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トリトマ(Toritoma)
 トリトマ(Toritoma)という名前は、旧属名で、現在でもそのまま使い続けています。現在の属名を使うとしたら「クニフォフィア(Kniphofia)」となるはずです。この名称は、ドイツの植物学者Kniphof氏の名前に由来しています。英名はトーチリリー(Torch lily)。「松明(たいまつ)」に見立てた名前です。つぼみはオレンジ、開花すると黄色に変わっていきます。

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トリトマ(Toritoma)
別名:シャグマユリ(赤熊百合)/オオトリトマ
ユリ科シャグマユリ属
学名:Kniphofia uvaria
花期:6月~10月 宿根草 草丈:60~120cm 花穂:15~25cm
アフリカ原産(品種:クニフォフィア・ウバリア)

撮影地:静岡市葵区牛妻 2005.06.09
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by pianix | 2005-06-30 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アロエ・ストリアツラ(Aloe striatula)
 海へ行った時、大きめの多肉植物がありました。路地植のアロエでした。早速、この名前を調べたのですが判明しませんでした。ありふれたアロエなのに何故詳細が分からないのか……綴りが違っていたのでした。それにしてもデータの少なさには驚かされました。

 一般的に日本では、アロエベラ(Aloe barbadensis Miller)やキダチアロエ(Aloe arborescens Mill.)が健康食品として知られています。ケープアロエ(Aloe ferox Miller)は医薬品原料専用で食品や化粧品への使用は禁止されています。アロエ科は世界に500種以上の品種があり、アフリカやアラビヤ、地中海沿岸を原産地としています。アロエの名前は、アラビア語あるいはヘブライ語で「苦い」を意味します。

参考:キダチアロエ(木立アロエ)

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Aloe striatula Haw.


アロエ・ストリアツラ(Aloe striatula)
別名:椰子アロエ/青嵐/有縞ロカイ
ススキノキ科アロエ属
学名:Aloe striatula Haw.
花期:12月~6月 多年草(茎が木質化し低木状)

【学名解説】
Aloe : alloeh(苦い)/アロエ属
striatula : striatulus(やや縞のある)
Haw. : Adrien Hardy Haworth (1768-1833)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から0km 東岸土手 2005.06.07
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by pianix | 2005-06-29 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アジサイ(紫陽花)-4
 アジサイを「紫陽花」と書くのは何故でしょう。その昔、白楽天(白居易)は詩に造語である「紫陽花」を登場させました。我が国では、源順(みなもとのしたがう)が『倭名類聚抄』に「白氏文集律詩に云ふ、紫陽花 和名安豆佐為」と書き、勘違いしたようです。貝原益軒も『大和本草』で「紫陽花」とし、アジサイに「紫陽花」の字をあてることが定着したようです。

 萼と葉に解熱作用を持ち、根にヒドランゲノール(Hydrangenol)、ヒドランゲア酸(hydrangea acid)などの毒成分があります。漢方薬で紫陽散として扱われます。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種があります。アジサイ属(Hydrangea L. (1753))は、東アジアとアメリカに約40種が分布し、日本には約10数種が分布します。

Japanese common name : Azisai
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Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. macrophylla
 

アジサイ(紫陽花)
別名:ホンアジサイ(本紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. macrophylla
花期:6月~7月 落葉低木 樹高:100~200cm 花序径:15~30cm 花(萼片)径:3~4cm

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【学名解説】
Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属
macrophylla : macrophyllus(大葉の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Ser. : Nicolas Charles Seringe (1776-1858)
f. : forma(品種)

撮影地:静岡県静岡市
葵区与左衛門新田 2005.06.13
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 June 2005
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by pianix | 2005-06-27 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アジサイ(紫陽花)-3
 ベニガク(紅額)は、ヤマアジサイ(山紫陽花)の園芸種です。萼(装飾花)が赤いから紅額。萼片は3~4個。

 アジサイは、株元から出た1年枝には花芽をつけません。2年を要して花を咲かせます。花芽は10月に分化しますが、剪定の仕方が悪いと翌年に花をつけなくなる場合があります。それで剪定しないで放っておくと背が高く姿が乱れることに。ずいぶんと背が高くなったアジサイを見ることがありますが、それで良ければ毎年花を見ることができる確実な方法とも言えます。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種があります。アジサイ属(Hydrangea L. (1753))は、東アジアとアメリカに約40種が分布し、日本には約10数種が分布します。

Japanese common name : Beni-gaku
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Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. japonica (Siebold) H.Ohba et S.Akiyama


ベニガク(紅額)
アジサイ科アジサイ属
学名:Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. japonica (Siebold) H.Ohba et S.Akiyama
花期:6月~7月 落葉低木 樹高:80~200cm 花序径:15~30cm

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【学名解説】
Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属
serrata : serratus(鋸歯がある)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Ser. : Nicolas Charles Seringe (1776-1858)
var. : varietas(変種)
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
H.Ohba : 大場秀章 Hideaki Ohba (1943- )
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
S.Akiyama : 秋山忍 Shinobu Akyama (1957- )

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から17.0km 左岸土手 2005.06.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 26 June 2005
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by pianix | 2005-06-26 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アジサイ(紫陽花)-2
 紫陽花の花に見える部分は装飾花で、当然ながら結実しません。本当の花弁は装飾花の中心にあるごく小さなもので、両性花であり、雄しべと雌しべがあります。染色体数は、2n=36, (2n=3x=54)。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種があります。アジサイ属(Hydrangea L. (1753))は、東アジアとアメリカに約40種が分布し、日本には約10数種が分布します。

Japanese common name : Gaku-azisai
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Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. normalis (E.H.Wilson) H.Hara


ガクアジサイ(額紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. normalis (E.H.Wilson) H.Hara 
花期:6月~7月 落葉低木 樹高:80~200cm 花序径:15~30cm

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【学名解説】
Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属
macrophylla : macrophyllus(大葉の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Ser. : Nicolas Charles Seringe (1776-1858)
f. : forma(品種)
normalis : 通常の
E.H.Wilson : Ernest Henry Wilson (1876-1930)
H.Hara : Hiroshi Hara (1911-1986)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から1.25km付近 右岸河川敷 2005.06.20
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 24 June 2005
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by pianix | 2005-06-24 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アジサイ(紫陽花)-1
 梅雨には、アジサイがよく似合います。ハイドレンジアは「水の器」との意味。ガクアジサイは、セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)の母種です。色はpH5.5までの酸性土壌では青色か紫紅色、中性~アルカリ性土壌では桃色か赤色になります。

 このガクアジサイの葉は斑入りですね。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種があります。アジサイ属(Hydrangea L. (1753))は、東アジアとアメリカに約40種が分布し、日本には約10数種が分布します。

Japanese common name : Gaku-azisai
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Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. normalis (E.H.Wilson) H.Hara


ガクアジサイ(額紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. f. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
花期:6月~7月 落葉低木 樹高:80~200cm 花序径:15~30cm

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【学名解説】
Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属
macrophylla : macrophyllus(大葉の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Ser. : Nicolas Charles Seringe (1776-1858)
f. : forma(品種)
normalis : 通常の
E.H.Wilson : Ernest Henry Wilson (1876-1930)
H.Hara : Hiroshi Hara (1911-1986)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から1.25km付近 右岸河川敷 2005.06.20
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 June 2005
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by pianix | 2005-06-23 00:00 | | Trackback | Comments(0)
カワラナデシコ(河原撫子)
 カワラナデシコ(河原撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。日本、中国、朝鮮半島。台湾に分布します。日本では本州、四国、九州、沖縄に分布します。秋の七草の一つです。

 ナデシコ科(Caryophyllaceae Juss. 1789)は、熱帯から寒帯まで約75属2000種が分布します。ナデシコ属(Dianthus L. (1753))は、約300種からなり、園芸品種としてのカーネーションもその一つです。日本に自生しているのはエゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)、ハマナデシコ(フジナデシコ)、カワラナデシコ(河原撫子)、タカネナデシコ(高嶺撫子)、日本固有種のシナノナデシコ(信濃撫子)と、ヒメハマナデシコ(姫浜撫子)があります。大和撫子は唐撫子(石竹)と区別する意味でつけられた名前です。

 カワラナデシコは万葉の時代から愛されてきた花で、名前の由来も、可愛い子供を撫でて慈しむとの意味からです。「奈泥之故我 花見流其等尓 乎登女良我 恵末比能尓保比 於母保由流可母」万葉集巻第十八、大伴家持 「なでしこが 花見るごとに 娘子(をとめ)らが 笑(ゑ)まひのにほひ 思ほゆるかも」

※日本固有種のシナノナデシコ(信濃撫子)Dianthus shinanensis (Yatabe) Makino は、別名ミヤマナデシコ(深山撫子)で、カワラナデシコのように花弁先端が糸状に裂けません。ヒメハマナデシコ(姫浜撫子)Dianthus kiusianus Makino は、和歌山、愛媛、九州、南西諸島に分布し、絶滅危惧種となっています。

※秋の七草は、山上憶良が詠んだ次の二首によります。
秋野尓 咲有花乎 指折 可伎數者 七種花 万葉集 巻八 一五三七
「秋の野に 咲きたる花を 指折(およびを)り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花 万葉集 巻八 一五三八
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花」
※ハギ、ススキ、クズ、カワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ

参考:ムシトリナデシコ(虫取撫子) ウシハコベ(牛繁縷) ミドリハコベ(緑繁縷)

Japanese common name : Kawara-nadesiko
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Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams


カワラナデシコ(河原撫子)
別名:ナデシコ(撫子)/ヤマトナデシコ(大和撫子)
ナデシコ科ナデシコ属
学名:Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams
花期:6月~9月 多年草 草丈:30~80cm 花径:3~4cm

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【学名解説】
Dianthus : Dios(ギリシャ神話の神θεos)+anthos(花)/ナデシコ属
superbus : 気高い、堂々とした、立派な、華美な、無類の
L. : Carl von Linne (1707-1778)
var. : varietas(変種)
longicalycinus : longi(長い)+calycinus(萼の残る)
Maxim. : Carl Maximowicz (1827-1891)
F.N.Williams : Frederic Newton Williams (1862-1923)

撮影地:静岡県静岡市
葵区賎機 2005.06.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 22 June 2005
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by pianix | 2005-06-22 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ルドベキア(Rudbeckia)
 近い場所は徒歩で、少し離れたところは自転車で、もっと離れたところはバイクでと使い分けて野草観察に出かけています。車では行きません。で、どの方法であっても目的地へ着けば、全て徒歩になります。持ち物のほとんどはウエストポーチに収め、カメラと関連グッズは携帯用のカメラケース2個に入れてベルトに通しています。問題は、より大きなものが必要な場合です。

 梅雨時の暗い天候ですからレフ板が必要と考え自作しました。A4程の厚紙にアルミホイールを貼っただけのものです。二つ折りにして自立するようにしてありますが、持って出かけるには大きすぎます。どうしたものかと2秒ほど思案しました。ウエストポーチではなく、ヒップバックなら入る事を確認しました。しかし今度はカメラバックを通すベルト部分が足りなくなりました。結局、超小型のレフ板をもう一つ作りました。

 ルドベキアは、オオハンゴンソウ(大反魂草)の園芸品種で、学名そのまま。この学名はスエーデンのウプサラ大学教授(植物学)の名前ルドベック(O. Rudbeck, 1630-1702)から。1・2年草としてルドベキア・ビコロ(Rudbeckia bicolo)、ルドベキア・ヒルタ(Rudbeckia hirta)があり、宿根草としてオオハンゴウソウ(Rudbeckia laciniata)、アラゲハンゴウソウ(Rudbeckia hirta var. pulcherrima)、ルドベキア・フルギダ(Rudbeckia fulgida)があります。新顔にルドベキア・トリロバ(Rudbeckia triloba)等。

 写真はルドベキア・ヒルタの改良種で、品種名はグロリオーサ・デージー(Gloriosa Dasiy)。1958年にオランダ王立園芸協会賞を受賞。

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Rudbeckia hirta L. sp. Gloriosa

ルドベキア(Rudbeckia)
キク科オオハンゴンソウ属
学名:Rudbeckia hirta L. sp. Gloriosa
花期:6月~10月 多年草 草丈:40~80cm 花径:8~12cm
北アメリカ原産

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【学名解説】
Rudbeckia : Olaus (Olof) Johannis Rudbeck (1630-1702), Olaus (Olof) Olai Rudbeck (1660-1740)を記念/オオハンゴンソウ属
hirta : hirtus(短い剛毛のある)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
f. : forma(品種)
Gloriosa : gloriosus(立派な・美事な)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から17.0km左岸土手 2005.06.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 20 June 2006
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by pianix | 2005-06-20 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)
 茎や葉に荒い剛毛があるアラゲハンゴウソウは、北アメリカ原産の帰化植物で、野生化しています。性質が強く、環境にあった場合は勢力を広げ、時に在来種を脅かすほどにまでなります。

 ヒマワリなどと同じように、大型の花は群生すると目立ちます。背丈が200cm程にもなるオオハンゴウソウ(特定外来生物)に比べ、本種は低く、70cm程。園芸種も作られています。染色体数は、2n=38。

※本種を含むオオハンゴンソウ属は、輸入時に種類名証明書の添付が必要な生物に指定されています。特定外来生物に指定されている種については、原則輸入禁止です。

Japanese common name : Arage-hangonsou
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Rudbeckia hirta L. var. pulcherrima Farw.


アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)
別名:キヌガサギク(絹笠菊)
キク科オオハンゴンソウ属
学名:Rudbeckia hirta L. var. pulcherrima Farw.
花期:6月~8月 多年草 草丈:40~70cm 花径:4~7cm

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【学名解説】
Rudbeckia : Olaus (Olof) Johannis Rudbeck (1630-1702), Olaus (Olof) Olai Rudbeck (1660-1740)を記念/オオハンゴンソウ属
hirta : hirtus(短い剛毛のある)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
var. : varietas(変種)
pulcherrima : pulcherrimus(非常に美しい)
Farw. : Oliver Atkins Farwell (1867-1944)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から17.0km 左岸土手 2005.06.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 19 June 2005
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by pianix | 2005-06-19 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ムラサキホタルブクロ(紫火垂袋)
 最近はホタルが激減しました。環境の変化によるものだと思います。変化を与えたのは人間です。森を壊し、山を壊し、浜辺を衰えさせました。そこに共生していた動物や昆虫が姿を消しました。

 人間に都合がよいと考えていた環境は、今や人間にとって危険な状況を生み出しています。「自然とふれあって得る知識」を持たずに行った、目先の利益や開発が仇となっています。植物や昆虫に限らず、絶滅危惧種は増え続けています。滅びるものは滅びてしかるべきと言っている内に、共生環境に組み込まれている人間も、またそうなるでしょう。

 一部の人たちが森を再生しようと懸命になっています。環境を破壊し続けた人間は、また再生の知恵も持ち合わせています。その為にも、自然を観察し、今私たちはどのような状況下にあるのかを、認識する必要があるのだと痛感しています。

Japanese common name : Murasaki-hootaru-bukuro
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Campanula punctata Lam. var. punctata f. rubriflora (Makino) T.Shimizu


ムラサキホタルブクロ(紫火垂袋)
キキョウ科ホタルブクロ属
学名:Campanula punctata Lam. var. punctata f. rubriflora (Makino) T.Shimizu
花期:6月~7月 多年草 草丈:40~80cm 花:6~7cm

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【学名解説】
Campanula : campana(鐘)の縮小形/ホタルブクロ属
punctata : punctatus(斑点のある)
Lam. : Jean-Baptiste Lamarck (1744-1829)
var. : varietas(変種)
rubriflora : rubriflorus(赤い花の)
Makino : 牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)
T.Shimizu : 清水建美 Tatemi Shimizu (1932-2014)  

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から10km 左岸河川敷(植栽) 2005.06.03
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 June 2005
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by pianix | 2005-06-18 00:00 | | Trackback | Comments(0)