クマノミズキ(熊野水木)
 クマノミズキ(熊野水木)は、ミズキ科ミズキ属の落葉高木です。日本・朝鮮・台湾・中国からヒマラヤにかけてが原産で、国内では本州・四国・九州に分布します。名の由来は、三重県熊野地方に多いミズキである事から。ミズキは、新芽の頃に枝を折ると樹液がしたたり落ちる事から。英名は、Large-leaf dogwood。

 ミズキ科(Cornaceae Bercht. et J.Presl (1825))は、北半球の温帯から熱帯に約14属100種が分布します。ミズキ属(Cornus L. (1753)) はアジア、アメリカの温帯に約60種が分布し、日本には5種が自生します。

 幹は直立します。樹皮は灰褐色で、浅い裂け目が縦に入ります。枝は放射状に斜上します。葉は対生します。長さ5~16cm、幅2~7cmの卵状長楕円形で全縁、先端は急鋭尖頭です。10~50mmの葉柄があり、基部は広いくさび形。葉表は緑色、葉裏は粉白色。落葉時は、淡黄色か紅色を帯びます。葉脈は6対程あり、側脈は曲線になります。

 花期は6月から7月頃。枝先に散房花序を付けます。花序の長さは8~15cm。花は4~5mmの4弁花で、白色。雄しべ4本、雌しべ1本の両生花です。果実は核果です。5~6mmの球形で、熟すと紫黒色になります。主に鳥が種子を散布します。向陽地で水分の多い所に点在し、群生はしません。繁殖は実生か挿し木によります。類似種のミズキは花期が一ヶ月程早く、葉は互生します。

Japanese common name : Kumano-mizuki
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Cornus macrophylla Wall.

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散房花序をつけ、花は白色の4弁花で、雄しべ4、雌しべ1。
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葉は対生し、長さ5~16cm、幅2~7cmの卵状長楕円形で全縁。


クマノミズキ(熊野水木)
ミズキ科ミズキ属
学名:Cornus macrophylla Wall.
synonym : Swida macrophylla (Wall.) Soj.
synonym : Cornus brachypoda C. A. Mey.
synonym : Thelycrania brachypoda (C.A.Mey.) Pojark.
花期:6~7月 落葉高木 樹高:10~15m 花径:4~5mm 果期:10月

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【学名解説】
Cornus : cornu(角)に由来/ミズキ属
macrophylla:macrophyllus(大葉の)
Wall.:Nathaniel (also Nathan Wolf) Wallich (1786-1854)
---
Swida:ミズキ属
Soj.:Jiri Soják (1936- )

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から5.75km 左岸河川敷 2006.06.16
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

20 July 2006
Last modified: 30 April 2014
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by pianix | 2006-07-20 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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