野草撮影で、シャッターを押すたび毎に汗が流れるのは何故だろう。息を殺してぶれないようにする姿勢が原因のようです。汗をびっしょりとかいてしまいました。それでいて綺麗に写せたものは全く無し。花にも出会えない。そのようにがっかりするのは、いつもの事です。
出先から帰宅する途中、行った事が無く気になっていた滝を見てみたいと思いつきました。しかし、天候は悪くなる一方。この先何キロ走るのか分からない状態でしたから、途中で引き返しました。そこへ、ノウゼンカズラが目に入りました。撮影させていただいていると、そのお宅の奥さんが出てきて、オニユリが咲いているからと庭に招き入れてくれました。ヤマユリでした。ご主人が帰ってきて、今度はフウランを見せてくれました。相当な愛好家のようです。雨が降ってきて、暗くなってきました。 通りすがりの者を、花を撮影しているからと言うだけの事で親切にしてくれました。野草の撮影失敗も忘れて、温かい気持ちで帰宅する事ができました。 参考: カズラと名が付く主なものに、フウトウカズラ(風藤葛)、サネカズラ(実葛)、テイカカズラ(定家葛)があります。その他に、ヘクソカズラ(屁糞葛)、ネナシカズラ(根無葛)、アメリカネナシカズラ(亜米利加根無蔦)、スイカズラ(吸葛)、ホタルカズラ(蛍葛)、ノウゼンカズラ(凌霄花)等があります。 Japanese common name : Nouzen-kazura ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属 学名:Campsis grandiflora (Thunb. ex Murray) K. Schum. 花期:7月~8月 落葉蔓低木 花径:6~7cm 中国原産 【学名解説】 Campsis : 湾曲/ノウゼンカズラ属 grandiflora : grandiflorus(大きい花の) Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828) ex : ~による Murray : Johan Andreas Murray (1740-1791) K.Schum. : Karl Moritz Schumann (1851-1904) 撮影地:静岡県静岡市 葵区牛妻(牛妻不動の滝入り口) 2005.07.07 [Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN] Last modified: 7 July 2005 #
by pianix
| 2005-07-07 00:00
| 花
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ご近所にカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)が咲いていました。アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。花色は白ですが、すでに色づいています。これは北米産なので、日本原産の紫陽花とは趣が違います。「柏葉」は、葉が柏に似ているから。八重咲きと一重咲きがあります。英名は、Oak-leaved Hydrangea。ドイツ名は、eichenblättrige Hortensie。
紫陽花は、分類体系によって、ユキノシタ科かアジサイ科に異なって表記される時があります。APG体系とクロンキスト体系ではアジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))で、エングラー体系ではユキノシタ科(Saxifragaceae Juss. (1789))です。アジサイ科には16属約190種があります。 アジサイ属(Hydrangea L. (1753))には、アメリカノリノキ=西洋紫陽花(Hydrangea arborescens)、コアジサイ(Hydrangea hirta)、コガクウツギ(Hydrangea luteovenosa)、アジサイ(Hydrangea macrophylla)、ノリウツギ(Hydrangea paniculata)、ツルアジサイ(=梧桐蔓)(Hydrangea petiolaris)、ヤマアジサイ(Hydrangea serrata)等があります。 Japanese common name : Kasiwaba-azisai カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科アジサイ属 学名:Hydrangea quercifolia W.Bartram 'Snow Flake' 花期:5月~7月 落葉低木 草丈:50cm~150cm 花序径:5cm 品種:カシワバアジサイ・スノーフレーク 八重咲と一重咲 【学名解説】 Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属 quercifolia : カシ属(Quercus)のような葉の W.Bartram : William Bartram (1739-1823) 撮影地:静岡県静岡市 静岡市葵区 2005.07.05 [Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN] Last modified: 6 July 2005 #
by pianix
| 2005-07-06 00:00
| 花
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by pianix カテゴリ
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Introduction
「草花と自然Blog」へお越し下さってありがとうございます。このブログは2005年8月1日に開始しました。
自然体験活動指導者 《静岡県》 森林環境教育指導者 環境学習指導員 ◆専門的なことをなるべく排除して、さらに必要な知識を得るための基礎となる内容を心がけています。少しでも生物についての興味を持って頂けたら幸いです。 ◆私の趣味は、アマチュア無線・競歩等です。興味のあるものは、天文学・理論物理学等です。残念ながら花には深い思い入れがありません。名前を覚えるのが苦手なので、せめて目にした野草の名前の幾つかを覚えようと観察を始めました。もっとも、聖書に書かれている「野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。」(マタイ 6:28-30抜粋・新共同訳)に触発されたのが根底にあります。 【見にくい場合】スマホでレイアウトが乱れて見にくい場合は、ご利用のブラウザアプリでPC版に切り替えて下さい。PC版で最適化しています。 【検索する】和名はカタカナ表記です。漢字やひらがなで検索しないほうが良好な結果が得られます。 【写真を拡大する】写真をクリックすると拡大されます。その写真をクリックすると元に戻ります。ブラウザの設定によっては動作しません。 【コメントする】記事タイトルをクリックすると「コメントする」ボタンが最下部に現れます。パスワードは削除する時に必要なものです。投稿者のあなたが決めて下さい。 【トラックバックする】[停止中]承認制としさせて頂いていますので、確認後に有効にさせていただきます。問い合わせの必要はありません。 【間違いの指摘】コメント欄の「非公開コメント」にチェックを入れて書き込んで頂ければありがたいです。 【注意】民間療法、生薬などは、使い方を誤ると重大な結果を招きます。知識無く利用する事は危険です。専門家の指導無しに利用する事は避けてください。 ・このブログに掲載されている写真・画像・イラスト・文章を無断で使用することを禁じます。 ・写真にリンクを貼ることは固くお断りします。 ・当Blogを利用することで生じる損害その他一切の不利益について、作者は責任を負いません。 ・種子等の配布、及び栽培方法、生育地の詳細、民間薬としての使い方等を問い合せされてもお応えできません。 静岡県の推計人口 (2024年 2月 1日現在) 総数3,544,597人 (前月比 -3,553人) 世帯数1,515,983世帯 (前月比 -292世帯) 静岡市の人口・世帯数 (2024年 2月末日現在) 合計676,607人 (前年同月比 -5,483人) 男:329,454人 女:347,153人 世帯数324,388戸 (前年同月比 +1.770戸) 最新のコメント
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