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ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/♂
 この蝶を初めて撮影したのは、2003年9月。キバナコスモスを写そうとしていたら飛び込んできたのが最初の出会いでした。南方系の蝶で、徐々に北進しているようです。2000年以前は、静岡でも珍しかったとか。警戒心が強く、縄張り意識も強い蝶です。

 名前の通りに、確かに豹のような模様があります。羽を広げた時は、雌の方が綺麗な模様だと思います。この写真は雄です。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/幼虫
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/♀

Japanese common name : Tumaguro-hyoumon
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Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)


ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ツマグロヒョウモン属
学名:Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)

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体長:(前翅長)27~38mm/(開張)65~75mm
出現期:4月~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食草:スミレ類

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2003.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 31 July 2005
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by pianix | 2005-07-31 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ネムノキ(合歓木)
 かなり昔の事ですが、ねむの木学園の先生と知り合う事ができました。当時は静岡県小笠郡浜岡町にありました。生徒が和文タイプライターを使うのだが、手持ちの電動和文ライターを譲ってくれないかと足を運んでくれた事があります。しばらく後、この先生は自分で学校を開くために転勤していきました。久しぶりに「ねむの木学園」のHPを開いてみました。校長まり子先生の言葉が胸を突きます。「やさしくね、やさしくね/やさしいことはつよいのよ」

 河川敷には、たくさんの合歓木があります。夕方から咲き始めますが、咲き始めの糸がもつれたような状態は面白い形です。この糸状のものは雄しべです。夜になると葉を閉じます。

 この花を見るたびに、「みんな元気かな」と、遠くなってしまった思い出が甦ります。

Japanese common name : Nemunoki
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Albizia julibrissin Durazz.


ネムノキ(合歓木)
マメ科ネムノキ属
学名:Albizia julibrissin Durazz.
花期:7月~8月  落葉高木 樹高:6~10m 花径:4~5cm 果期:9~10月

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【学名解説】
Albizia : Filippo Delgi Albizzi (1724.02.05-1789.01.13)に因む (Albizzia)
julibrissin : 東インドの名
Durazz. : Antonio Durazzini (1740–1810)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から22km 右岸河川敷 2005.07.11
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 30 July 2005
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by pianix | 2005-07-30 00:00 | | Trackback | Comments(0)
モンキチョウ(紋黄蝶)
 モンキチョウ(紋黄蝶)は、モンシロチョウ(紋白蝶)と同じように、非常に馴染みの深い蝶です。別名オツネンチョウ(越年蝶)と言われるのは、成虫のまま年を越すと思われていたからです。実際は幼虫で越冬することが分かっています。冬の終わり頃から春先に蛹になり羽化します。ともあれ、勘違いされるほど早い時期に出現するのは確かです。

 詳細は、モンキチョウ(紋黄蝶)へ。

参考:モンキチョウ(紋黄蝶)3月 キタキチョウ(北黄蝶) ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶) モンシロチョウ(紋白蝶)

Japanese common name : Mon-ki-chou
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Colias erate poliographus (Motschulsky, 1860)


モンキチョウ(紋黄蝶)
別名:オツネンチョウ(越年蝶)
チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科モンキチョウ属
学名:Colias erate poliographus (Motschulsky, 1860)

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体長:(前翅長)22~33mm/(開張)45~50mm
出現期:3月~11月
食草:マメ科植物(シロツメクサ・アカツメクサ・エンドウ・コマツナギ)
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸河川敷 2005.07.22
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 29 July 2005
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by pianix | 2005-07-29 00:00 | | Trackback(1) | Comments(0)
ムクゲ(木槿)
 ムクゲ(木槿)は河川敷の緑地公園などに植えられています。川沿いを歩いていて見つけたムクゲは、流れで崩された斜面にありました。過酷な場所で花を咲かせているのですから、性質が強いのでしょう。斜面にあると撮影しにくくて苦労します。何かに掴まって少しでも近づこうとすると、ノイバラのトゲが邪魔をします。何度「痛い」と叫んだ事か……。

 このような場所に行くのですから、当然、夏でも長ズボン長袖上着が常識です。しかしながら暑さに負けて半袖で出かけるので、手や腕は傷だらけになります。何故、そんな事になってまでも野草に会いに行くのか、自分でも笑ってしまいます。

 ムクゲの英名を"Rose of Sharon"と言いますが、Sharon(シャーローン)はヘブライ語の平原という意味。イスラエルの地中海沿いの平原の事です。そして讃美歌「シャロンの薔薇」と同じです。しかしハイビスカス(Hibiscus)系の花はバラ科ではないですよね。聖書で言う"Rose of Sharon"は諸説があります。「サフラン」と訳した聖書もあります。ユリだとか野生のチューリップだと考える人もいます。実は、この時代の植物は同定できていないものが多いのです。私は「平原に咲く野草」程度に考えています。ムクゲではないでしょう。

There's a Beautiful Rose ever blooming,
In the Garden of God's Love for me;
It has filled all the world with it's fragrance,
It will last for eter - ernity.

Chorus
Rose of Sharon now blooming I see,
Blessed Jesus, who died on the tree;
With my whole heart I sing "Hallelujah!"
Rose of Sharon, so precious to me.

(Words and music by Alfred B. Smith and John Peterson)

 韓国名はムグンファ(無窮花)で、韓国国花、中国名はムージン(木槿)、英名はRose of Sharon。

Japanese common name : Mukuge
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Hibiscus syriacus L.


ムクゲ(木槿)
別名:ハチス(蓮)
アオイ科ムクゲ属
学名Hibiscus syriacus L.
花期:7月~10月 落葉低木 樹高:150~400cm 花径:7~10cm 果期:10月

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【学名解説】
Hibiscus : 由来不明、ゼニアオイ属の古代ギリシャ及びラテン名古名/フヨウ属
syriacus : シリアの
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.75km 左岸河川敷 2005.07.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 28 July 2005
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by pianix | 2005-07-28 00:00 | | Trackback(2) | Comments(0)
モンシロチョウ(紋白蝶)
 昆虫の世界にも、生存競争をかけた壮絶な闘いがあります。このモンシロチョウの羽の傷跡は、鳥などに追われ突かれた跡と思われます。命からがら逃げ出したのでしょう。幼虫時代にも多くの敵に襲われますから、成虫になり空を飛んでいるのは勝者の証です。

 私たちも、人間社会のルールの中にあるとしても、病気や事故などをかいくぐってきた筈です。危険は絶えずつきまといます。それでも生きようとする生命の不思議さは、一体どこで培われたものなのでしょう。

Japanese common name : Mon-sirotyou
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Pieris rapae crucivora (Boisduval, 1836)
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2006.08.04


モンシロチョウ(紋白蝶)
チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科シロチョウ亜科
学名:Pieris rapae crucivora (Boisduval, 1836)

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出現期:3月~11月
体長:(前翅長)25~30mm /(開張)45~60mm
食草:アブラナ科(キャベツ・大根)/フウチョウソウ科
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から16km 左岸河川敷 2005.06.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 July 2005
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by pianix | 2005-07-27 00:00 | | Trackback | Comments(0)
クジャクサボテン(孔雀仙人掌)
 サボテンと言っても棘が無い分、取り扱いが楽です。一夜しか咲かないゲッカビジン(月下美人)Epiphyllum oxypetalum (DC.) Haw. と同属ですが、その異種交配種であるクジャクサボテン(孔雀仙人掌)は、数日間楽しめます。派手な装いで、よく目立ちますね。原産国はメキシコです。

 クジャクサボテンの仲間には、カニバサボテン、シャコバサボテン、オニジャコ、ホシクジャクなどがあります。「仙人掌」は1591年の中国の書籍に載り、1600年代に我が国へ渡来した時は覇王樹(はおうじゅ)やトゥナツと呼ばれていたそうです。サボテンの語源は未詳。

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Epiphyllum spp.


クジャクサボテン(孔雀仙人掌)
別名:オーキッドカクタス(orchid cactus)
サボテン科クジャクサボテン属
学名:Epiphyllum spp.
花期:5月~6月 多年草 草丈:50~100cm 花径:15~20cm

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【学名解説】
Epiphyllum : epi(~の上)+phyllum(葉)/クジャクサボテン属
ssp. : subspecies(亜種)
---
Epiphyllum hybrid
hybrid : hybrida(雑種)異種交配

撮影地:静岡県静岡市
葵区牛妻 2005.06.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 26 July 2005
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by pianix | 2005-07-26 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ナミアゲハ(並揚羽)
 よく見かける蝶の中では、羽の模様が美しいもののひとつではないでしょうか。

 草藪に入ると、ヤブジラミの実がたくさん着き、虫ではヤブ蚊等に悩まされます。しかし蝶は悪さをしないので安心できます。その前の幼虫の時期は近寄りたくない生物でもありますが……。蝶はヒラヒラとのんびり飛ぶイメージが強いのですが、実際は想像以上に素早いので驚きます。

 私は、改めて「並揚羽」の名前について考えてしまいました。何故、この名前が付いたのでしょうか。身近な虫でも、よくよく考えると知らない事がたくさんあるようです。

Japanese common name : Nami-ageha
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Papilio xuthus (Linnaeus, 1767)
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ナミアゲハ(並揚羽)
英名: Asian Swallowtail/中国名:柑橘鳳蝶
チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科
学名:Papilio xuthus (Linnaeus, 1767)

出現期:4~10月
体長:(前翅長)春型36~46mm/夏型50~60mm (開張)春型80mm/夏型100mm 
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食草:柑橘類

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撮影地:静岡県静岡市
藁科川(安倍川水系) 2.5km土手 2005.06.14
内牧川(安倍川水系) 2015.09.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

25 July 2005
Last modified: 1 October 2015
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by pianix | 2005-07-25 00:00 | | Trackback | Comments(0)
スイレン(睡蓮)-熱帯性
 スイレンには温帯性と熱帯性があり、日本に多いのは温帯性で、屋外に咲いているスイレンがこれです。熱帯性は寒さに弱く管理が難しい反面、色のバリエーションが豊富です。また、熱帯性スイレンには昼咲きと夜咲きがあります。簡単な見分け方ですが、温帯性の花は水に浮くようにして咲き、熱帯性の花は水面から立ち上がって咲きます。

Japanese common name : Suiren
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スイレン(睡蓮)
和名:ヒツジグサ(未草)
スイレン科スイレン属
学名:Nnmphaea L cv. American Beauty
英名:water lily
花期: 6月~8月 多年草 花径:5~10cm

熱帯スイレン(Nymphaea Tropical Group)

撮影地:静岡県
伊豆の国市修善寺 2005.07.18
[Location : Izunokuni City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 July 2005
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by pianix | 2005-07-23 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
 ご承知のように、蝶は止まる時に翅を閉じ、蛾は開いているということで、大凡の違いが分かります。特に気温が高いと翅裏を見せる事が多くなるようです。このヒメウラナミジャノメは名前の通り、翅の裏面に細かい波模様があります。よく見かける蝶です。

参考:ヒメジャノメ(姫蛇目蝶)

Japanese common name : Hime-uranami-janome
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Ypthima argus (Butler, 1866)
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2006.09.08


ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
チョウ目ジャノメチョウ科
学名:Ypthima argus (Butler, 1866)

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体長:(前翅長)18~24mm/(開張)38mm
出現期:年3~5回、3月~9月に発生
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:チジミザサ、ススキ等、イネ科植物各種/幼虫はイネ科、カヤツリグサ科

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から6.25km 右岸河川敷 2005.07.15, 2006.09.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 22 July 2005
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by pianix | 2005-07-22 00:00 | | Trackback | Comments(2)
オニユリ(鬼百合)
 我が家から500m程離れた土手に、オニユリ(鬼百合)の群生が見られます。この場所のオニユリは、背丈が低く、遠目ではヤブカンゾウのように見えます。

 幾つかの場所で背丈のあるオニユリを見つけて、ムカゴ採取をしてみました。ユリは鱗(りん)茎から鱗片を取り出すか、その上に付いている木子(きこ)で増やす事ができますが、ムカゴで増やすのが一番簡単なようです。ムカゴ(珠芽)がつくのがオニユリ、つかないのがコオニユリ(小鬼百合)です。

 大きなヒマワリと同じように、このオニユリが咲くと夏本番を感じさせられます。

Japanese common name : Oni-yuri
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Lilium lancifolium Thunb.


オニユリ(鬼百合)
別名:テンガイユリ(天蓋百合)
ユリ科ユリ属
学名:Lilium lancifolium Thunb.
花期:7月~8月 多年草 草丈:100~200cm 花径:10~12cm

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【学名解説】
Lilium : li(白)+lium(花)/ユリ属
lancifolium : lancifolius=lancea(槍)+folium(葉)/披針形葉の
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
---
コオニユリ(小鬼百合)
Lilium leichtlinii Hook.f. f. pseudotigrinum (Carrière) H.Hara et Kitam.
leichtlinii : Maximilian Leichtlin (1831-1910)氏の
Hook.f. : Joseph Dalton Hooker (1817-1911)
f. : forma(品種)
pseudotigrinum : pseudo(偽の)+tigrinus(虎模様)/虎模様のような
Carrière : Elie-Abel Carrière (1818-1896)
H.Hara : 原寛 Hiroshi Hara (1911-1986)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Kitam. : 北村四郎 - Shirō Kitamura (1906-2002)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸土手 2005.07.19
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 21 July 2005
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by pianix | 2005-07-21 00:00 | | Trackback | Comments(0)