ホタルカズラ(蛍葛)
 ホタルカズラ(蛍葛)は、ムラサキ科ムラサキ属の多年草です。北海道、本州、四国および九州に分布し、生息環境の日当たりがよい場所に自生します。海外では朝鮮・中国・台湾に分布します。生息個体数が激減し、県によっては絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっています。名の由来は、花色の青紫色と中央の白い星形をホタルの光と見立てたものと言われています。カズラ(葛)は蔓性植物の総称です。

 ムラサキ科(Boraginaceae Juss. (1789))は、世界に約154属2500種類があり、地中海沿岸などの温帯に分布します。日本には14属28種、11種の草本が自生します。ムラサキ属(Lithospermum L. (1753))は、北半球に約45種類が分布します。

 茎は細く、地を這います。茎と葉は有毛です。花の時期は茎を立ち上げ15cm程になります。花後に匍匐枝(ほふくし|stolon)を出し、発根して新しい株を作り増殖します。葉は互生し、2~6cm程の長さの倒被針形です。花期は4月から5月頃。葉腋に鮮やかな青紫色の花を咲かせます。漏斗状の合弁花で5裂し、中央から5本の白い隆起線を伸ばします。花径は、実測値で18~20mmでした。雄しべは5本。小堅果の白い種子を付けます。染色体数は、2n=16。

 品種に、シロバナホタルカズラ(白花蛍葛)Lithospermum zollingeri A.DC. f. albidum (Honda) H.Hara があります。似た名前のミヤマホタルカズラ(深山蛍葛)Glandora diffusa (Lag.) D.C.Thomas は、ヨーロッパ原産でミヤマホタルカズラ属の常緑小低木であり、園芸用途で扱われます。

Japanese common name : Hotaru-kazura
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Lithospermum zollingeri A.DC.


ホタルカズラ(蛍葛)
ムラサキ科ムラサキ属
学名:Lithospermum zollingeri A.DC.
花期:4月~5月 多年草 草丈:10~15cm 花径:15~20mm

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【学名解説】
Lithospermum : lithos(石)+sperma(種子)/ムラサキ属
zollingeri : Heinrich Zollinger (1818-1859) オランダの植物学者ツォーリンゲルの
A.DC. : Alphonse Louis Pierre Pyramus de Candolle (1806-1893)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸土手 2006.04.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

8 April 2006
Last modified: 3 April 2015
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by pianix | 2006-04-08 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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