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アメリカフウロ(亜米利加風露)
 アメリカフウロ(亜米利加風露)は、フウロソウ科フウロソウ属の1年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、昭和初期に京都市で牧野富太郎博士により発見されました。戦後、各地に広まり、本州から九州にかけて分布します。名の由来は、アメリカ産のフウロソウ(風露草)の意味です。フウロソウは、イブキフウロ(伊吹風露)であるらしいのですが、名の由来は不明です。英名は Carolina geranium。

 フウロソウ科(Geraniaceae Juss. (1789))は、世界の温帯地域に12属約730種が分布します。フウロソウ属(Geranium L. (1753))は全世界に約300種があり、日本には12種が分布します。

 茎は根元で分枝して這い、途中から斜上します。赤みを帯びるものもあります。草丈は幅があり、通常は10~40cm程です。茎や葉には微細な毛を密生します。葉は深く5~7裂し、さらに裂片は羽状に裂けます。葉も赤みを帯びた縁取りが現れる事があります。

 花期は5月から9月頃で、葉腋から花柄を出します。萼片は5枚。淡紅色をした花弁は5枚で径5~10mm程。縦に縞模様が入り、花弁先端はへこみます。雄しべ(stamen)は10本の五長雄しべ(pentadynamous stamen)で、花柱を取り囲む内輪の5本が長くなります。雌しべは1本で、花柱先端は5裂します。葯の色は黄色。自動自家送粉1)を行います。

 果実は朔果です。槍状で、熟すと黒褐色になり、下から縦に5つに裂け弾き飛ばす自動散布(autochory)が行われます。ゲンノショウコ(現の証拠)も同じ仲間なので似ています。種子は長さ2~5mm程。秋に発芽してロゼットで越冬します。ゲンノショウコやツルヨシの生育地に侵入して、在来種を駆逐すると言われています。染色体数は、2n=52。

1)自動自家送粉:自動的に自家受粉を行う仕組み。自家送粉(self pollination)

Japanese common name : Amerika-fuuro
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Geranium carolinianum L.
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花弁5、10本の五長雄しべ。果実は朔果。2010.05.17


アメリカフウロ(亜米利加風露)
フウロソウ科フウロソウ属
学名:Geranium carolinianum L.
花期:5月~9月 1年草 草丈:10~40cm 花径:5~10mm

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【学名解説】
Geranium : geranos(鶴)の古名geranionに因む/フウロソウ属
carolinianum : carolinianus(北米カロライナの)
L. : Carl von Linne (1707-1778)

※誤りやすい表記:アメリカフロウ、アメリカフウロウ、セイヨウフロウ、セイヨウフウロ etc.

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.25km 右岸河川敷 2006.04.24
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

First draft: 29 April 2006
Last modified: 17 May 2010
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by pianix | 2006-04-29 00:00 | | Trackback | Comments(2)
アケビ(木通/通草)
 アケビ(木通/通草)は、アケビ科アケビ属の落葉高木です。東アジアの中国、朝鮮半島、日本の本州から九州にかけて分布する在来種です。名の由来は、果実が熟すと割れて中の果肉が見える事から「開け実」や「開肉」、あるいは熟しても果実が割れないムベ(郁子)に対して「開け郁子」で、それぞれが転訛したものとの説があります。木通(モクツウ, mù tōng)は中国名で、蔓に道管がある事から。英名は、chocolate vine。

 アケビ科(Lardizabalaceae R.Br. (1821))は、東アジアとチリに約7属35種が分布します。アケビ属(Akebia Decaisne (1837))は、日本に3種1雑種が分布します。

 薬用果実として知られています。中国では、2000年前の漢の時代に成立した「神農本草経」に木通(通草)が記載されていて、鎮痛薬(消炎性利尿薬、関節)の処方薬とされています。日本薬局方では、アケビまたはミツバアケビの茎を生薬のモクツウ(木通)として利尿・鎮痛・排膿に利用されます。

 蔓は左巻きに巻き付いて成長します。葉は、小葉5枚の掌状複葉です。これは学名の種小名quinataにも採用されていて、他の仲間との区別になります。小葉は楕円形で鋸歯がありません。同じ仲間のミツバアケビ(三葉木通)1)は小葉が3枚の3出複葉、自然交雑種のゴヨウアケビ(五葉木通)2)は小葉が5枚の掌状複葉ですが鋸歯があります。

 花は、雌雄同株、雌雄異花で自家不和合性があります。総状花序の先端に雄花、基部に雌花が付きます。雌花は雄花より大きく径25~30mm程で、暗紫色の萼片が3つあります。中央から濃暗紫色の雌しべを放射状に6~9本出します。雄花は径10~16mm程の薄黄色で、中央部に6本の雄しべを出します。果実は裂開果3)の袋果4)で、熟すと紫色になり、5~10cm程の長さになり裂開します。果肉は白色半透明で、食用になります。種子は黒色です。染色体数は、2n=16,32。

1)ミツバアケビ(三葉木通)Akebia trifoliata (Thunb.) Koidz.
2)ゴヨウアケビ(五葉木通)Akebia x pentaphylla (Makino) Makino
3)裂開果(れっかいか):熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する果実(dehiscent fruit)
4)袋果(たいか):一枚の心皮からなる子房からなる果実で内縫線あるいは外縫線で裂ける(follicle)

Japanese common name : Akebi
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Akebia quinata (Houtt.) Decne.
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▲雄花

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左:果実は袋果(2016.10.31) 右:小葉5枚の掌状複葉


アケビ(木通/通草)
アケビ科アケビ属
学名:Akebia quinata (Houtt.) Decne.
花期:4月~5月 落葉低木(蔓性) 花径:雄花10~16mm/雌花25~30mm 果期:9~10月

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【学名解説】
Akebia : 日本名(アケビ)/アケビ属
quinata : quinatus(五の・五小葉の)
Houtt. : Maarten Houttuyn (1720-1798)
Decne. : Joseph Decaisne (1807-1882)
---
trifoliata : trifoliatus(三葉の)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Koidz. : 小泉源一 Gen-ichi Koidzumi (1883-1953)
pentaphylla : pentaphyllus(五葉の)
Makino : 牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.04.07
帆掛山 2016.10.31
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

28 April 2006, 9 August 2016
Last modified: 8 November 2016
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by pianix | 2006-04-28 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ハルジオン(春紫菀)
 ハルジオン(春紫菀)は、キク科ムカシヨモギ属の多年草です。北アメリカ原産で、日本の他、東アジアに分布します。1920年頃に園芸用途で渡来しました。その後の1950年代以降に逸出し、関東を中心に野生化し、勢力を拡大した帰化植物です。現在は全国に分布します。生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)に指定されています。名の由来は、在来種で秋咲き種のシオン(紫菀)に似ていて春に咲く事から。同じく在来種のヒメシオン〈姫紫菀〉があるので、区別の為「ジオン」とされています。似ている花にヒメジョオン(姫女菀)Stenactis annuus (L.) Cass.がありますが、ヒメジョオン属で、属が異なります。これらが混同して紛らわしい呼び方が増えています。英名は、Phyladelphia fleabane。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布し、日本には約70属360種があります。Compositae Giseke, 1792は保留名。ムカシヨモギ属(Erigeron L. (1753))は世界で約250種あります。

 根が横に広がり、不定芽1)から発芽して繁茂します。花期にも根生葉が残ります。長楕円形またはヘラ形で翼のある葉柄があります。茎葉は無柄で、根生葉と同様に茎を抱きます。茎は灰白色の軟毛で覆われ直立します。これがムカシヨモギ属の学名(Erigeron=eri(早い)+geron(老人))の所以(ゆえん)です。茎の中身は中空で、ヒメジョオンのように髄がありません。従って、茎を切れば区別がつきます。感触に慣れれば、茎を押すだけで分かるようになります。中空の為、成長は極早く、草丈は30~80cm程になります。

 花期は4月から6月頃。蕾は淡紅紫色で、うな垂れ、開花時に上向きになります。頭花の直径は2~2.5cmで、中央の黄色い管状花と、周囲を取り巻く糸状になった舌状花の集合花です。これはキク科に多い特徴です。花色は個体によって淡紅紫色から白色までの濃淡があります。

 繁殖は根茎と種子によって行われます。虫媒花です。花粉は最大値で19.5×20μm程です。人によっては花粉症の原因ともなります。果実は痩果で、風・雨・動物・人間により散布されます。他の植物を排除するアレロパシー作用2)があります。この作用と、根からの繁殖が強い事と合わせて、農業では強雑草とされています。ロゼット3)で越冬します。染色体数は、2n=18。

1)不定芽(ふていが):
 側芽の生ずる箇所(定芽)以外の予期しない部分に生ずる芽(Adventitious bud)
2)アレロパシー(Allelopathy)作用:
 植物が放出する天然の化学物質(生理活性物質)が他の生物に、阻害的あるいは促進的(共栄的)な作用を及ぼすこと
3)ロゼット(Rosette):
 バラの花の形の事。「ロゼット葉」は地面に葉が広がり立ち上がらない状態を指す

Japanese common name : Haru-zion
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Erigeron philadelphicus L.
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花色は個体によって淡紅紫色から白色までの濃淡がある

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左:茎は中空。茎葉は無柄で茎を抱く。 右:根生葉


ハルジオン(春紫菀)
キク科ムカシヨモギ属
学名:Erigeron philadelphicus L.
花期:4月~6月 多年草 草丈:30~80cm 花径:2~2.5cm

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【学名解説】
Erigeron : eri(早い)+geron(老人)/ムカシヨモギ属
philadelphicus : 北米フィラデルフィアの
L. : Carl von Linne (1707-1778)

生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)
誤りやすい名前:ハルジョオン

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から7.50km 左岸河川敷 2006.04.25, 2006.04.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 April 2006
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by pianix | 2006-04-27 00:00 | | Trackback | Comments(3)
クサイチゴ(草苺)
 クサイチゴ(草苺)は、バラ科キイチゴ属の半常緑低木です。本州から九州にかけて分布する在来種で、アジア東部の中国や朝鮮にも分布します。木本なのに草と名が付けられているのは、見た目に丈が低く地を這う形状が草に見えるとか、地上茎の寿命の短さが草のようだからと言われています。

 バラ科(Rosaceae Juss. (1789))は、ほぼ全ての大陸(南極を除く)に、107属3100種が分布します。キイチゴ属(Rubus L. (1753))は、北半球の寒帯から温帯地方に多く、南半球の熱帯山岳地区、北極圏と太平洋の島々にも分布し、400~500種あります。日本には8亜属70種が自生します。

 地下茎を広げて茎を出します。這った茎は途中で立ち上がり20~60cmになります。短毛が密生しています。葉は互生する奇数羽状複葉で柔らかです。5小葉の羽状複葉で、花茎には3~5枚の小葉を付けます。卵状披針形で鋸歯があります。長さ3~7cmで先端は尖り、両面に毛があります。中脈と羽軸には棘があります。萼片は花弁より長く、先が細く尖ります。

 花期は4月から5月頃。花は離弁花で、白色で楕円形の花弁5枚を平開させ3~4cmになります。雄しべは多数。葯は白色で、やがて黒くなります。果実は核果の集合体で直径約1~1.5cmになる液果です。雄しべ1本につき1個の核果を作ります。果実は生食でき、ジャムや果実酒にも利用されます。動物が食べて種子を散布する動物被食散布(endozoochory)が行われます。染色体数は、2n=14。

 類似種に、ハチジョウクサイチゴRubus x nishimuranus Koidz.、マルバクサイチゴRubus hirsutus Thunb. var. simplicifolium Makino、ヤエザキクサイチゴRubus hirsutus Thunb. f. harai (Makino) Ohwiがあります。

★  ★  ★

 野草観察は、花と名前を一致させる事から始まります。初めて出会ったものは、これに時間が費やされるかもしれません。もう少し学術的に進むと、同定作業になります。同定は難しい問題をはらんでいます。同じようだけど同じではない事があります。細かい観察が必要になります。ただ単に名前を知りたいと言う事であっても、資料がなければお手上げです。人から教えてもらったものでも、自分で確認する事が必要になります。

 この日本語カタカナの名前は標準和名です。国際的には通用しません。お互いが、その国の名前を使うと混乱するからです。そこでラテン語の学名が登場します。しかし、世間話をする程度なら和名で充分です。その場合でも、草と名が付いていても木本(樹木)であったりするので、思いこみは排除しないといけません。

Japanese common name : Kusa-itigo
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Rubus hirsutus Thunb.

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花弁は5枚。萼片5個は花弁より長く、先が細く尖る。

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左:花弁が脱落した若い果実 右:果実は核果の集合体


クサイチゴ(草苺)
別名:ワセイチゴ(早稲苺)/ナベイチゴ(鍋苺)
バラ科キイチゴ属
学名:Rubus hirsutus Thunb.
花期:4月~5月 半常緑低木 樹高:20~60cm 花径:3~4cm 果期:5~6月

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【学名解説】
Rubus : ruber(赤)/キイチゴ属
hirsutus : 粗毛のある・多毛の
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.04.07
花沢山(Alt. 449.2m) 2015.05.18
満観峰(Alt. 470m) 2015.06.13
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

26 April 2006, 16 June 2015
Last modified: 20 November 2016
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by pianix | 2006-04-26 00:00 | | Trackback(1) | Comments(2)
クロボシツツハムシ(黒星筒葉虫)
 生物全てに共通の言語があり、口があって喋るのだったら、これは恐ろしい事になります。冬の河川敷から野草たちが「さむ~い」と大合唱を始めたら夜も眠れません。野菜を収穫しようとしている農家の方達は耳栓が必要ですし、道端の野草を踏んづけた途端に「いて~」とか言われて謝らなければなりません。人間が関与していなくても、これは起こります。虫同士の縄張り争い、虫に食われそうになる葉の悲鳴……。

 「草花は文句も言わずに咲いている」とは人間の勝手な解釈ですね。この時期は、部署配置換えや入学後のとまどいで、人間社会の悩みはつきません。人間の言語が多岐にわたり、個人特有の言語さえもが存在するとすれば、意思の疎通が途切れ誤解が生じるのも致し方ない事です。それで、地球上の生物は言語の有無に関わらず苦しみに呻いているとも言えます。喜びの大歓声に溢れていると想像しがたいのは、人間の本質の現れ故かもしれません。

 ここにクロボシツツハムシ(黒星筒葉虫)がいます。もしあなたがタンポポとノゲシの区別がつかないようでしたら、テントウムシと思っても不思議ではありません。しかし、観察する事で様子がおかしいと感じるかもしれません。生活形態が異なる事にも気がつくかもしれません。赤い地色に黒の斑点があるのは、テントウムシに似ています。でも、少し長い体型です。触角も長いですね。テントウムシに擬態していると考える人もいます。どうやって擬態できるのか、私にとっては最大の難問です。何万年もかけると真似できるものなのでしょうか。木の葉そっくりの虫も、何故その形態を取るに至ったのか、分かりません。そんな長い間、観察するのは不可能だからです。化石に頼るしかありませんが、正確に説明できる人は多分いないと思います。

 クロボシツツハムシを漢字で表すとどうなるのかさえも分かりません。推測で「黒星筒葉虫」としておきました。黒い斑点がある筒状の葉虫と考えましたが、合っているかは分かりません。生物の標準和名はカタカナで表記するのが習慣だからです。漢字は使いません。

 甲虫目に属します。甲虫目は、約116科370000種があります。ハムシ科(Chrysomelidae Latreille, 1802)ツツハムシ亜科(Cryptocephalinae)の仲間です。ハムシは、種類によって特定の葉を食べる事から付けられた名前です。クロボシツツハムシは成虫・幼虫共に、梨、栗、櫟(くぬぎ)、萩の葉を食草としています。従って害虫として扱われます。本州から九州にかけて生息しています。翅に6個の黒い斑紋がありますが、個体によって変異があります。完全変態をします。

Japanese common name : Kurobosi-tutuhamusi
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Cryptocephalus signaticeps Baly, 1873


クロボシツツハムシ(黒星筒葉虫)
甲虫目ハムシ科ツツハムシ亜科
学名:Cryptocephalus signaticeps Baly, 1873

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体長:4~6mm
出現期:4月~8月
分布:本州・四国・九州
食草:ブナ科、バラ科、マメ科

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.50km 右岸土手 2006.04.18
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 25 April 2006
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by pianix | 2006-04-25 00:00 | | Trackback(1) | Comments(2)
ハナミズキ(花水木)
 ハナミズキ(花水木)は、ミズキ科ミズキ属(旧ヤマボウシ属)の落葉小高木です。北アメリカ原産で、日本には明治中期に渡来したと言われています。1912(大正4)年、東京市長であった尾崎行雄が日米親善の為にワシントンへソメイヨシノ(染井吉野)を贈りました。その返礼として、1915年にアメリカから40本の白花ハナミズキが贈られて、1917年に13本の紅花ハナミズキが追加されました。バージニアの州花です。当時は、日本産のヤマボウシ(山法師)に似ている事から、アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師)と呼ばれていました。植物園に植栽される程度で一般的ではありませんでしたが、植栽利用が増えた事でハナミズキ(花水木)と命名されました。現在の和名はアメリカヤマボウシに戻っています。英名は、dogwood。

 ミズキ科(Cornaceae Bercht. et J.Presl (1825))は、北半球の温帯から熱帯に約14属100種、ミズキ属(Cornus L. (1753)) はアジア、アメリカの温帯に約60種が分布し、日本には5種が自生します。

 春の花は、葉が出る前に咲きます。花弁に見えるのは4枚の総苞片で、先端が窪んでいるところがヤマボウシと異なります。総苞片の中央に本当の花の集まりである花序があり、4枚の花弁と雄しべ4本があります。雌雄同株。受精すると脱落しますが、総苞片は長い期間残る事になります。対生する葉は全縁で、明瞭な側脈があり、裏面には白色の毛があります。秋の紅葉も風情があります。果実は核果で、赤色をしています。街路樹や庭木として植栽され、静岡市市の花にもなっています。

 花木としては強い性質を持っていますが、強風に弱く、潮風には特に弱いので浜辺の近くでは不向きです。通常は切り接ぎで繁殖させますが、種子捲きの場合は秋か春にします。種子の赤い果肉を取り除き乾燥させないように保存する必要があります。長雨時のウドンコ病には注意を要します。

 紅色種のベニバナハナミズキ(紅花花水木)があり、白花種とコントラストを付けて植栽されている場合があります。'Alba Plena'は八重咲き白花、'Cherokee Sunset'は斑入りの赤花、'Cherokee Chief'は濃紅色花、'Cherokee Princess'は白花、'Cloud Nine'は白色多花性、'Junior Miss'は淡紅色花、 'Red Giant'は紅花大輪、'Rainbow'は葉に黄色の斑入り、'Pendula'は枝が強く垂れる品種です。他に次のような品種があります。
'Apple Blossom' 'Cherokee Brave' 'Daybreak' 'Green Glow' 'Pink Flame'
'Purple Glory' 'Royal Red' 'Spring White' 'Sweetwater Red' 'World's Fair' 等。

※ヤマボウシとハナミズキの簡易な見分け方:花びらに見える4枚の総苞片を確認します。先端が尖(とが)っているのがヤマボウシで、窪(くぼ)んでいるのがハナミズキです。樹皮が細かく割れているのはハナミズキです。

参考:ハナミズキ(花水木)の実

Japanese common name : Amerika-yamabousi (Hana-mizuki)
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Cornus florida L.

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紅花種
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4枚の総苞片は先端が窪んでいる 中央に緑色の頭花がある

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白花種

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左:開き初め  右:樹皮 ヤマボウシと異なり細かく割れている


ハナミズキ(花水木)
和名:アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師)
ミズキ科ミズキ属
学名:Cornus florida L.
synonym : Benthamidia florida (L.) Spach
花期:4月~5月 落葉小高木 樹高:3~12m 花(総苞片)径:8~9cm 果期:10~11月

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【学名解説】
Cornus : cornu(角)に由来/ミズキ属
florida : floridus(花の目立つ・花の充満した)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
---
Benthamidia : George Bentham (1800-1884)に因む/ヤマボウシ属
Spach : Edouard Spach (1801-1879)

撮影地:静岡県静岡市
葵区秋山町(植栽) 2006.04.24
葵区平和2丁目(街樹) 2006.04.25
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

24 April 2006
Last modified:30 April 2014
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by pianix | 2006-04-24 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ウラシマソウ(浦島草)
 ウラシマソウ(浦島草)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。北海道南部から九州にかけて分布する日本の固有種です。和名は、花序から伸びる付属体を昔話「浦島太郎」の釣り糸に、葉を腰蓑に見立てたものです。

 サトイモ科(Araceae Juss. (1789))は、115属2000種以上が熱帯を中心に分布します。テンナンショウ属(Arisaema C.F.P. von Martius (1831))は、東アジア、東南アジア、北米、メキシコ、アフリカ東部などの熱帯や温帯に約150種、日本には約30種が分布します。テンナンショウ属は12節に分類されます(Murata 1992)。

 扁球形の球根(球茎)に子球を着け、根を出します。この球根・新芽・実にはサポニン類似成分が含まれ有毒です。食べると嘔吐や腹痛皮膚炎を起こします。雌雄偽異株という性質を持ち、性転換を行います。栄養状態が悪く球根が発達しない状態では雄株となり、発達すると雌株になります。花粉だけを作る雄株と異なり、結実させるには良好な栄養状態が必要で、その為に成熟した個体が雌株に性転換する事になります。

 葉は根生します。複数枚あるように見えますが1枚です。鳥の足のように深裂する鳥足状複葉1)です。葉柄は10~40cmで偽茎です。倒披針形の小葉は11~15個あり、頂小葉の長さは10~25cmになります。葉は、花よりも高い位置につきます。

 花期は、3月から6月頃。10~20cmの花茎を伸ばし、暗紫色の仏焔苞2)を付けます。長さは10~18cm程です。仏炎苞の上部には褐色でフードのような舌状の舷部があります。仏炎苞の中に肉穂花序3)を付けます。そこから糸状の付属体が伸びて垂れ下がり、長さ30~50cmになります。ほとんどの場合、仏焔苞より上にある葉まで上がり、そこでもたれ掛り、先端を垂れ下げます。

 虫媒花です。雄花の総苞には虫の出口が下部に用意されていますが、雌花の総苞は出口がありません。花粉を付けた虫が長く留まるようにする構造です。食虫植物ではありません。秋に仏炎苞が枯れて赤色の果実が現れます。液果で、トウモロコシのような集合果です。鳥類による種子散布が行われると考えられています。栄養繁殖と種子繁殖が行われます。染色体数は、2n=28。

 類似種に、ナンゴクウラシマソウ(南国浦島草)Arisaema thunbergii Bl. subsp. thunbergii や、矮性のヒメウラシマソウ(姫浦島草)Arisaema kiushianum Makino があります。また、仏焔苞に長い付属体のないものはマムシグサ(蝮草)Arisaema serratum (Thunb.) Schott か、その仲間です。 参考→スルガテンナンショウ(駿河天南星)

1)鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう):葉身が2個以上に全裂した小葉があり、柄が鳥の足のように分かれている葉(pedately compound leaf)
2)仏炎苞(ぶつえんほう):仏像が背負う火炎状の光背を例えた名称。肉穂花序を包む大形の苞葉(spathe)
3)肉穂花序(にくすいかじょ):太い肉質の中軸の周囲に無柄の小花が密生するもの(spadix)

Japanese common name : Urashima-sou
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Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
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鳥足状複葉 複数見えるのが小葉

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糸状付属体が伸びるのが特徴

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左:雄花総苞下部にある虫の出口(開口部) 右:果実は液果で、種子は直径3~6mm


ウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属
学名:Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
花期:3月~6月 多年草(球根) 草丈:30~60cm 苞長:10~18cm 花序長:30~50cm

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【学名解説】
Arisaema : Arum(植物名)の一種(aris)+haima(血)/テンナンショウ属
thunbergii : Carl Peter Thunberg (1743-1828)に因む
Blume : Carl Ludwig von Blume (1796-1862)
subsp. : subspecies(亜種)
urashima : ウラシマソウの略(日本名)
H.Hara : 原 寛 Hara Hiroshi (1911-1986)
H.Ohashi : 大橋広好 Hiroyoshi Ohashi (1936- )
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
J.Murata : 邑田 仁 Jin Murata (1952-)
---
Juss. : Antoine Laurent de Jussieu (1748-1836)
C.F.P. von Martius : Carl (Karl) Friedrich Philipp von Martius (1794-1868)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12.50km 左岸土手及び丘稜地 2006.04.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

22 April 2006
Last modified: 8 April 2010
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by pianix | 2006-04-22 00:00 | | Trackback | Comments(0)
シャガ(射干/著莪)
 シャガ(射干/著莪)は、アヤメ科アヤメ属の多年草です。中国が原産地です。古くに渡来した史前帰化植物と言われていて、本州以西から九州にかけて自生しています。学名の種小名にjaponica(日本の)とありますが誤りです。学名の幾つかは原産地を取り違えているものがあります。また、「射干」も誤って伝えられたものです。中国名を音読みしたもので、ヒオウギ(檜扇)を指します。葉の形状が似ていた為、取り違えられたと推測されます。「著莪」は、俳句などの文学的表現に使われます。「胡蝶花」の胡蝶は蝶の事で、花を蝶に見立てた名前です。

 アヤメ科(Iridaceae Juss. (1789))は世界に約80属1750種、アヤメ属(Iris L. (1753))は北半球の温帯に約220種が分布します。

 根茎から匍匐枝(stolon)を伸ばして群生します。葉は、鮮緑色で光沢のある長さ30~60cm程の剣型をしています。扇形に葉を付けます。単面葉(unifacial leaf)で、裏表の区別が不明瞭です。斜立した花茎は30~70cm程になり、先を分岐させて総状花序をつけます。

 花期は4月から5月頃まで。花は、萼に相当する外花被片と花冠に相当する内花被片を3枚ずつ付けます。外花被片の縁は細かく切れ込んでいて、中央部に橙色の突起があります。黄色の周囲を青紫色の斑点が囲んだ模様を付けます。内花被片は外花被片より小型の長楕円形で、先端は浅く2裂します。

 雄しべは3本。雌しべは1本で、先端が3裂する花柱枝です。一日花です。中国産種は種子繁殖を行いますが、日本野生種は染色体が3倍体(triploidy)であるため種子はできません。株分けの栄養繁殖(vegetative reproduction)を行います。染色体数は、2n=24,28,34,36,54,56。

 類似種に、薄紫色で小型種のヒメシャガ(姫射干)Iris gracilipes A. Grayがあり、準絶滅危惧(NT)とされています。

Japanese common name : Syaga
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Iris japonica Thunb.


シャガ(射干/著莪)
別名:コチョウカ(胡蝶花)
アヤメ科アヤメ属
学名:Iris japonica Thunb.
花期:4月~5月 多年草 草丈:30~70cm 花径:3~5cm

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【学名解説】
Iris : 虹/アヤメ属
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12.50km 諸岡山(Alt. 92m) 2006.04.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 21 April 2006
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by pianix | 2006-04-21 00:00 | | Trackback | Comments(0)
カキドオシ(垣通/籬通)
 カキドオシ(垣通/籬通)は、シソ科カキドオシ属の多年草です。アジア原産で、中国、シベリア東部、日本に分布します。国内では全国に分布する在来種です。名の由来は、花後に長く蔓が伸びて垣根を通り抜ける程になる事から。別名のカントリソウ(癇取草)は、民間薬として、子供の癇(神経が過敏で小さなことにもいらたち怒る事)に用いた事から。葉が銭形のように連がることから、生薬名でレンセンソウ(連銭草)とも。英名は、Alehoof。

 シソ科(Lamiaceae Martinov (1820))は、北半球の地中海沿岸や中央アジアを中心に約250属7000種が分布します。日本には約28属90種があります。保留名である新エングラー体系でのシソ科の学名Labiataeは、Labea(唇)に基づいた名称で、戦前は唇形科とされていました。英名ではMint familyと言われるように、香気を持つものが多くあります。カキドオシ属(Glechoma L. (1753))は北半球に広く分布し、日本には本種のみが自生します。

 茎は、シソ科の特徴である四角柱状です。初めは直立し草丈5~25cmになります。花後に倒れて蔓状となります。地面を這い、節から根を出しながら伸びます。葉は対生し、長い柄があります。腎円形で、鈍い鋸歯があり、長さ15~25mm程。縁に鈍い切れ込みがあります。茎と葉共に粗毛があります。

 花期は4月から5月で、葉腋に淡紫色で長さ15~25mmの唇形花を付けます。ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)やトキワハゼ(常磐爆米)と異なり、下唇は3裂せず2裂します。萼は5裂します。花弁に蜜標1)である、濃い紫色の斑紋があります。

 雄しべは4本。雌しべに隣接した2本と、下側に付く2本があります。雌しべの柱頭は2裂します。種子は分果で、楕円形です。種子及び地下茎で繁殖します。染色体数は、2n=36,45,54。

 葉に斑が入った品種に、フイリカキドオシカキドオシ(斑入垣通)Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) H.Hara f. albovariegata H.Hara があり、花色が白色のシロバナカキドオシ(白花垣通)Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) H.Hara f. nivea Hiyama があります。ヨーロッパ原産の園芸種として、セイヨウカキドオシ(西洋籬通)Glechoma hederacea L. subsp. hederacea があります。

 民間薬として利尿、消炎薬として使われてきました。糖尿病・膀胱や尿路結石・黄疸・疳に用いられます。ヨーロッパでも古くから去痰・喘息に用いられてきました。最近は糖尿病に効き目がありそうだと期待されているようです。花期の全草を乾燥させたもの(連銭草)を使います。茶材や薬酒としても利用されています。

1)蜜標(みつひょう):昆虫に蜜の所在を示す標識(nector guide)

Japanese common name : Kakido'oshi
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Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) H.Hara

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雌しべ柱頭は2裂する


カキドオシ(垣通/籬通)
別名:カントリソウ(癇取草)
シソ科カキドオシ属
学名:Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) H.Hara
synonym : Glechoma grandis (A.Gray) Kuprian.
花期:4月~5月 多年草 草丈(蔓性):5~25cm 花長:15~25mm

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【学名解説】
Glechoma : ハッカの一種glechonに由来/カキドオシ属
hederacea : hederaceus(キズタ属(Hedera)に似た)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
subsp. : subspecies(亜種)
grandis : 大形の
A. Gray : Asa Gray (1810-1888)
H.Hara : 原 寛 Hiroshi Hara (1911-1986)
---
var. : varietas(変種)
Kuprian. : Lyudmila Andreyeva (Andreevna) Kuprianova (1914-1987)
---
f. : forma(品種)
nivea : niveus(雪白色の)
Hiyama : 桧山庫三 Kozo Hiyama (1905-?)
---
albovariegata : albi(o)(白)+variegatus(斑紋のある)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12.50km 左岸土手 2006.04.20
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

First draft: 20 April 2006, 8 April 2014, 10 April 2015
Last modified: 2 May 2016
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by pianix | 2006-04-20 00:00 | | Trackback(1) | Comments(2)
トキワハゼ(常磐爆米)
 トキワハゼ(常磐爆米)は、サギゴケ科サギゴケ属の1年草です。日本全土に分布する在来種です。国外では、東アジア、東南アジア、インド等に分布します。名前の「常磐」は、春から秋にかけての長い間見られる事から。暖地ではほぼ1年中見られます。「爆米」は米を炒った菓子の事で、果実が爆ぜるからとの説と、花の形が爆米に似ているからとの説があります。

 サギゴケ科(Mazaceae Reveal (2011))は、世界に2属29種が分布し、日本には1属3種があります。旧分類のゴマノハグサ科(Scrophulariaceae Juss. (1789))は、世界に約220属3000種があります。サギゴケ属(Mazus Loureiro, 1790)は、東アジアや東南アジア、オーストリアに20種程、日本には3種が分布しています。

 茎は斜上し、ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)のように匍匐茎を出しません。細かな毛が生えています。根生葉は対生します。倒卵形で先は尖らず、柄を含めて長さは2~5cm程。上部の葉は互生します。

 花期は、4月から11月。淡紫色で唇形の花冠(唇形花1))を付けます。合弁花です。上下2唇に分かれ、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂して開出し黄色と赤褐色の紋様を付けています。花冠内側は白色あるいは紫を帯びた白色です。萼は5つに中裂し、花後は果実を包みます。

 虫媒花です。雄しべは4本で長短の2本ずつあります。雌しべ花柱の柱頭が接触刺激で閉じる柱頭運動をします。これは花粉を捉える動作です。しかし大変小さく、確認するのは容易ではありません。果実は朔果2)で、3~4mmの球形をしています。染色体数は、2n=40。

1)唇形花(しんけいか):
 合弁花で、筒状の花冠が唇のように上下に分かれる形状の花(lip)
2)朔果(さくか):
 複数の心皮からなり複数の種子がある果実で、熟すと果皮が裂開する

Japanese common name : Tokiwa-haze
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Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis

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合弁花。上下2唇があり、上唇は浅く2裂、下唇は3裂して開出。 2005.04.05


トキワハゼ(常磐爆米)
サギゴケ科サギゴケ属
学名:Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
花期:4月~11月 1年草 草丈:6~15cm 花長:10~12mm

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【学名解説】
Mazus : mazos(乳頭突起)/サギゴケ属
pumilus : 低い・小さい
Brum.f. : Nicolaas Laurens Burman (1734-1793)
Steenis : Cornelis Gijsbert Gerrit Jan van Steenis (1901-1986)
---
Reveal : James Lauritz Reveal (1941-2015)
Loureiro : Joao de Loureiro (1717-1791)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2005.04.05, 2006.04.15
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

19 April 2006
Last modified: 14 July 2016
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by pianix | 2006-04-19 00:00 | | Trackback | Comments(2)