2016年 09月 28日 ( 1 )
モミジルコウ(紅葉縷紅)
 モミジルコウ(紅葉縷紅)は、ヒルガオ科サツマイモ属の1年草です。原産地はアメリカ。園芸交配種です。名の由来は、モミジのような掌状に細裂する葉を付けるルコウソウ(縷紅草)である事から。縷は、細い糸の事で、紅色の花を付けるので縷紅草であり、葉の切れ込みからモミジを冠したもの。英名は、Cardinal climber。

 ヒルガオ科(Convolvulaceae Juss. (1789))は熱帯から亜熱帯に約58属1650種が分布し、日本には4属があります。サツマイモ属(Ipomoea L. (1753)) は、熱帯から亜熱帯に約500種が分布します。

 茎は蔓となって他の物に絡み合って立ち上がり、2~4m程になります。。巻き方は、上から見て反時計回りの右巻。葉は互生します。楕円形の葉は掌状に深裂し、長さ4~6cm、裂片は披針形。葉は小さなモミジ葉状で、秋に紅葉します。

 花期は7~10月頃。葉腋から長い柄を出し、径約2~3cmの五角形花を付けます。鮮紅色の漏斗状で、花筒の長さは約4cm。花冠先端は反り返ります。雄しべ5本、雌しべ1本。葯色は白色。虫媒花。果実は蒴果です。楕円球形で、径約8mm。種子は長さ4~5mm。

 交配母種は、ルコウソウ(縷紅草)マルバルコウ(丸葉縷紅)で、性質が強いため本州中部地方以西に帰化しています。

Japanese common name : Momizi-rukou
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Ipomoea x multifida (Raf.) Shinners

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左:反り返った花冠から飛び出した雄しべと雌しべ 右:葉は掌状に深裂


モミジルコウ(紅葉縷紅)
別名:モミジルコウソウ(紅葉縷紅草)、ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)
ヒルガオ科サツマイモ属
学名:Ipomoea x multifida (Raf.) Shinners
花期:7月~10月 1年草(蔓性) 蔓長:2~4m 花径:2~3cm

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【学名解説】
Ipomoea : ips(芋虫)+homoios(似た)/サツマイモ属
x : 二種間交配種
multifida : multifidus(多数に中裂した)
Raf. : Constantine Samuel Rafinesque-Schmaltz (1783-1840)
Shinners : Lloyd Herbert Shinners (1918-1971)

撮影地:静岡県静岡市
静岡県立大学薬学植物園 2006.09.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 September 2016
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by pianix | 2016-09-28 00:00 | 静岡県立大学薬用植物園 | Trackback | Comments(0)