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ハナユ(花柚)/ヤーコン(yacon)/ハヤトウリ(隼人瓜)
 新年にあたり、皆様のご健勝とご多幸をお祈り致します。
 本年もよろしくお願い致します。


 【写真の説明】
 手前左は、ハナユ(花柚)です。中国が原産の低木です。ユズ(柚子)の一種で、大きさはウンシュウミカン(温州蜜柑)ほどです。ミカン科ミカン属で、学名は、Citrus hanayu Hort. ex Shirai。我が家では、冬至に風呂へ入れました。

 手前右は、ヤーコン(yacon)です。キク科スマランサス(旧ポリムニア)属で、学名は、Smallanthus sonchifolius (Poeppig) H.Rob.。キクイモ(菊芋)に近縁です。4cm程のヒマワリのような黄色い小さな花を咲かせます。南アメリカ原産の多年草で、塊根を食用とします。フラクトオリゴ糖(fructo oligosaccharide)が多く含まれています。生食ができ、和物・炒物・揚物・煮物などに使われます。塊茎は繁殖に利用されます。1985(昭和60)年頃に移入されたと言われています。染色体数は、2n=58。

 中央奥は、ハヤトウリ(隼人瓜)です。別名はセンナリウリ(千成瓜)で、たくさんの実が収穫できる事から。中国名は佛手瓜(fe shou gua)で、縁起物として贈り物にされるそうです。原産地は熱帯アメリカで、1917(大正6)年に鹿児島に伝わり、そこから薩摩隼人に因んで名が付けられたとの事。ウリ科ハヤトウリ属で、学名はSechium edule (Jacq.) Sw.。雌雄同株の蔓性多年草で、種子は1個。漬物用途にすることが多いようです。

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【上】ハヤトウリ(隼人瓜)
【左】ハナユ(花柚)  【右】ヤーコン(yacon)

 提供:静岡県立大学薬用植物園

ハナユ(花柚)
ミカン科ミカン属
学名:Citrus hanayu Hort. ex Shirai

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【学名解説】
Citrus : kitron(箱)レモンの古名/ミカン属
hanayu : ハナユ(花柚)
Hort. : 分類学者が種として発表することを可能とする制度(Hortulanorum)
ex : ~による
Shirai : 白井光太郎 Mitsutaro Shirai (1863-1932)

ヤーコン(yacon)
キク科スマランサス属
学名:Smallanthus sonchifolius (Poeppig) H.Rob.
synonym : Polymnia sonchifolia Poeppig

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【学名解説】
Smallanthus : Small(John Kunkel Small (1869-1938))+anthus(花)/スマランサス属
sonchifolius : ハチジョウナ属(Sonchus)のような葉(folius)の
Poeppig : Eduard Friedrich Poeppig (1798-1868)
H.Rob. : Harold E. Robinson (1932-)
---
Polymnia : polys(多い)+Mnium苔類(mnoos(柔らかくする))|ギリシャ神話の女神/ポリムニア属
sonchifolia : ハチジョウナ属(Sonchus)のような葉(folius)の

ハヤトウリ(隼人瓜)
ウリ科ハヤトウリ属
学名:Sechium edule (Jacq.) Sw.

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【学名解説】
Sechium : sekos(垣根・囲い)/ハヤトウリ属
edule : edulis(食用の)
Jacq. : Nicolaus Joseph Baron von Jacquin (1727-1817)
Sw. : Olof Peter Swartz (1760-1818)

撮影地:静岡県静岡市
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

3 January 2007, 13 March 2015
Last modified: 19 October 2015
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by pianix | 2007-01-03 00:00 | 雑記 | Trackback | Comments(4)
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、世界では北半球の各国に帰化していますす。日本には、1900(明治33)年頃、観賞用や蜜源植物として導入されました。1940(昭和15)年以降に各地に広がり、1965(昭和40)年以降に大繁殖し、現在では日本全国に分布するに至っています。生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)に指定されています。名の由来は、背が高くなり花が泡立つように咲く様子から。英名は、Tall Golden rod(背高金の鞭)や Yellow-weed、又はYellow-top。アワダチソウ(泡立草)は、ベンケイソウ科のキリンソウ(麒麟草)の事です。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味、保留名のCompositae Giseke, 1792は、「合成された」との意味から。アキノキリンソウ属(Solidago L. (1753))は温帯を中心に約100種あり、分布の多くは北アメリカで約80種があります。属名の「Solidago」はラテン語のsolidus(完全)+ ago(状態)で、「完全な状態・合着する・固くする」の意味があり、ヨーロッパで傷薬として用いられた事に由来すると言われています。

 地下茎により繁殖します。根や地下茎は、アレロパシー1)(allelopathy)作用があり、ポリアセチレン化合物のシス-デヒドロマトリカリエステル2)(cis-DME)を分泌します。これによって他の植物の種子発芽を阻害制御し、長期間に渡り独占的に定着します。しかし、制御物質が土中に蓄積される事で、分泌者のセイタカアワダチソウ自身も種子発芽が抑制される結果となります。やがて自家中毒に陥り、大繁殖していた群落は衰退していきます。

 茎は直立して50~250cmになり、上部で分枝して花茎を多数出します。短毛があり、断面は円形。葉は互生し、茎に密生させます。披針形で先が尖り、長さ6~13cm。葉裏の脈上には微毛があります。花期は8月から11月頃。茎の先に長さ10~50cmの円錐花序を出し頭花を多数付けます。頭花は黄色で径5~6mm。雌性の舌状花が周囲に並び、1頭花あたり4~6個の両性の筒状花が中心にあります。舌状部は長さ3~4mm。総苞は長さ3~3.5mm、総苞片は線形で3列。枯れると灰白色の綿毛(冠毛)となり、泡を吹いたように見えます。

 虫媒花です。養蜂の重要な蜜源になります。以前は花粉症の原因と言われていました。虫媒花の花粉は風媒花と比べて重く、風で遠くまで飛ばないので、花粉症への影響は少ないと思われます。果実は痩果です。1株あたり21,000~50,000個の種子を付けます。ロゼットで越冬します。従って、繁殖制御を目的とした場合、ロゼット周辺の草刈りを行う事は、かえって生育を助長させる逆効果を生みます。染色体数は、2n=54。

1)アレロパシー(allelopathy):多感作用。広義には、微生物を含む植物相互間の生化学的な関わり合い。植物が生産する化学物質が放出される事により他植物に直接・間接的に阻害や促進の影響を与える作用。Hans Molisch (1856-1937)による1937年提唱の用語。
※日本での研究機関:社団法人 植物情報物質研究センター

2)シス-デヒドロマトリカリエステル(cis-dehydromatricaria ester|cis-DME):CH3≡CC≡CC≡CCH=CHCOOCH3

Japanese common name : Seitaka-awadati-sou
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Solidago altissima L.

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花の拡大

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左:葉序                       右:茎
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冠毛を付けた晩秋のセイタカアワダチソウ 2004.11.16


セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
別名:セイタカアキノキリンソウ(背高秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属
学名:Solidago altissima L.
花期:8月~11月 多年草 草丈:50~250cm 花径:5~6mm

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【学名解説】
Solidago : solidus(完全)+ ago(状態)/アキノキリンソウ属
altissima : altissimus(非常に高い・最高の)
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.10.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 1 November 2006
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by pianix | 2006-11-01 00:00 | | Trackback(1) | Comments(0)
コウゾリナ(髪剃菜)
 コウゾリナ(髪剃菜)は、キク科コウゾリナ属の2年草です。日本、千島列島に分布します。日本では、北海道から九州に分布する在来種です。名の由来は、茎や葉にある剛毛をカミソリに例え、転訛であるコウゾリ(髪剃)を充て、若葉を食用としたので「菜」を付けたものです。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味、保留名のCompositaeは、「合成された」との意味から。コウゾリナ属(Picris L.)は、ヨーロッパ、アジア、アメリカ東海岸に分布します。Picrisは、これを食べると「苦い」事に由来します。

 キク科の植物は、総苞に包まれた小花(しょうか|floret)がたくさん集まった頭花(頭状花序1))を形成します。この頭花の要素である小花の組み合わせによって、キク亜科とタンポポ亜科に分けられます。キク亜科には、小花が筒状花2)と舌状花3)の組み合わせと筒状花のみの頭花があり、タンポポ亜科は、小花が全て舌状花のみの頭花となります。コウゾリナは、舌状花のみで構成される頭花を持つので、タンポポ亜科に属します。

 低地から山地の草地に自生します。茎は、高さ30~100cmになります。茎・葉・萼に、褐色や赤褐色の剛毛が密生し、触るとざらつきます。季節によって剛毛の質は変わります。根生葉は長さ7~30cm、幅5~50mmの倒披針形で細鋸歯があり、花期には枯れます。茎葉は、下位置と中位置で形状が異なります。下葉は翼のある柄があり、倒披針形で長さ6~15cm、鋸歯があります。中葉は互生し、披針形で茎を抱き、長さ4~12cm。

 花期は5月から10月頃。分枝した枝先に散房花序を出し、黄色の頭花を付けます。頭花は径2~2.5cmで、小花に筒状花2)は無く、舌状花3)だけからなる舌状花冠(ligulate corolla)です。舌状花は、長さ12~15mm、幅1.5~1.7mmで、基部の筒部分の長さは4.8~5.1mm。1頭花あたり30~34個あり、花片先端は数個の細かい切れ込みがあります。総苞は黒ずんだ緑色の釣鐘形か壺形で、長さ10~11mm。総苞片は線状披針形で、外片は短く、内片は剛毛があります。両生花で、自家受粉を防ぐ為の雄性先熟(雄しべ先熟)花です。染色体数は、2n=10。果実は痩果で赤褐色。白色で羽毛状の冠毛(綿毛)が付き、長さ3.5~6mm。冠毛は小花の萼に相当します。風によって散布されます。ロゼットで越冬します。染色体数は、2n=10。

★  ★  ★

 どこにでも極普通に見られる花は見向きこそしませんが、その時期に無いと違和感を覚えるものです。昨年の安倍川流域には、コウゾリナが少なく心配しました。今年は、それを払拭するかのように土手にたくさん生え、黄色く染めています。そして長い期間、咲き続けます。コウゾリナは、私が野草観察を始めた初期に覚えた名前です。しかしながら、コウゾリナもアキノノゲシも、タンポポにしか見えない人が多いのも確かです。私自身、極普通の花ほど実際はあまりよく知らないという事も実感します。観察中、花の名前を問われる筆頭に、このコウゾリナが含まれます。

1)頭状花序(とうじょうかじょ|head inflorescence、capitulum):柄の無い多数の小花が集まって総苞に包まれて頭状になり、一つの花のように見える花序(inflorescence)。
2)筒状花(とうじょうか|tubular):花弁が合着して管状または筒状になり、花冠が5裂しているもの。
3)舌状花(ぜつじょうか|ligulate):基部が筒状で、上部が片側に伸びて舌状になったもの。5枚の花弁から構成される。

Japanese common name : Kouzori-na
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Picris hieracioides L. subsp. japonica (Thunb.) Krylov

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左:萼 右:茎や葉には剛毛があり中葉は茎を抱

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左:小花は舌状花のみ 右:冠毛が付いた痩果


コウゾリナ(髪剃菜)
別名:剃刀菜(カミソリナ)
キク科コウゾリナ属
学名:Picris hieracioides L. subsp. japonica (Thunb.) Krylov
花期:5月~10月 2年草 草丈:30~100cm 花径:20~25mm

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【学名解説】
Picris : picros(苦い)/コウゾリナ属
hieracioides : Hieracium(ミヤマコウゾリナ属)+oides(似た)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
subsp. : subspecies(亜種)
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Krylov : Porphyry Nikitic Krylov (1850-1931)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸土手 2006.10.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 25 October 2006
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by pianix | 2006-10-25 00:00 | | Trackback | Comments(0)
メナモミ(雌なもみ/雌生揉)
 メナモミ(雌なもみ/雌生揉)は、キク科メナモミ属の1年草です。日本や朝鮮・中国に分布します。国内では、北海道から九州までに分布する在来種です。名の由来は、オナモミに対して女性的であるからとの説があります。ナモミについては諸説あり不明です。民間療法で葉を揉んで傷口に塗ったからとか、なずむが転訛したとの説があります。中国名は、キレンソウ([豕+希 Unicode:U+8C68]簽草)。生薬名はキレン。この漢字を充ててメナモミと表記する場合があります。

 キク科(Asteraceae Bercht. & J.Presl (1820))、 保留名(Compositae Giseke (1792))は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味、保留名のCompositaeは、合成されたとの意味から。メナモミ属(Siegesbeckia Steud.)は、総苞片と花床の鱗片に腺毛が密生し粘液を出して粘るのが特徴です。

 山野の荒草地や潅木林に生育します。茎は直立し、途中で分枝して高さ60~120cmになります。茎の上部には、白色で長い開出毛(茎葉から直角に出る毛)が密生します。類似種のコメナモミは、伏毛になります。葉は対生します。長さ8~19cm、幅7~18cmの卵形か卵状三角形です。不規則な鋸歯があり、葉の裏面や葉脈に軟毛があります。葉柄には翼と腺があります。

 茎頂や葉腋から腺毛がある花柄を出し、頭花を散房状に付けます。コメナモミの場合、花柄に腺毛はありません。花色は黄色で約2cm、総苞片を含めて約3cm。周囲に雄性で先端が2~3裂した長さ3~3.5mmの舌状花が1列に並び、内側に長さ約1.5mmの両性である筒状花があります。この先端が3裂した舌状花は、ハキダメギクの形状に似ています。小花は緑色の鱗片に包まれます。総苞片は緑色で5個あり、細長い線形で、ヒトデ状に平開し、腺毛があって粘液を出します。子房下位。果実は痩果で、2.5~3.5mm。俗称ひっつき虫の一種で、動物などに付着して運ばれます。染色体数は、2n=30。

参考:オオオナモミ(大雄生揉)

Japanese common name : Me-namomi
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Sigesbeckia pubescens (Makino) Makino
頭花には舌状花と筒状花があり、腺毛があって粘液を出す5個の総苞片が広がる。

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左:頭花と鱗片 右:葉柄には翼がある

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左:長い開出毛が密生 右:全体の様子


メナモミ(雌なもみ/雌生揉)
キク科メナモミ属
学名:Sigesbeckia pubescens (Makino) Makino
synonym : Siegesbeckia orientalis L. subsp. pubescens (Makino) Kitam.
花期:9~10月 1年草 草丈:60~120cm 花径:2cm

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【学名解説】
Siegesbeckia : John Georg Siegebeck (1686-1755)に因む/メナモミ属
pubescens : 細軟毛ある
Makino : 牧野富太郎 Tomitaro Makino (1862-1957)
---
orientalis : 極東の
L. : Carl von Linne (1707-1778)
subsp. : subspecies(亜種)
Kitam. : 北村四郎 Shirō Kitamura (1906-2002)

撮影地:静岡県静岡市
内牧川(安倍川水系) 2006.10.16
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

19 October 2006
Last modified: 5 May 2014
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by pianix | 2006-10-19 00:00 | ひっつき虫 | Trackback | Comments(0)
アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
 アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)は、キク科タカサブロウ属の1年草です。熱帯アメリカ原産で、日本では1981(昭和56)年に梅本氏によって確認された、比較的新しい帰化植物です。関東以西に分布します。名の由来は、アメリカ産のタカサブロウから。タカサブロウの語源は不明です。人名であるとか、タタラビソウ(多々良比草)の転訛であるとする説があります。英名は、Yerba de Tago、false daisy。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味。保留名のCompositae Giseke, 1792は、「合成された」との意味から。タカサブロウ属(Eclipta L. (1771))は、温帯から熱帯に広く分布します。

 茎は初め少し這い、その後、斜上して分枝します。タカサブロウに比べて、枝分かれ部分の下の茎が膨らみを持ちます。葉は対生し、幅8~18mm、長さ60~100mmの線状披針形で鋸歯があります。

 花期は7月から10月。頭花は径7~10mmで白色。周囲2列に白色の舌状花が並び、中央に先端が4裂した白色の筒状花があります。総苞は、半球形から鐘形をしています。総苞片は2列で、内片が短く先端が尖ります。葯の色は黄色。属名のEclipta(不完全の・欠けた)は、冠毛が無い事を表しています。

 果実は痩果です。長さ2.1~2.5mm、幅約1.9mmの4稜形で、熟すと黒褐色になります。側面全体に瘤状の隆起があり、タカサブロウに見られるような翼はありません。

 タカサブロウとアメリカタカサブロウは共に帰化植物で、酷似するので区別は難しくなります。一番分かりやすいのは痩果を比べる事です。タカサブロウにはヒレのような翼がありますが、アメリカタカサブロウにはありません。瘤状の隆起は、タカサブロウが中央部分だけに対し、アメリカタカサブロウは側面全体にあります。葉は、細長くて鋸歯が目立つ方がアメリカタカサブロウです。茎の節の膨らみは、タカサブロウが上側なのに対し、アメリカタカサブロウは下側になります。

Japanese common name : Amerika-takasaburou
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Eclipta alba (L.) Hassk.

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左:果実は痩果 右:瘤状の隆起があり翼がない種子


アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
キク科タカサブロウ属
学名:Eclipta alba (L.) Hassk.
花期:7月~10月 1年草 草丈:60~100cm 花径:7~10mm

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【学名解説】
Eclipta : ecleipo(不完全の・欠けた)/タカサブロウ属
alba : 白い[albus(男性形)|alba(女性形)|album(中性形)]
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Hassk. : Justus Carl Hasskarl (1811-1894)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川支流/内牧川上流 2006.09.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 October 2006
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by pianix | 2006-10-18 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヌマダイコン(沼大根)
 ヌマダイコン(沼大根)は、キク科ヌマダイコン属の多年草です。日本を含む東アジア、東南アジア(台湾・中国・インド・スリランカ)に分布します。日本では、本州の関東以西から四国・九州・沖縄に分布する在来種です。名の由来は、湿地に生え、大根の葉に手触りが似ている事から。英名は、Club-wort、あるいはkamanamana。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。ヌマダイコン属(Adenostemma J.R.Forst. & G.Forst. (1776))は、暖帯から熱帯に分布します。フジバカマ属と似ていますが、冠毛が棍棒状で粘液を出す事で区別されます。

 暖地の湿地に生育します。茎は上部で分枝し、高さ30~100cmになります。葉は対生します。卵形または卵状長楕円形で、長さ4~20cm、幅3~12cm、両面に短毛がまばらにあり、鈍鋸歯があります。葉柄は長さ1~6cm。

 花期は9月から11月頃。枝先に集合花である頭花を付けます。頭花は白色の約30本の筒状花のみで、舌状花はありません。両生花です。花柱は白色で2分し、先端は丸みを帯びます。総苞は半球形で、直径5~8mm。総苞片は2列あり同じ長さで、花後に反り返ります。

 果実は痩果です。倒皮針形で長さ約4mm。冠毛は棍棒状で4本あり、長さ約1mm。疣状小突起や腺点が密にあり粘液を出します。俗称、ひっつき虫の一種です。動物などに取り付き散布されます。染色体数は、2n=20。

※果実が疣状であるヌマダイコン(沼大根)Adenostemma lavenia (L.) Kuntze と、果実が平滑であるオカダイコン(岡大根)Adenostemma latifolium D.Don があります。

Japanese common name : Numa-daikon
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Adenostemma lavenia (L.) Kuntze

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左:花序    右:頭花。総苞片は2列同長

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左:2分した白色の花柱と薄桃色の筒状花    右:痩果

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先端に粘液を出す棍棒状の冠毛があり、疣状で腺点がある痩果。動物などに取り付く。


ヌマダイコン(沼大根)
キク科ヌマダイコン属
学名:Adenostemma lavenia (L.) Kuntze
花期:9月~11月 多年草 草丈:30~100cm 花径:5~8mm

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【学名解説】
Adenostemma : adenos(腺)+stemma(冠)/ヌマダイコン属
lavenia : Lāuīnĭa ローマ神話の王の娘
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Kuntze : Carl Ernst Otto Kuntze (1843-1907)

撮影地:静岡県静岡市
内牧川(安倍川水系) 2006.09.25, 2006.10.18, 2006.10.20
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 17 October 2006
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by pianix | 2006-10-17 00:00 | ひっつき虫 | Trackback | Comments(0)
ヨモギ(蓬)
 ヨモギ(蓬)は、キク科ヨモギ属の多年草です。日本や朝鮮半島に分布します。日本では、本州・四国・九州に分布する在来種です。名の由来は、諸説があります。四方に根茎を伸ばして増える意味から、ヨモギ(四方草)、良く燃えるのでヨモギ(善燃草)等の説があります。又、蓬の漢字を充てるのは間違えとの説もあります。中国名は艾(ài)、あるいは艾蒿(ài hāo)。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。ヨモギ属(Artemisia L. (1753))は、約250種が北半球の温帯を中心に広く分布し、日本には約30種があります。

 地下茎は横に伸びて増殖します。他の植物の発芽を抑制するアレロパシー(allelopathy)作用があります。茎は直立し、多数に分枝しながら高さ50~120cmになります。茎や葉裏には白色の綿毛が密生します。乾燥させた葉から採った綿毛は、鍼灸で用いるモグサ(艾)の原料となります。葉は、互生します。長さ6~12cm、幅4~8cmで、羽状に深裂し、2~4対の裂片となり、鋸歯があります。柄があり、基部に仮托葉がありあります。表面は緑色、裏面は綿毛が密生して灰白色。早春の若葉は草餅に使われます。乾燥葉をガイヨウ(艾葉)と称し、漢方で腹痛、吐瀉、止血などに用います。花期には根生根や茎下の葉は枯れます。

 花期は、8月から10月頃。枝先に円錐花序を出します。頭花は下向きに多数咲き、筒状花のみで舌状花はありません。花径は1.3~1.6mmで黄緑色。中心に両生花があり、周りに雌花があります。受粉後は茶色になります。総苞は長楕円状鐘形で長さ2.5~3.5mm、総苞片は4列に並びます。風媒花で、花粉症の原因花となります。花粉の大きさは26~28μm。果実は痩果で、長さ1.5mm。染色体数は、2n=34。

 類似種に、関東地方以西から九州・琉球・台湾・中国・東南アジア・インドに分布する、ニシヨモギ(西蓬)Artemisia indica Willd.、近畿地方以北・北海道・樺太・南千島に分布する、オオヨモギ(大蓬)Artemisia montana (Nakai) Pamp. があります。

 ヨモギワタタマバエ(蓬綿玉蠅) Rhopalomyia giraldii Kiefer et Trotter, 1900 に寄生され、虫瘤のヨモギクキワタフシ(蓬茎綿五倍子)が作られる事が多くあります。

Japanese common name : Yomogi
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Artemisia indica Willd. var. maximowiczii (Nakai) H.Hara

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▲ 左:全体 右:中心に両生花、周りに雌花がある
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▲ ヨモギワタタマバエによって形成された虫瘤のヨモギクキワタフシ


ヨモギ(蓬)
別名:カズザキヨモギ
キク科ヨモギ属
学名:Artemisia indica Willd. var. maximowiczii (Nakai) H.Hara
synonym : Artemisia princeps Pamp.
花期:8月~10月 多年草 草丈:50~120cm 花径:1.5mm・長さ3.5mm

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【学名解説】
Artemisia : ギリシャ神話の女神アルテミス(Artemis)に因む/ヨモギ属
indica : インドの
Willd. : Carl Ludwig von Willdenow (1765-1812)
var. : varietas(変種)
maximowiczii : Maximowiczia, Carl Johann Maximowicz (1827-1891)の名に因む
Nakai : 中井猛之進 Takenoshin Nakai (1882-1952)
H.Hara : 原 寛 Hiroshi Hara (1911-1986)
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synonym : (シノニム) 同意語、異名
princeps : 王公・貴公子のような・最上の
Pamp. : Renato Pampanini (1875-1949)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.10.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

16 October 2006
Last modified: 22 July 2015 (Scientific name update)
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by pianix | 2006-10-16 00:00 | | Trackback | Comments(0)
キクイモ(菊芋)
 キクイモ(菊芋)は、キク科ヒマワリ属の多年草です。北アメリカが原産で、南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアに分布します。江戸時代の終わり頃である1859(安政6)年に導入され、第2次大戦中には、加工用・肥料用として栽培されました。現在では逸出したものが全国で野生化している帰化植物です。生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物1))に指定されています。名の由来は、菊の花に似ていて、薯のような肥大した塊茎を作る事によります。英名は、Jerusalem artichoke。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))2)は、双子葉植物の中で最も進化した植物群と言われています。世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。ヒマワリ属(Helianthus L. (1753)は、北アメリカに多くが分布し、約110種があります。日本には自生種は無く、野生化したものが数種類あります。

 根茎は花後に肥大します。気温17度以下で塊茎の形成が始まります。多糖成分のイヌリン(inurin)を多量に含む事から、糖尿病予防や肥満予防の効果を期待して、食品として商品化もされています。茎は、初め地を這うように伏せる事があり、その後、直立します。高さ1~3mに達し、剛毛があってざらつき、内部には白色の髄があります。

 葉にも毛が多く、ざらつきます。葉序は下部で対生し上部で互生します。卵形か卵状楕円形で粗い鋸歯があり鋭頭、葉柄には狭い翼があります。葉の大きさは実測値で、長さ3~25cm、葉柄を含めると3.5~34cm、幅2~15cm。茎幅は最大で3cmでした。

 花期は9月から10月頃で、分枝した枝先に黄色の花を付けます。小花の集合体である頭状花で、花径60~95mm。周囲に10~20の舌状花が1列に並び、中央に筒状花が多数付きます。筒状花の先端は5裂し、花柱先端は2裂して巻きます。総苞は半球形で、総苞片は3列に並び先端は反り返ります。虫媒花です。果実は痩果で、7mm程。主に地下茎によって繁殖します。染色体数は、2n=102。

 類似種に、イヌキクイモ(犬菊芋)Helianthus strumosus L.があり、7月頃から咲き始める事と、舌状花の数が10枚以下で、総苞片は2列、根茎が小さいか無い場合がある事が違いとなります。キクイモの変種とする説もあります。

1)「河川敷固有の在来種等と競合・駆逐のおそれがある」との理由で、外来生物法による要注意外来生物に指定されています。要注意外来生物とは、「被害に係る一定の知見はあり、引き続き特定外来生物等への指定の適否について検討する外来生物」と定義されています。
2)キク科は、Compositae Giseke, 1792 とする場合もあります。

Japanese common name : Kiku-imo
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Helianthus tuberosus L.

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▲ 左:頭花の断面 右:まだ肥大していない根茎

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▲ 左:下部の葉は対生 右:上部の葉は互生


キクイモ(菊芋)
キク科ヒマワリ属
学名:Helianthus tuberosus L.
花期:9月~10月 多年生 草丈:1~3m 花径:60~95mm

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【学名解説】
Helianthus : helios(太陽)+anthos(花)/ヒマワリ属
tuberosus : 塊茎のある・塊茎状の
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.09.29
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

02 October 2006
Last modified: 18 March 2014
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by pianix | 2006-10-02 00:00 | | Trackback | Comments(5)
シオン(紫菀)
 シオン(紫菀)は、キク科シオン属の多年草です。中国が原産と言われ、中国・シベリア・朝鮮半島・日本に分布します。日本では、中国地方以西から九州の一部に野生分布します。朝鮮か中国から薬用植物として移入されたものと考えられ、平安時代には栽培されていた記録があります。乾燥させた根茎や根を鎮痰去痰薬として用います(日本薬局方外生薬規格)。現在は園芸用途で栽培されています。環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)で、絶滅の危険が増大している種とされています。

 名の由来は、中国名の紫菀あるいは青苑の音読み。根が紫色を帯びるので紫、菀は草木が繁る意味。別名として、オニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)とも。英名は、Tatarian aster。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布し、日本には約70属360種があります。Compositae Giseke, 1792は保留名。シオン属(Aster L. (1753))は世界に約400種あり、その内、北米に250種、日本には約20種が自生します。

 茎は剛毛があり、直立して上部で分枝し、高さ1~2mになります。根生葉は、長さ20~50cmのヘラ状長楕円形で、花期には無くなります。茎葉は互生し、卵形か長楕円形で長さ20~35cm、幅6~10cm。鋸歯があり先端は尖ります。

 花期は、8月から11月頃で、枝先に径30~35mmで淡紫色の頭花を散房状に多数つけます。頭花は、淡紫色の舌状花が周囲1列に並び、中央に長さ6~7mmで黄色の管状花が多数あります。総苞は長さ7~10mmの半球型で、総苞片は槍型で3列に並びます。果実は痩果です。長さ3mm、幅1mm程の倒皮針形で、長さ6mm程の冠毛が付いています。染色体数は、2n=54。

Japanese common name : Sion
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Aster tataricus L.f.

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草丈は2m程になり見上げてしまう。茎葉も大きい。


シオン(紫菀)
キク科シオン属
学名:Aster tataricus L.f.
花期:8~11月 多年草 草丈:100~200cm 花径:30~35mm

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【学名解説】
Aster : aster(星)/シオン属
tataricus : ダッタンの・中央アジアの・ソ連タタール州の
L.f. : Carl von Linne, filius (1741-1783)

撮影地:静岡県静岡市
葵区内牧(植栽)
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 September 2006
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by pianix | 2006-09-27 00:00 | | Trackback | Comments(2)
ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)
 ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)は、キク科ムカシヨモギ属の多年草です。中央アメリカが原産で、アフリカやヨーロッパ、アジアに分布します。日本には園芸用途で移入されたもので、逸出して1949年に京都、1952年に金沢で野生化が確認された帰化植物です。現在では、関東以西に分布しています。

 名の由来は、葉が薄くペラペラしてヨメナ(嫁菜)に似ている事から。金沢で採取された時の名前はペラペラヒメジョオン(ぺらぺら姫女菀)でしたが、京都のほうが早かった為に命名の優先権1)によって決められました。別名のゲンペイコギク(源平小菊)は、花色を源氏の白旗と平家の赤旗に見立てたもの。ムキュウギク(無休菊)は、花期が長いため。英名は、Mexican fleabane。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))2)は、世界に約950属2万種が分布し、日本には約70属360種があります。ムカシヨモギ属(Erigeron L. (1753))は、温帯から寒帯に約250種あり、日本には数種が分布します。

 茎は根元で分枝し、匍匐して広がり、斜上します。草丈は、20~50cm。葉の形状は上下で異なります。下の葉は柄があり2~5cmの倒披針形で3~5に中裂します。上部の葉は線形から披針形で、柄が無く全縁です。枝先に1個の小花の集合花である、頭状花を付けます。周囲を囲む舌状花は白色で、時間の経過と共に紅紫色に変化します。中心にある筒状花は黄色で多数あります。虫媒花です。果実は痩果。種子は1mm程で、長短の冠毛があり風で飛ばされます。染色体数は、2n=36。

★  ★  ★

 撮影場所は、安倍川から分岐して与一を流れ、秋山川に合流して安倍川に戻る地域です。川幅4~5mの小さな流れで、川の側面を覆う石垣に野生していました。ある人から花の名前を知りたいと問われて出かけましたが、その時は花がありませんでした。1ヶ月ほど後に、また咲き始めたと言われて再度出かけました。川を清掃をしている近所のボランティア男性1名がいました。話を伺うと、綺麗な川だったが、下水の影響で汚れてしまったと嘆いていました。

 近くの家の方を紹介されて話を伺ったところ、同じ話をされました。昔は洗濯ができたようですが、水が綺麗になった現在でも魚はいないとの事。但し、ペラペラヨメナは「草か花か」と聞かれた時は困惑しました。草本で花をつけますから答えようがありません。よくよく考えると、草は雑草、花は園芸種を言っているのだと推測できました。しかしこれも園芸種であり、野生化した雑草でもあるので、説明に苦慮しました。

1) 国際植物命名規約で優先権があるのは学名で、和名には制約がない。
2) Compositae Giseke, 1792は保留名。

Japanese common name : Perapera-yomena
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Erigeron karvinskianus DC.

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ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)
別名:ゲンペイコギク(源平小菊)/ムキュウギク(無休菊)
キク科ムカシヨモギ属
学名:Erigeron karvinskianus DC.
花期:5月~11月 多年草 草丈:20~50cm 花径:10~20mm

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【学名解説】
Erigeron : eri(早い)+geron(老人)/ムカシヨモギ属
karvinskianus : Wilhelm Friedrich Karwinski von Karwin (1780-1855)の
DC. : Augustin Pyramus de Candolle (1778-1841)

撮影地:静岡県静岡市
静岡市葵区与一 2006.07.14
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 July 2006
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by pianix | 2006-07-27 00:00 | | Trackback | Comments(2)