ルコウソウ(縷紅草)
 ルコウソウ(縷紅草)は、ヒルガオ科サツマイモ属の多年草です。熱帯アメリカが原産で、日本へは江戸時代初期の1634(寛永11)年に園芸用途で移入されたと考えられている帰化植物です。名の由来は、糸のように細い葉を持ち、赤い花を付ける事から。縷は、細い糸の事。英名は、Cypress vine。

 ヒルガオ科(Convolvulaceae A.L. de Juss. (1789))は、熱帯から亜熱帯に約58属1650種が分布し、日本には4属があります。サツマイモ属(Ipomoea L. (1753)) は、500種程があります。旧分類のルコウソウ属(Quamoclit Moench, 1794)は、熱帯アメリカやインドに約10種があります。

 蔓性で長さ100~400cmになります。花色と茎色の遺伝子は連鎖します。葉は互生します。羽状に深く裂け、裂片は糸状です。花期は8月から10月で、葉腋から長い花柄を出し、先端に1~2個の花を付けます。花冠は2~3cmで、星形に5裂する高杯形です。花色は、濃紅色・桃色・白色があります。雄しべ5本、雌しべ1本。子房は4室。果実は蒴果で、種子は4個。染色体数は2n=30。

 類似種のマルバルコウ(丸葉縷紅)は、本州中部地方以西に帰化しています。また、ルコウソウとマルバルコウの交雑種である、モミジルコウ(紅葉縷紅)Ipomoea x multifida (Raf.) Shinners があります。

Japanese common name : Rukou-sou
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Ipomoea quamoclit L.


ルコウソウ(縷紅草)
ヒルガオ科サツマイモ属
学名:Ipomoea quamoclit L.
synonym : Quamoclit pennata Bojer
花期:8月~10月 多年草 草丈:100~400cm(蔓性) 花径:約2~3cm

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【学名解説】
Ipomoea : ips(芋虫)+homoios(似た)/サツマイモ属
quamoclit : kuamos(豆)+klitos(低い)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
---
Quamoclit : kyamos(豆)+clitos(低い)/ルコウソウ属
pennata : pennatus(羽状の)
Bojer : Wenzel Bojer (1797-1856)
---
x : 二種間交配種
multifida : multifidus(多数に中裂した)
Raf. : Constantine Samuel Rafinesque-Schmaltz (1783-1840)
Shinners : Lloyd Herbert Shinners (1918-1971)

撮影地:静岡県静岡市
静岡県立大学薬学植物園 2006.09.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

21 September 2006
Last modified: 18 April 2014
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by pianix | 2006-09-21 00:00 | 静岡県立大学薬用植物園 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 大和なでしこ at 2007-01-16 18:49 x
コメントを入れてくれてありがとうございました。 あの音楽家の斉藤さんだったんですね。 なでしこの名前の意味はしりませんでした。 なんだか凄いニックネームを選んでしまいました。 1月7日はありがとうございました。
Commented by pianix at 2007-01-16 20:08
大和なでしこさん
名刺を頂いて必死にURLを打ち込んだのですが、老眼に勝てずミスばかりをして、ようやくたどり着きました。大和なでしこさんの笑顔が素晴らしい写真をゲットしてしまいました。某ブログにも、ブックマークとして入れさせて頂きました。大和なでしこさん、頑張れ。
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