ミゾコウジュ(溝香薷)
 ミゾコウジュ(溝香薷)は、シソ科アキギリ属の2年草(越年草)です。日本、朝鮮、台湾、中国、インドシナ、インド、アフガニスタン、マレーシアおよびオーストラリアに分布します。国内では本州・四国・九州・沖縄に分布する在来種です。明るい湿った環境に野生します。名の由来は、溝に生えるコウジュ(香薷)から。コウジュはナギナタコウジュ(薙刀香薷)を代表とする薬草の総称です。

 環境省レッドデータブックでは、現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種の「準絶滅危惧(NT)」に指定されています。静岡県版レッドリスト2004(平成16)年でも、同様の準絶滅危惧(NT)に指定されています。減少の原因は、護岸工事や舗装化等の生息地における環境要因の影響によるものと言われています。

 シソ科(Lamiaceae Martinov (1820))は、北半球の地中海沿岸や中央アジアを中心に約250属7000種が分布します。日本には約28属90種があります。保留名である新エングラー体系でのシソ科の学名Labiataeは、Labea(唇)に基づいた名称で、戦前は唇形科とされていました。英名ではMint familyと言われるように、香気を持つものが多くあります。アキギリ属(Salvia L. (1753))は、熱帯から温帯にかけて分布し500~900種以上があると言われています。日本には10種程が野生します。

 冬に、長楕円形で長い柄を持つロゼットを形成します。葉は対生します。茎葉は鈍い鋸歯がある広楕円形です。茎は、シソ科の特徴である四角形で直立します。下向きの毛が生えています。花期は5月から6月頃。高さ30~70cmになり、葉腋から長さ8~10cmの円錐花序を出します。花冠は淡紫色で、径2mm程の唇形花です。下唇に紫色の斑点模様があります。果実は倒卵形の小堅果です。民間薬として全草を解毒・尿血などの止血に用います。

 類似種として、トウバナ(塔花)Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze 、秋に咲くイヌコウジュ(犬香薷)Mosla punctulata (J.F.Gmel.) Nakai と、ナギナタコウジュ(薙刀香薷)Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl. があります。

【警告】
6月の薬草(1-20) - 日本の薬草
http://sasa23.hanagumori.com/6gatu.htm
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2015.01.24

Japanese common name : Mizo-kouzyu
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Salvia plebeia R.Br.

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茎は四角形で、葉は対生する

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ミゾコウジュ(溝香薷)
シソ科アキギリ属
学名:Salvia plebeia R.Br.
別名:ユキミソウ(雪見草)
花期:5月~6月 2年草(越年草) 草丈:30~70cm 花冠長:2~3mm

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【学名解説】
Salvia : salvare(治療)/アキギリ属
plebeia : plebeius(普通の)
R.Br. : Robert Brown (1773-1858)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.05.15, 2006.05.24
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 May 2006
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by pianix | 2006-05-23 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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