キタテハ(黄立羽)
 台風11号が通過した翌日の26日、静岡は気温が上がり暑くなりました。台風の影響で河川が増水するので見て回る事にしています。いつもは少しの水しか流れていない安倍川ですが、増水すると河川敷のスポーツ広場まで水が上がってくる事があります。今回は、そのような影響はほとんど見られませんでした。

 増水・激しい日差し・風等の過酷な環境で育つ野草を見ていると、立派だと言わざるを得ません。少しの油断で病気や虫の害を受けてしまう野草ですから、丈夫でなければやっていけないのですが、仲間内の生存競争も同様に過酷です。激しい雨風に打ち勝った花達を今日も見る事ができました。

 少し山奥へ行きたいと考えバイクを走らせました。ゲンノショウコやキンミズヒキが草刈りのため近くで見られなくなってしまったためです。その途中、ハツユキソウ(初雪草)に止まるキタテハ(黄立羽)を見ました。豹のような模様がある表の翅ですが、閉じると枯れ葉のような地味な模様が見えます。その変化が大きいので、同じ蝶であっても別種かと見間違えそうです。私は、この裏翅の模様のほうが好きです。白く小さなC形の模様が見えますが、これが小種名のc-aureum(aureus:黄金色の)の由来です。似た蝶に
シータテハ:Polygonia c-album (Linnaeus, 1758)
エルタテハ:Nymphalis vau-album samurai (Fruhstorfer, 1907)
があります。

 どこに避難して台風をやり過ごしていたのでしょうか。たくさんの種類の蝶が舞っていました。

Japanese common name : Ki-tateha
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Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758)


キタテハ(黄立羽)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科キタテハ属
学名:Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758)

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体長:(前翅長)22~34mm/(開張)60mm
出現期:3月~11月
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:(幼虫)カナムグラ

【学名解説】
Polygonia : 多角形の
aureum : aureus(黄金色の)
Linnaeus : Carl von Linne (1707-1778)
album : 白い(中性系)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から21km 左岸土手 2005.08.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 August 2005
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by pianix | 2005-08-27 00:00 | | Trackback | Comments(0)
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