カテゴリ:実( 37 )
ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)
 ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。福島県以西に分布し、太平洋岸の暖地に生育する常緑高木です。ユズリハ科(Daphniphyllaceae Muller Argau, in Candolle, 1869)には10属があり、ユズリハ属(Daphniphyllum Blume, 1826)には約10種があります。名の由来は、新しい葉が出揃うと古い葉(2年葉)が後を譲るように一斉に落葉する事から。新旧の交代が限りなく続くようにとの願いを込めて、縁起物として正月の飾りに使われました。

 雌雄異株で、雌花は花弁と萼片を欠く小さな緑色、雄花は暗赤色です。新しく出た葉の付け根に付きます。葉は長楕円形で、長さ20cm程。厚く光沢があり、互生し放射状に取り巻きます。新しい葉は上向きに、古い葉は垂れ下がります。葉枝は赤くなります。アルカロイドを含み、動物(牛)の中毒事例(北海道・静岡)が報告されています。果実は赤く、熟すと黒藍色になります。

 庭木として利用されます。変種として、矮性(樹高2m程度)のエゾユズリハ(蝦夷譲葉)D. macropodum Miq. var. humile (Maxim.) Rosenth.もあります。古来は「ゆずる葉」として、万葉集に「あど思へか阿自久麻山のゆずる葉の含まる時に風吹かずかも」(巻十四、三五七二)と詠まれています。                       

Japanese common name : Yuzuri-ha
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Daphniphyllum macropodum Miq.


ユズリハ(譲葉/交譲木/楪)
ユズリハ科ユズリハ属
学名:Daphniphyllum macropodum Miq.
花期:4月~5月 常緑高木 樹高:4~10m 総状花序:4~8cm 雌花:7mm 果期:10~11月

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【学名解説】
Daphniphyllum : daphne(月桂樹の古名)+ phyllon(葉)/ユズリハ属
macropodum : 長柄の/太い軸の
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)

撮影地:静岡県静岡市
西ヶ谷総合運動場(植栽) 2005.11.29
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 11, 2008
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by pianix | 2005-12-31 00:00 | | Trackback | Comments(0)
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)
 オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木です。温暖な地方(福島県から和歌山県あたり)の海岸沿い山地に自生します。名の由来は、葉が大きいヤシャブシから。ヤシャブシは、果実を夜叉に見立てたもの。夜叉は、古代インド神話に登場する鬼神で、後に仏教の護法善神。日本固有種です。

 カバノキ科(Betulaceae Gray (1822))は、6属約150種が分布します。日本には5属28種があります。ハンノキ属(Alnus P.Miller (1754))は、約30種が分布し、日本には約10種があります。

 ゴバイシ(五倍子)とは、ヌルテノミミブシアブラ虫がヌルデの葉に寄生してできる虫瘤で、タンニンが多く含まれます。これの代用品になる木は、フシ(五倍子)の名が付けられています。キブシ(木五倍子)、ハチジョウキブシ(八丈木五倍子)、ヤシャブシ(夜叉五倍子)等です。オオバヤシャブシは、類似種のヤシャブシと比べて葉が大きいので大葉が冠せられました。オオバヤシャブシは果穂にタンニンが含まれ、黒色染料として利用されます。

 オオバヤシャブシは空気中の窒素を蓄える根瘤を持ち、山崩落地などの痩せ地にも強いため、防砂や緑化用として植林されてきました。地域によっては、大量に植林した結果、花粉病を引き起こす原因樹ともなっています。葉は互生します。長さ6~12cmで、卵形か長卵形。鋭い鋸歯があります。5cm程の懸垂した黄色の雄花序を、上(枝先)に雌花序を付ける雌雄同株、雌雄異花です。松の実に似た堅果を付け、翼がある種子は風で散布されます。染色体数は、2n=112(?)。

 初めてオオバヤシャブシの果穂を見た人は、松でもないのに何故マツポックリが付いているのかと不思議がるかもしれません。染料として使う人は、この果穂がお目当てとなります。

Japanese common name : Ooba-yasyabusi
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Alnus sieboldiana Matsum.


オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)
カバノキ科ハンノキ属
学名:Alnus sieboldiana Matsum.
花期:3月~4月 落葉小高木 樹高:5~10m
果期:10月~11月 果穂:20~25mm 種子(堅果)4.5mm

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【学名解説】
Alnus : al(近く)+lan(海岸)/ハンノキ属
sieboldiana : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)+iana/シーボルト氏の
Matsum. : 松村 任三(1856-1928)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9km 右岸河川敷 2005.11.25
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 14 June 2008
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by pianix | 2005-12-24 00:00 | | Trackback | Comments(2)
アラカシ(粗樫)
 アラカシ(粗樫)は、ブナ科コナラ属の常緑高木です。日本における北限は、宮城県や石川県あたりで、主に暖地に分布します。葉に大きく荒い鋸歯がありますが、全体の1/3程だけの先端部分であり、残りは滑らかです。葉は互生し、光沢がありますが緑色が濃く、全体的に暗めに見えます。葉裏は、細かい毛があるために白っぽく見えます。樫の字を分解して見ると分かるとおり、堅い木であり、建築・器具・船舶の材として使われます。庭木・生け垣として植栽され、防風・防火用としての利用も多くあります。うどん粉病にかかりやすいのが難点かもしれません。

 雌雄同株で、4月~5月に黄色の雄花序を房状に垂れ下げます。雌花序は目立ちません。果実は、いわゆるドングリで、丸みを帯びています。実の付け根にある、お椀状に見える殻斗(かくと)は、横方向に輪状の筋模様があります。ドングリと言われる果実を付けるのは、アラカシ(粗樫)、シラカシ(白樫)、ウバメガシ(姥目樫)、ウラジロガシ(裏白樫)、カシワ(槲)、クヌギ(椚)、コナラ(小楢)等があり、すべてブナ科植物です。アラカシは、シラカシよりも葉の状態が荒々しい感じがするために名付けられました。

参考:マテバシイ(全手葉椎/馬刀葉椎)

Japanese common name : Ara-kasi
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Quercus glauca Thunb.
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アラカシ(粗樫)
ブナ科コナラ属
学名:Quercus glauca Thunb.
花期:4月~5月 常緑高木 雄花序:5~10cm 樹高:~20m
果期:10~12月 果長:15~20mm

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【学名解説】
Quercus : quer(良質の)+ cuez(材木)/コナラ属
glauca : glaucus(灰青色の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)/スウェーデンの植物学者

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.0km 右岸河川敷 2005.11.25
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 14, 2008
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by pianix | 2005-12-21 00:00 | | Trackback(1) | Comments(3)
ナンテン(南天)
 ナンテン(南天)は、メギ科ナンテン属の常緑低木です。「難転」という読み替えで縁起を担ぎ、厄除けにするという縁起木としての取扱を受けています。縁起物は、この駄洒落が多いようです。それも我が国特有の語感を大切にする習慣を引き継いでいるためと思われます。万葉の時代には、言葉には霊力が宿るとされる「言霊(ことだま)」信仰がありました。言(こと)が事(こと)に通じるとの考えかたです。お祝いの席で不吉な語呂を持つ言葉を発しないように気を遣うのは、昔も今も変わらないようです。ナンテンの名前は、漢名の南天竹を日本語読みにしたものです。日本・中国・インドが原産地で、国内では本州中部以南に分布します。

 花は初夏に小さな白い花をたくさん付けます。茎は、樹木と異なった構造をしている事から、草質が堅くなった見せかけの木と言われます。根本から多数に分岐します。緻密堅牢な性質なので、床柱・壁止めとしての利用もあります。京都金閣寺や柴又帝釈天題経寺では、皮肌を生かした床柱として使用されていますが、珍しい例とされます。薬用として、咳止めや強壮剤として利用されます。

 葉は複葉で、互生します。葉が、赤飯の上や魚料理に飾られている事がありますが、解毒作用があるからです。ナンテンチクヨウ(南天竹葉)という生薬として利用されます。また、祝儀に用いる時は葉表を、不祝儀では葉裏を添えるという風習もあるようです。果実は渋みがあり、薬効も強めです。南天実(なんてんじつ)として咳止めに利用されます。どの部位も薬用に用いられますが、ナンテニンというアルカロイドを含むため、多量の摂取は麻痺を引き起こすので注意を要します。

Japanese common name : Nanten
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Nandina domestica Thunb.


ナンテン(南天)
メギ科ナンテン属
学名:Nandina domestica Thunb.
花期:6月~7月 常緑低木 樹高:100~200cm 花径:6mm
果期:11~2月 実径:6~7mm

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【学名解説】
Nandina : 南天/ナンテン属
domestica : domesticus(国内の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)

撮影地:静岡県静岡市
藁科川(安倍川水系) 河口から2.0km 右岸土手 2005.11.24
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 14, 2008
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by pianix | 2005-12-14 00:00 | | Trackback | Comments(1)
センニンソウ(仙人草)/実
 センニンソウ(仙人草)は、キンポウゲ科センニンソウ属の多年草です。名の由来は、種子(痩果)に仙人の髭のような毛(羽根状毛)が種子の先端に付くことから。風に乗って運ばれる形状である事が分かります。

 安倍川河川敷では多く見られます。同じセンニンソウ属で大変良く似たボタンヅル(牡丹蔓)の数は少ないようです。種小名のternifloraから分かるように奇数羽状複葉で、鋸歯がない卵形の葉を持っています。ボタンヅルは、葉に切れ込みがあります。

 葉を民間薬として用いられますが、ポロトアネモニンを含む有毒植物であるので、服用はせず、外用薬として使用されます。当然ながら知識なしに用いるのは危険で、指導者の下で使用されるべきです。挿し木や種まきによって繁殖させる事ができます。

※痩果(そうか):果実の中に一つの種子を持ち、熟しても開かないもの

参考:センニンソウ(仙人草)/花

Japanese common name : Sen'nin-sou
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Clematis terniflora DC.


センニンソウ(仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属
学名:Clematis terniflora DC.
花期:8月~9月 多年草 草丈:蔓性 花径:2~3cm 果期:10~11月

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【学名解説】
Clematis : clema(若枝)の縮小形(巻き上げ・蔓)/センニンソウ属
terniflora : ternifolius(三出葉の・三つの葉の)
DC. : Augustin Pyramus de Candolle (1778-1841)

撮影地:撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.75km 左岸土手 2004.10.28

Last modified: June 14, 2008
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by pianix | 2005-12-12 19:13 | | Trackback | Comments(4)
ゲンノショウコ(現の証拠)/実
 ゲンノショウコ(現の証拠)は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草です。ごく一般的な野草としても、安倍川河川敷で見る事はあまりありません。一番下流側でも海から9.75kmあたりに僅か、他には、より上流でしか見た事がありません。そして、一番下流側に咲くゲンノショウコにこだわって観察しました。当初は、草刈りされて見あたらなかったので心配しました。他の場所のものより遅れはしたものの、花を見る事ができたので安心しました。この近辺では白花だけで、関西方面に多いとされるピンク色は、いまだ見た事がありません。

 花後に実が生りますが、それはカタバミ(片喰)に似ています。上向きに細長くロケットのような実が立ち上がります。しかし、熟した後の形は、別名のミコシグサ(御輿草)の如く、御神輿の屋根部分に似ます。巻き上がった部分は、種を自力で跳ね飛ばすバネの働きをします。名前も意表をつきますが、この実も大変面白い形状をしていると思います。御輿から離れた発想では、巻きひげに似ていると私は思います。

 ゲンノショウコは、副作用が少ない整腸剤(下痢・便秘)として用いられます。センブリやドクダミのように、昔から民間薬として用いられて来た経緯がある、我が国の代表的な薬草です。乾燥した茎葉を煎じて飲みます。ただし、花がつく前の葉は、トリカブトのような有毒植物と似ていますから間違えないように注意する必要があります。採取する場合は、花を確認してからが賢明です。

 同じ科に大変良く似た、アメリカフロウ(亜米利加風露)やビッチュウフウロ(備中風露)があります。外来種のアメリカフロウは増えてきた感じがしますが、ビッチュウフロウは分布地域が限られています。

参考:ゲンノショウコ(現の証拠)/花

Japanese common name : Genno-syouko
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Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton


ゲンノショウコ(現の証拠)
別名:ミコシグサ(御輿草)
フウロソウ科フウロソウ属
学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton
synonym : Geranium nepalense subsp. thunbergii
花期:7月~10月 多年草 草丈:30~50cm 花径:10~15mm 実:15mm

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【学名解説】
Geranium : geranos(鶴)|ギリシャ古名geranionから/フウロソウ属
thunbergii : Carl Peter Thunberg (1743-1828)の/スウェーデンの植物学者
Siebold : Karl (Carl) Theodor Ernst von Siebold (1804-1885)
ex : ~による
Lindl. : John Lindley (1799-1865)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Paxton : Joseph Paxton (1803-1865)
---
nepalense : nepalensis(ネパールの)
subsp. : subspecies(亜種)


撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.75km 右岸河川敷 2005.10.31
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

11 December 2005, June 14 2008
Last modified: 2 June 2014
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by pianix | 2005-12-11 00:00 | | Trackback | Comments(4)
コムラサキ(小紫)
 コムラサキ(小紫)は、シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。(クロンキストとエングラー体系では、クマツヅラ科)。山に咲くムラサキシキブ(紫式部)と違って、コムラサキは花を密につけます。小さなピンク色の花を梅雨明け後に咲かせる事が多いようです。また、コムラサキは葉の鋸歯が途中から先端までの半分しかありません。どちらか迷う時は、これが同定の判断材料となります。

 8月頃に緑色の若い実をつけ、10月頃には美しい紫色に色づきます。花数と同様に実も密にたくさんつけるので、庭に植えられる事が多いようです。東海地方以西に分布します。白い実を付けるのは、シロミノコムラサキ(白実の小紫) Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch f. albifructa Okuyama です。

 ムラサキシキブ(紫式部)の白実種に、シロシキブ(白式部)Callicarpa japonica Thunb. var. japonica f. albibacca H.Hara があります。
 同じ和名の蝶に、タテハチョウ科コムラサキ亜科のコムラサキ(小紫蝶) Apatura metis substituta Butler, 1873 があります。

Japanese common name : Ko-murasaki
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Callicarpa dichotoma (Lour.) K. Koch


コムラサキ(小紫)
シソ科ムラサキシキブ属
別名:コシキブ(小式部)
学名:Callicarpa dichotoma (Lour.) K. Koch
花期:6月~8月 落葉低木 樹高:200cm 花径:3~4mm 果期:9~11月

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【学名解説】
Callicarpa : callos(美しい)+carpos(果実)/ムラサキシキブ属
dichotoma : dichotomus(二叉になった・叉状分岐の)
Lour. : Joao de Loureiro (1717-1791)
K. Koch : Karl Heinrich Emil Koch (1809-1879)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川支流/内牧川 2005.11.17
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 3 December 2005
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by pianix | 2005-12-03 00:00 | | Trackback | Comments(0)
カラスウリ(烏瓜)-2
 カラスウリ(烏瓜)は、ウリ科カラスウリ属の多年草です。実は知っているのに、花を見た事がないと言う人は結構多いようです。花は、夏場の夕方から咲き始めるので、見る機会が限られるのだと思います。白いレースのような幻想的な花で、夜明け前には萎んでしまいます。

 対して、実は赤く熟れ、目立ちます。実の成り初めは緑色で縞模様があり、小型の瓜そっくりです。スズメウリ(雀瓜)に比べて、実が大きいのでカラスウリと名が付いています。カラスやスズメは大きさを表しています。強烈に苦くて食べられないそうですが、中を割って見ても食べる部分が無く、納豆状に種子が入っているだけです。それでも鳥は突く事があるそうです。

 種子はカマキリの頭のような形をしています。打ち出の小槌、米俵に乗った大福様と見方は色々で、財布の中に入れておく縁起物として使われたようです。別名のタマズサ(玉章)は、種子の形が結び文(手紙)に似るところから来ています。

 茎が膨れて捻れているのを見ることがありますが、カラスウリクキフクレフシ(烏瓜茎膨五倍子)で、ハエ目(双翅目)タマバエ科のウリウロコタマバエ(瓜鱗玉蠅)Lasioptera sp. の虫瘤です。

参考:カラスウリ(烏瓜)-1(花)

Japanese common name : Karasu-uri
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Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav.
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実の中身
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カマキリの頭のような形をした種子

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瓜に似た縞模様があり、熟す毎に色が変わり完熟すると縞模様はなくなる


カラスウリ(烏瓜)
別名:タマズサ(玉章)
ウリ科カラスウリ属
学名:Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav.
花期:8月~9月 多年草 草丈:蔓性 花序径:2~10cm

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【学名解説】
Trichosanthes : trichos(毛)+anthos(花)/カラスウリ属
cucumeroides : Cucumis(キュウリ属)に似た
Ser. : Nicolas Charles Seringe (1776-1858)
Maxim. : Carl Johann Maximowicz (1827-1891)
ex : ~による
Franch. : Adrien Rene Franchet (1834-1900)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Sav. : Paul Amedee Ludovic Savatier(1830-1891)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.25km/左岸河川敷 2005.11.15
大道山(Alt. 448m) 2015.10.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

27 November 2005, June 21, 2008
Last modified: 22 October 2015
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by pianix | 2005-11-27 00:00 | | Trackback | Comments(6)
タンキリマメ(痰切豆)
 タンキリマメ(痰切豆)は、マメ科タンキリマメ属の多年草です。千葉県以西に分布する蔓植物です。荒れ地に多く生育します。クズの葉のような3出複葉で、互生する葉の腋から総状花序を出し、1cm未満の淡黄色の花が、15前後の房咲きになります。時期は夏から10月頃までと長いのですが、葉に隠れて目立ちません。

 秋に豆果を付け、赤く色づき、鞘が裂けて光沢を持った黒色の種子2つが現れます。タンキリマメの名称は、種子を食べると痰が切れるという俗説から来ています。

 トキリマメ(Rhynchosia acuminatifolia Makino)とタンキリマメは似ていますが、葉の形状から区別する事ができます。葉元が太くなるのがトキリマメで、葉端寄りが太くなるのはタンキリマメです。

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Rhynchosia volubilis Lour.


タンキリマメ(痰切豆)
学名:Rhynchosia volubilis Lour.
マメ科タンキリマメ属
花期:7月~9月 多年草 草丈:蔓性 花長:9mm 豆果長:15mm

【学名解説】
Rhynchosia : thynchos(竜骨弁の形)/タンキリマメ属
volubilis : 捻れた・絡み付いた
Lour. : Joao de Loureiro (1717-1791)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.0km左岸河川敷 2005.11.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 21, 2008
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by pianix | 2005-11-25 00:00 | | Trackback | Comments(4)
モッコク(木斛)
 モッコク(木斛)は、ツバキ科モッコク属の常緑中高木です。千葉県以西に分布します。派手さはありませんが、生育が穏やかな事から樹形が良く、風格があります。モチノキ、モクセイと共に庭木の三名木とされ、「庭木の王様」と称されています。葉は3~7cmで、鋸歯が無く、艶がある滑らかなヘラ形で、輪生します。葉柄は紅紫色を帯びるものが多いようです。

 花は、7月頃に香りがあるクリーム色の小花を下向きに付けます。冬に実がはじけて褐色の種子を現します。半日陰で、暖かく風通しが良く、適度な湿度を持つ肥沃な土壌が適しています。通常、自然形で、直幹や円筒形という剪定が施されている場合があります。

Japanese common name : Mokkoku
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Ternstroemia gymnanthera (Wight et Arn.) Bedd.
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2005.11.10


モッコク(木斛)
ツバキ科モッコク属
学名:Ternstroemia gymnanthera (Wight et Arn.) Bedd.
花期:6月~7月 常緑中高木 樹高:2~15m 花径:13~18mm 果期:10~11月 果実:10~15mm

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【学名解説】
Ternstroemia : Christopher Ternstroemの名に因む/モッコク属
gymnanthera : おしべの葯が裸の
Wight : Robert Wight(1796-1872)
Arn. : George Arnott Walker(1799-1868)
Bedd. : Richard Henry Beddome (1830-1911)
---
Sprague : Thomas Archibald Sprague (1877-1958)

撮影地:静岡県静岡市
葵区西ヶ谷(植栽) 2005.09.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

19 November 2005
Last modified: June 21, 2008
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by pianix | 2005-11-19 00:00 | | Trackback | Comments(0)