソウ(巴草)Hypericum ascyron L.を指し、これを誤って付けたもの。本来の漢名は黄寿丹です。英名は、Golden-bolls。

 変種に朝鮮原産のチョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)があります。日本原産種に、ヤマトレンギョウ(大和連翹)とショウドシマレンギョウ(小豆島蓮翹)があります。モクセイ科は世界の熱帯から温帯にかけて、約27属600種が分布します。レンギョウ属は東アジア、ヨーロッパ東部に数種が分布します。

 枝や幹は直立します。チョウセンレンギョウの場合は枝が湾曲します。枝は中空で、髄があり隔壁(薄い膜の仕切り)があります。レンギョウにはありません。葉は対生し、鋸歯が先端の半分程まであります。チョウセンレンギョウの場合は、ほぼ全面にあります。葉の長さは5~10cm程。花冠は25mm程で、黄色。深く4裂し、下向きに咲きます。雌雄異株です。雄しべは2個で、花柱は雄しべより長く突き出ます。卵形の朔果をつけます。生薬として使うのは、この果実で、消炎・利尿・排膿・解毒に利用されます。挿し木で簡単に殖やせます。

***
【日本原産】
ヤマトレンギョウ(大和連翹):Forsythia japonica Makino
ショウドシマレンギョウ(小豆島蓮翹):Forsythia togashii Hara
【中国原産】
レンギョウ(連翹):Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl
【朝鮮原産】
チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹):Forsythia viridissima Lindl. var. coreana Rehd.
【バルカン原産】
フォルシティア・エウロパエア:Forsythia europaea Deg. et Bald.

Japanese common name : Shina-rengyou
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Forsythia viridissima Lindl.


シナレンギョウ(支那連翹)
モクセイ科レンギョウ属
学名:Forsythia viridissima Lindl.
花期:3月~4月 落葉低木 樹高:2~3m 花径:25mm

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【学名解説】
Forsythia : William Forsyth(1737-1804)に由来/レンギョウ属
viridissima : viridissimus(濃緑色の)
Lindl. : John Lindley (1799-1865)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸土手(植栽) 2006.03.30
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 31 March 2006
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by pianix | 2006-03-31 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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