メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)
 メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)は、ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草です。日本には関東以西から九州に分布する帰化植物で、昭和四十年代から増え始めました。渡来時期も不明で、園芸用途に渡来したものが逸出したものと考えられています。種小名にメキシコとありますが、原産地は不明です。米軍関係者によって持ち込まれたとする説もあります。

 名の由来は諸説あり不明です。メキシコから種子が輸入された、メキシコが原産、等です。マンネングサは、多肉質で常緑である事からで、マンネングサ属(キリンソウ属)の総称です。属名のSedumは「座る」で、岩の上に座るように自生する姿に由来します。英名は、Mexican stonecrop。中国名は、松葉佛甲草。

 ペンケイソウ科(Crassulaceae J. St.-Hil., 1805)は、アフリカ・ユーラシア・北アメリカに多く、約30属1500種が分布します。マンネングサ属(Sedum L. (1753))は、北半球の温帯と暖帯に約500種が分布します。日本には約17種が自生します。

 茎は高さ10~20cmになります。葉は肉質円柱状で光沢がある鮮緑色。長さ5~20mm、幅1~3mmの線状披針形です。3~5個が輪生し、花茎では互生します。花茎の先に、5本程の枝を傘状に広げ集散花序を形成し、径7~12mmの濃黄色の5弁花を20~40個、互生します。花弁先端は鋭形。萼は5個。雄しべは10本。葯は濃黄色で、裂開後は赤味を帯びます。果実は袋果です。径約5mm。種子は1mm以下の大きさで瘤状突起があります。染色体数は、2n=36。

 耐暑・耐寒・耐乾・耐湿等の環境耐性が強い事からセダム工法としてビルの屋上緑化や断熱にも使われます。屋上緑化は地域によっては義務化されていて、本種が多用されます。繁殖力が強く、挿し木や種子で容易に増殖できます。

Japanese common name : Mekisiko-man'nen-gusa
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Sedum mexicanum Britton

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2006.05.24


メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属
学名:Sedum mexicanum Britton
花期:4月~5月 多年草 草丈:10~20cm 花径:7~12mm

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【学名解説】
Sedum : sedere(座る)/マンネングサ属
mexicanum : mexicanus(メキシコの)
Britton : Nathaniel Lord Britton (1859-1934)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.05.15, 2006.05.24
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

9 June 2006
Last modified: 23 November 2016
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by pianix | 2006-06-09 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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