ラミーカミキリ(Ramie髪切)
 ラミーカミキリ(Ramie髪切)は、カミキリムシ科ラミーカミキリ属の外来昆虫です。中国やベトナムに分布し、日本では関東以西に分布します。交易によってラミーと共に江戸時代後期に長崎から入ったと言われています。ラミー(Ramie)とは、麻の1つであるチョマ(苧麻)1)の事で、フランス語。イラクサ科カラムシ属であるカラムシ(茎蒸)の変種です。名の由来は、食草がラミーである事から。カラムシやムクゲ(木槿)も食草とします。現在、北上して棲息分布域を拡大している甲虫で、静岡市では1996年に確認されています。ラミーカミキリ属は1属1種です。

 成虫は5月から8月頃に現れます。体長は8~17mmで、前胸背板に2つの黒い丸模様、上翅には青緑色(個体により青白色や黄白色)に黒の斑紋があります。触角は長く体長と同じくらい。幼虫はカラムシの茎の中で成長し、白色で体長は3~4cm。成虫は葉を食べます。寄主植物の葉や茎に産卵します。

※カミキリムシ科は、植物防疫法による検疫有害動物です。

1) チョマ(苧麻)Boehmeria nivea var. candicans Wedd.

Japanese common name : Rami-kamikiri
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Paraglenea fortunei (Saunders, 1853)


ラミーカミキリ(Ramie髪切)
甲虫目(鞘翅目)カミキリムシ科ラミーカミキリ属
学名:Paraglenea fortunei (Saunders, 1853)

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体長:8~17mm
出現期:5月~8月
分布:本州(関東以西)・四国・九州
食草:ラミー、カラムシ、ムクゲ

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から14.25km 左岸土手 2006.08.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 3 August 2006
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by pianix | 2006-08-03 00:00 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by brizu at 2006-08-07 10:45
うわー、本物を生で見たいです。
また見たことないんです。
かっこいいですねぇ。
食害は困ったものだと思いますが・・。
Commented by pianix at 2006-08-07 17:51
brizuさん

これ、意外と人気があるようです。顔を眺めると、カミキリですからそれなりの恐い顔をしていますが、小型ですから子供の格好の昆虫採取対象になります。
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