ジャガイモ(じゃが芋)
 ジャガイモは、ナス科ナス属の多年草です。塊茎を食用とします。南米原産で、日本には1600年頃(慶長年間)に入って来たと言われています。名の由来は、17世紀初期にジャカルタから渡来したとの意味でジャガタライモと呼ばれ、後に転訛してジャガイモになったと言われています。

 ナス科(Solanaceae Juss. (1789))は、世界に90属約200種が分布します。日本には、6属14種が分布します。ナス属(Solanum L. (1753))は、世界の温帯から熱帯に約1400種があり、日本には12種があります。

 農林水産省平成27(2015)年作況調査資料(春植え)によれば、国内収穫量は235万4,000tで、地域別収穫量は北海道1,876,000t、長崎県103,700t、鹿児島県91,700tとなっています。世界の生産量では、中国、ロシア、インド、ウクライナ、アメリカの順となります。

 食べる部分は地下茎(塊茎)ですが、果実だと勘違いしている方がたくさんいます。果実は種類によっては甘くて美味しいとの事ですが、食べたことはありません。ジャガイモの芽は苦くて毒ですね。光に当たり緑色になったジャガイモ全体には、毒(ステロイドアルカロイド配糖体ソラニン1))が発生します。大量に食べると腹痛や下痢の原因になるとか。染色体数は、2n=4x=48。

  ジャガイモは私の好物。特に、ふかしたジャガイモをたっぷりのバターで焼いたものが好きです。味付けは塩だけ。ジャガイモの花は、品種によって色が違うそうです。男爵とメークインぐらいしか名前を知らないので、細かい品種は農家の方にお任せします。

1)solanin : C45H73NO15/成人中毒量:約200-400mg
 ※ソラニンの生合成に関わる遺伝子「PGA1」と「PGA2」の発現を抑制し、萌芽の制御に成功しました。よってジャガイモの長期保存の可能性が生まれました。(理化学研究所、大阪大学大学院、神戸大学大学院の共同研究グループによる。Plant Physiology,2016 August)

※牧野富太郎の「随筆 植物一日一題」には、ジャガイモはバレイショ(馬鈴薯)ではないと解説しています。ジャガイモはアンデス地方原産で、馬鈴薯は福建省産の不明種。中国では、ジャガイモを洋芋あるいは荷蘭薯と言う。

Japanese common name : Jaga-imo
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Solanum tuberosum L.


ジャガイモ(じゃが芋)
ナス科ナス属
学名:Solanum tuberosum L.
花期:6月~7月 多年草 草丈:50~100cm 花径:15~18mm 果期:5~7月/12~2月

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【学名解説】
Solanum : 意味不明のラテン古名|solamen(安静)/ナス属
tuberosum : tuberosus(塊茎)のある
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
葵区足久保口組(畑地) 2005.05.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

13 June 2005, 15 February 2016
Last modified: 24 August 2016
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by pianix | 2005-06-13 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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