ジュズダマ(数珠玉)
  ジュズダマに花が咲いていました。旨く写らなかったので再度撮影に出かけようと思っています。昨年のこと、このジュズダマの実を採ってきたら、小学生の女の子がビーズ玉代わりに使うと言ってもらってくれました。首飾りを作ったようです。

 7月~9月にかけて至るところで見られるジュズダマは、実はヨブと深い関係にある事が分かります。私はジュズダマを見る毎に、苦難の人ヨブを思い起こします。

 ジュズダマ(数珠玉)、別名トウムギ(唐麦)は、学名をCoix lacryma-jobi(コイクス・ラクリマヨビ)と言います。このラテン語は「ジュズダマ属・ヨブの涙」となります。ヨブ記16章20節に「わたしのために執り成す方、わたしの友、神を仰いでわたしの目は涙を流す」(新共同訳)とあります。果実の形状を涙に見立てたものです。対して日本では数珠と見立てます。英名は「Job's tears」。トケイソウ(時計草)も日本とは意味合いがずいぶんと変ります。それぞれの国の歴史を背景に、見立ての発想が変るのは面白いところです。

変種に次の2種があります。
オニジュズダマ(鬼数珠玉):Coix lacryma-jobi L. var. maxima Makino
ナガミノジュズダマ(長実の数珠玉):Coix lacryma-jobi L. var. stenocarpa Stapf

【イネ科】参考:スズメノカタビラ(雀の帷子) キンエノコロ(金狗尾)

参考リンク : ヨブ物語

Japanese common name : Juzu-dama
e0038990_10333069.jpg
Coix lacryma-jobi L.
e0038990_10334457.jpg
雌花


ジュズダマ(数珠玉)
別名:トウムギ(唐麦)
イネ科ジュズダマ属
学名:Coix lacryma-jobi L.
花期:7月~9月 多年草 草丈:100~200cm 花径:3~6mm 果長:約9mm

e0038990_12135938.gif

【学名解説】
coix : ギリシャ古名coix(シュロ)/ジュズダマ属
lacryma-jobi : ヨブの涙
L. : Carl von Linne (1707-1778)
---
var. : varietas(変種)
maxima : maximus(最大の)
Makino : 牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)
---
stenocarpa : stenocarpus(幅の狭い果実の)
Stapf : Otto Stapf (1857-1933)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から6.75km 左岸河川敷 2005.08.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 09 August 2005
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2005-08-09 00:00 | | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://pianix.exblog.jp/tb/463518
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< アルストロエメリア(Alstr... カラスウリ(烏瓜)-1 >>