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コムラサキ(小紫蝶)
 コムラサキ(小紫蝶)は、タテハチョウ科コムラサキ亜科コムラサキ属の昆虫です。国蝶に指定されています。コムラサキは、オオムラサキ(大紫蝶)をそのまま小さくしたような蝶です。だからと言って他の蝶より小さいという事ではありません。大きさの違いの他、オオムラサキが絶えず紫色を発色しているのに対し、コムラサキは雄のみが光の当たる角度によって翅表に美しい紫色を発色します。このような発色の仕方を構造色と言います。

 翅裏は薄い褐色をベースに白の帯模様があります。それで、アカタテハと見間違う場合があります。低地から1800m程の高地にまで広く垂直分布しています。クヌギやヤナギの樹液を吸いに集まりますが、花にはほとんど集まりません。軽快に飛び回ります。産卵は葉裏に行われ、直後の卵は青緑色の釣り鐘形をしています。幼虫は2本の角を持っています。最近は、食草のヤナギ類が減少していることから生息が難しくなっているようです。寒くなると幼虫で樹の上に越冬します。11月の終わり頃には樹皮に酷似した茶褐色になり、見つけにくくなります。地色が黒褐色のクロコムラサキ(黒小紫蝶)もいますが、発生地域が限定されます。

 因みに、オオムラサキ(大紫)はツツジ科の植物で、コムラサキ(小紫)はクマツヅラ科の植物です。名前だけでは植物か蝶なのか混乱するときがあります。

Japanese common name : Ko-murasaki
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Apatura metis substituta Butler, 1873


コムラサキ(小紫蝶)
別名:カクシムラサキ
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科コムラサキ亜科コムラサキ属
学名:Apatura metis substituta Butler, 1873

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出現期:5月~10月(年2回・暖地では年3回)
体長:(前翅長)32~38mm/(開張)50~70mm
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:ヤナギ類

撮影地:静岡県静岡市
藁科川(安倍川水系) 2.0km右岸 2005.09.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: June 22, 2008
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by pianix | 2005-11-06 00:00 | | Trackback | Comments(0)