ハナシュクシャ(花縮砂)
 花は、それぞれの国で流布している名前で呼ばれています。大きな国土を持つ国ですと、それぞれの地方で異なった名前がつけられる事が少なくありません。世界共通語としての学名を使えば良いのでしょうが、研究者ならいざ知らず、日常生活で使われるとは考えにくい事です。和名は、それなりに便利に使われています。しかし、誰とも無く使われ始めた省略語によって混乱が引き起こされるのは避けたいものです。一端間違えて流布されると収拾がつかなくなります。

 流通名は、ジンジャー(ginger)ですが、ジンジャー(Zingiber officinale)=生姜を買ってきても、この写真のような花は咲きません。英名のジンジャーリリー(Ginger Lily)を省略したために混乱が起きているのです。
 この場合、違うものに同じ名前(異物同名・homonym)が付いた事になります。逆に、同じものに異なる名前(同物異名・synonym)が付いたものもあります。私は、面倒がらずに、英名を使うならジンジャーリリーとすることをお勧めします。

 河川敷は緑地公園として活用されています。サッカーや野球を行う事ができるようにしてあります。この花が咲いている場所は、グランドゴルフ場の一角にあります。そこの看板に書かれている事に興味があったので、仕事の合間に大急ぎで確認してきました。

 『このグランドは、近所のお年寄りが健康の増進と親睦を深めるために集まり、楽しくグランドゴルフを行う場所です。いつも皆で手入れもしています。自転車・オートバイ等で走り回ったり、グランド設備や、花壇等を壊したりしないようにして下さい。スポーツ広場 管理指導員』。

つまり、過去にお願いしなければならなかったような状態にあった、という事が分かります。悲しい事ですね。

Japanese common name : Hana-syukusya
e0038990_22191348.jpg
Hedychium coronarium J.Koenig


ハナシュクシャ(花縮砂)
ショウガ科シュクシャ属
英名:ジンジャーリリー(Ginger Lily)/誤名:ジンジャー(Ginger)
学名:Hedychium coronarium J.Koenig
花期:8月~11月 多年草(球根) 草丈:80~150cm 花径:6~10cm

【学名解説】
Hedychium : hedys(美味)+chion(雪)/シュクシャ属
coronarium : coronarius(花冠の・副花冠ある)
J.Koenig : Johann Gerhard Koenig (1728-1785)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から10.5km 右岸河川敷 2005.09.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 10 September 2005
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2005-09-10 00:00 | | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://pianix.exblog.jp/tb/873893
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by mico at 2005-09-10 20:32 x
はじめまして、こんばんは
コメント有難うございました。
訪問させていただいて
ブログの立派さに感心してしまいました。
宜しくお願い致します。
Commented by pianix at 2005-09-11 20:24
mico様。
TBして頂いたので訪問させて頂きました。
話題が盛りだくさんで楽しいブログですね。
今後とも、ご指導下さい。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡) ツチイナゴ(土稲子/土蝗) >>