トノサマバッタ(殿様飛蝗)/幼虫
 トノサマバッタ(殿様飛蝗)は、バッタ科トノサマバッタ属の昆虫です。世界の熱帯や温帯に広く分布し、国内では北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布します。名の由来は、不明です。殿様や大名のように風格があるからかもしれません。中国名は、大蝗。英名は、Migratory Locust, Asiatic locust, Oriental migratory locust。直翅目(バッタ目:Orthoptera)は、熱帯から寒帯に1万5000種以上があり、日本には447種25亜種が生息します。

 卵は卵嚢に包まれて地中に産卵されます。孵化した幼虫は、脱皮を繰り返して変態します。変態には3種類があります。不変態(無変態)・不完全変態・完全変態です。不変態(無変態)は、卵から孵り成虫になるまでの形がほとんど成虫と同じもの。不完全変態は、成虫にある翅や産卵管が幼虫の時に外から見え、脱皮を繰り返して成虫になるもの。完全変態は、成虫にある翅が幼虫の時に外から見えず、外から翅が見える蛹の時期があり、これを経て成虫になるものです。

 バッタは蛹の時期を経ない不完全変態(卵・幼虫・成虫)をします。卵から孵化した時の幼虫を1齢と数え、決まった回数の脱皮を繰り返した後、終齢幼虫となります。通常、トノサマバッタは5齢を経て成虫になります。脱皮の間を齢期と呼びます。幼虫にある小さな翅は、翅原基と呼ばれます。また昆虫では、不完全変態と完全変態の中間的な性質である新変態などもあり、尚かつ詳細に分類される事もあります。

トノサマバッタ(殿様飛蝗)

Japanese common name : Tonosama-batta
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Locusta migratoria Linnaeus, 1758
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▲ 多分、5齢幼虫
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成虫 ▲ 撮影地:安倍川/河口から9km 右岸河川敷 2005.10.12


トノサマバッタ(殿様飛蝗)/幼虫
別名:ダイミョウバッタ(大名飛蝗)
バッタ目(直翅目)バッタ亜目バッタ科トノサマバッタ属
学名:Locusta migratoria Linnaeus, 1758

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体長:35~65mm(♂35~40mm ♀45~65mm)
出現期:7月~11月(年1~2回)
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食草:イネ科の植物

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9km 右岸河川敷 2005.10.12
安倍川/河口から5.75km 右岸河川敷 2006.09.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 14 September 2006
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by pianix | 2006-09-14 00:00 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by brizu at 2006-09-15 13:51
やはり、仮面ライダーは
トノサマバッタからデザインされたんだなぁと
よくわかる写真です。。^^
Commented by pianix at 2006-09-23 10:52
brizuさん
私は、仮面ライダーを観た事がありませんので、よく分からないのですが
このバッタの幼虫は迷惑だった事でしょう。後脚を持って撮影しました。
にらめっこをしているだけなのに、バッタは食べられてしまうと思っていたかもしれません。他の写真には、前脚を万歳させて、「皆さん、このおじさんはひどいですよ」と言っているようなのがありました。
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