アカマダラメイガ(赤斑螟蛾)
 アカマダラメイガ(赤斑螟蛾)は、メイガ科マダラメイガ亜科の小型の蛾です。日本・シベリア・朝鮮・中国・台湾・インド・ヨーロッパの広範囲に分布します。日本では全国に分布します。名の由来は、赤い配色を持ったマダラメイガから。螟は植物の茎に穴を開けて食害する虫の事。

 メイガ科(Pyralidae Latreille, 1809)は世界に10000種以上、日本には約650種があると言われています。成虫は、翅が狭い種で、害虫として扱われる場合が多いようです。完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)をします。

 体長は22~28mmで、幼虫はメドハギ(蓍萩)をはじめ、ミヤコグサ(都草)、シロツメクサ(白詰草)等のマメ科植物を食べます。触角は長く糸状です。翅は4枚あります。赤くなっているのは前翅の縁です。グリーンの目が、とぼけた雰囲気を出して可愛いと感じる人もいます。類似種に、穀物や菓子の保管物を加害するノシメマダラメイガ(熨斗目斑螟蛾)の幼虫があり、台所で発生する害虫として知られていることから、イメージは悪いかもしれません。

 日本には鱗翅目(チョウ目)は5000種以上あると言われています。その内、蝶は約280種で残り全部が蛾になります。それで、チョウ目ではなく、ガ目とも言われます。昼に行動するのが蝶で、蛾は夜であるとのイメージがあります。そして蛾は4枚の翅に付いた鱗粉や毛が多く、嫌われる原因ともなっています。しかし、昼に行動する蛾もあり、蝶のような形態をしています。気温が上がる昼に行動する場合、鱗粉や毛を多く付ける事は得策でないからです。日本では蝶と蛾を区別していますが、これは明治以降の教育によるところが大きいと思われます。

Japanese common name : Aka-madara-mei-ga
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Oncocera semirubella (Scopoli, 1763)


アカマダラメイガ(赤斑螟蛾)
チョウ目(鱗翅目)メイガ科マダラメイガ亜科
学名:Oncocera semirubella (Scopoli, 1763)

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体長:(開張)22~28mm
分布:北海道・本州・四国・九州
出現期:6月~8月
食草:マメ科(メドハギ)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から10.50km 左岸河川敷 2006.05.29
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 August 2006
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by pianix | 2006-08-18 00:00 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by nojin at 2006-08-20 17:15 x
きれいな色合いの蛾ですね。
 きっと、私の周りにも、いるんでしょうね。
  TB、できました。お手数かけました。
Commented by brizu at 2006-08-25 10:22
ほんとうに愛嬌のある顔をしていますね。
毛虫は、やっぱり苦手なんだけど、
蛾にはとても美しいものがいますよね。
今日、僕はヒロヘリアオイラガを見ました。
Commented by pianix at 2006-08-29 12:30
nojinさん

こちらこそお手数をおかけしました。

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Commented by pianix at 2006-08-29 12:34
brizuさん

私は毛虫も蛾も苦手です。ヒロヘリアオイラガは観察後撮影しました。元気が良すぎて、鱗粉が飛んでしまって少し哀れでした。
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