オカトラノオ(丘虎尾)
 オカトラノオ(丘虎尾)は、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草です。日本の他、中国や朝鮮半島に分布します。日本では、北海道から九州に分布する在来種です。名の由来は、花序を虎の尾に見立て、ヌマトラノオと区別するためにオカを付けたもの。英名は、Gooseneck loosestrife。

 サクラソウ科(Primulaceae Batsch ex Borkh. 1797)は、北半球の暖帯から寒帯を中心に28属約1000種があり、日本には9属37種が分布します。オカトラノオ属(Lysimachia C. Linnaeus 1753)は、アジア、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなどに約160種、日本に15種が分布します。

 日当たりの良い山野に自生します。茎には短い毛があります。草丈は、60~100cm。葉は、互生します。長楕円形で鋭突、長さ6~13cm、幅2~5cm。花期は6月から7月頃。茎頂に総状花序を出します。花序長は、10~30cm。小花の花弁は5裂し、花径は、8~12mm。雄しべ5本、雌しべ1本があります。果実は蒴果です。球形で2~3mm、残存花柱があります。種子は褐色で1~1.3mm程。染色体数は、2n=24。

 類似種のヌマトラノオ(沼丘虎尾)Lysimachia fortunei Maxim. の花穂はまっすぐに立つのにくらべ、オカトラノオは垂れ下がります。

 交雑種として、ノジトラノオ(野路虎尾)Lysimachia barystachys Bunge とオカトラノオの交雑であるノジオカトラノオ(野路丘虎尾)Lysimachia barystachys Bunge x L. clethroides Duby があります。

Japanese common name : Oka-torano'o
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Lysimachia clethroides Duby

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左:花序が立ち上がり蕾の状態 2012.06.18 右:小花は花序下から咲く 2012.06.26

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左:花柱が残る果実を付ける 2008.07.11 右:長楕円形で先端が尖る葉 2008.06.26


オカトラノオ(丘虎尾)
サクラソウ科オカトラノオ属
学名:Lysimachia clethroides Duby
花期:6月~7月 多年草 草丈:60~100cm 花径:8~12mm

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【学名解説】
Lysimachia : Lysimachion王の名に因む/オカトラノオ属
clethroides : Clethra(リョウブ属)に似た
Duby : Jean Etienne Duby (1798-1885)

撮影地:静岡県静岡市
高山(Alt. 牛ヶ峰・谷沢ルート) 2008.07.12
安倍城跡(Alt. 435m) 2008.07.11, 2012.06.18, 2012.06.26
内牧北陵 2008.06.26
安倍川/河口から17.00km 左岸河川敷 2005.06.30
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 1 July 2005
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by pianix | 2005-07-01 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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