クララ(眩/苦参)
 クララ(眩/苦参)は、マメ科クララ属の多年草です。中国が原産で、朝鮮半島にも分布し、アメリカに帰化しています。日本では本州以南に分布する在来種です。外国女性と間違えられそうな名になっています。名の由来は、根を噛むと目が眩むほど苦い事から眩草(くららぐさ)であって、それが短縮されたものと言われています。英名は、Ku shen。

 マメ科(Fabaceae Lindl. (1836))は、世界に約650属18,000種があり、日本には41属100種が自生します。クララ属(Sophora L. (1753))は、世界に約50種があります。

 根は人参に似た直根で、肥大した塊根になります。乾燥させた塊根は、日本薬局方の生薬で苦参(クジン|Sophorae Radix)として健胃・利尿・解熱・鎮痛薬に用いられます。当然ながら素人療法は危険です。茎や葉には、マトリン(matrine)等のアルカロイドを含み、誤食すると痙攣を引き起こします。

 茎の断面は円形で、下部は木質化し、草丈は80~150cmになります。葉は、互生する奇数羽状複葉で、葉序の長さは20~25cmです。小葉は長さ2~4cm、幅4~14mm程の狭長楕円形で、15~43枚が付きます。

 花期は6月から7月頃。茎や枝先に長さ16~25cmの総状花序を出します。小花は長さ15~20mmの蝶形花で、淡黄色あるいは淡紅色です。蝶形花は、旗弁・翼弁・舟弁あるいは竜骨弁と呼ばれる部分からなります。両性花です。果実は長さ7~8cmの豆果で、4~5個の種子があります。オオルリシジミ幼虫の食草としても知られています。染色体数は、2n=18。

Japanese common name : Kurara
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Sophora flavescens Aiton

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蝶形花を密生させる

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クララ(眩/苦参)
別名:マトリグサ(マトリ草)/クサエンジュ(草槐)
マメ科クララ属
学名:Sophora flavescens Aiton
花期:6~7月 多年草 草丈:80~150cm 総状花序:16~25cm

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【学名解説】
Sophora : 蝶のような(アラビア語)/クララ属
flavescens : 黄色っぽくなる
Aiton : William Aiton (1731-1793)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸土手 2006.05.30
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

3 June 2006
Last modified: 13 June 2012
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by pianix | 2006-06-03 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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