チョウセンアザミ(朝鮮薊)
 チョウセンアザミ(朝鮮薊)は、キク科チョウセンアザミ属の多年草です。地中海沿岸が原産で、日本へは江戸時代の1868(慶応4)年にオランダから渡来したと言われています。名の由来は、不明です。「チョウセン」は外国産を表す程度の意味合いで、朝鮮とは関係ありません。中国では洋薊(yangji)ですから、ヨーロッパのアザミである事がよく分かります。英名は、アーティチョーク(Artichoke)、あるいはglobe artichoke。Artichokeは、語源がアラビア語のアル・カチェフ(al-kharshuf)で、大きなアザミの意味。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味。保留名のCompositae Giseke, 1792は、「合成された」との意味から。チョウセンアザミ属(Scolymus L. (1753))は、地中海沿岸を中心に約8種類あります。

 原種は、野生種で棘が多いカルドン(Cardoon)=Cynara cardunculus L.と言われています。茎は太く、叢生し、草丈は150~200cmになります。葉はやや硬質で、長さ50~80cmで羽状に深裂し、葉裏は白い綿毛が密生します。棘は、ほとんどありません。小葉の先端は棘状になります。

 花期は6月から9月頃。茎の先に径8~15cmの頭状花を付けます。管状花の集合体で、淡紫色です。総苞片は棘になります。学名のCynaraは、この状態を犬の歯に見立てたものです。ヨーロッパでは、蕾の内に摘んだ総苞片の肉質部や花托を茹でて食用とします。葉にはサポニンやセスキテルペン配糖体が含まれ、薬草として利尿・強壮・食欲増進に用いられます。冬はロゼットで越冬します。繁殖は主に株分けで行います。

 ※「加藤ローサのスローライフ・トラベラー(DVD)」Sony Musicで、このアーティチョークが登場しました。私の弟が撮影したものですが、もっぱらどのような味だったのかに興味津々でした。

Japanese common name : Artichoke
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Cynara scolymus L.

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茎と葉
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チョウセンアザミ(朝鮮薊)
和名:アーティチョーク(Artichoke)
キク科チョウセンアザミ属
学名:Cynara scolymus L.
花期:6月~9月 多年草 草丈:150~200cm 花径:8~15cm

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【学名解説】
Cynara : cyno(犬)/チョウセンアザミ属
scolymus : 古い属名|刺の
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
葵区賎機(植栽) 2006.07.03
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

22 July 2006
Last modified: 6 June 2014
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by pianix | 2006-06-06 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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