セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)
 セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)は、スズメバチ科アシナガバチ亜科アシナガバチ属の蜂です。キアシナガバチに良く似ていて、アシナガバチの仲間では日本で最大です。北海道を除く日本各地に生息しています。名の由来は、背中部分が黒くて脚が長い事から。英名は、Tree Wasp。

 スズメバチ科は、約26属900種があり、日本には3属11種が生息しています。身近で代表的なのは、
セグロアシナガバチ(Polistes jokahamae Radoszkowski, 1887)
キアシナガバチ
(Polistes rothneyi iwatai van der Vecht, 1968)
フタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis Perez, 1905)
の3種です。

 スズメバチと比べると細身で、体長は20~26mm。黒地に黄褐色の斑紋があります。類似種でほぼ同じ体長のキアシナガバチとの違いは、胸の後半部(腹部第1節)に2列に並んだ縦筋の斑紋が無い事です。翅は4枚で、前翅は大きく後翅は小さく、前翅は縦二つに折りたたむ事ができます。幼虫を養う働き蜂は青虫や毛虫を捕獲し、大顎で噛み砕いて肉団子を作ります。働きバチの羽化は5月以降、オスバチと新女王バチは7月中旬に羽化します。完全変態をします。

 巣は釣鐘型で外皮が無く(スズメバチの巣は外皮がある)、巣房(honey comb)が露出しています。育房は300~400房あります。アシナガバチを英語でPaper waspというのは、この巣が紙質であるからです。巣は軒下に作られる事もあり、何かのきっかけで刺激すると刺されます。時にはアレルギー反応であるアナフィラキシーショック(Anaphylaxis shock)により死亡することもありますから注意が必要です。

★  ★  ★

 私の好きなフタモンアシナガバチ(二紋脚長蜂)君が、肉団子を作っている所に遭遇しました。挨拶をしながら写真を撮らせてもらいましたが、何やら気持ち悪い状態だったので、早々に引き上げました。家に帰って写真を見ると顔が黄色。ギョッとしました。私の嫌いなセグロアシナガバチ君ではないですか。人違いならぬ蜂違いでした。何もしなければ刺さない蜂とは言え、刺されたら痛いのは確か。

Japanese common name : Seguro-asinaga-bati
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Polistes jokahamae Radoszkowski, 1887

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セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)
ハチ目(膜翅目)スズメバチ科アシナガバチ亜科アシナガバチ属
学名:Polistes jokahamae Radoszkowski, 1887
synonym : Polistes jadwigae Dalla Torre, 1904

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体長:20~26mm
出現期:4月~10月
分布:本州・四国・九州・沖縄

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km左岸河川敷 2006.07.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

14 August 2006
Last modified: 24 August 2013
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by pianix | 2006-08-14 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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