タグ:チョウ目(鱗翅目) ( 48 ) タグの人気記事
ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)
 ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)は、タテハチョウ科ゴマダラチョウ属の蝶です。東アジアに分布します。日本では、北海道の一部から九州までに分布します。名の由来は、黒色の翅に白紋が散在する胡麻状まだら模様の蝶である事から。胡麻斑の名が付くものに、昆虫ではゴマダラカミキリ(胡麻斑天牛)があり、同じ漢字でも読みが異なるゴマフアザラシ(胡麻斑海豹)があります。英名は、Siren Butterfly。ちなみに、Sirenはギリシャ神話の美声の魔女。

 タテハチョウ科(Nymphalidae Rafinesque, 1815)は南極を除く世界の大陸に約6,000種が分布し、日本には約52種が生息すると言われています。タテハチョウ科の特徴は、翅の斑紋が裏表で異なり、前脚が退化して短くなっている事です。後翅の中室は開き、触覚に鱗粉があります。ゴマダラチョウ属(Hestina Westwood, 1850)は、日本には本種とアカボシゴマダラ奄美大島亜種1)の2種があります。近年、人為的移入と考えられるアカボシゴマダラ原名亜種2)が拡大して、生態系被害防止外来種(緊急対策外来種)に指定されています。

 完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)をします。幼虫は頭部に一対の角を持ち、背中の突起は、2対3列あります。エノキ(榎)3)、寒冷地ではエゾエノキ(蝦夷榎)4)を食草とします。幼虫(4~5齢)で越冬します。越冬場所は、エノキの樹下で、枯れ葉の中です。時期が来ると樹を登って葉に取り付き、逆さにぶら下がる垂蛹型の蛹となり、羽化します。

 成虫は5月から8月頃に、雑木林の周辺に現れます。暖地では9月~10月にも現れる事があります。前翅長は、35~50mm、開張は60~85mm。翅は黒褐色の地に白斑と帯状の斑模様があります。退化した前肢、中肢、後肢の、それぞれ1対があります。クヌギ等の樹液や、腐果、獣糞を吸汁します。口吻は淡黄色。複眼は暗黄色で、瞳のような偽瞳孔があります。滑空するように飛翔します。エノキの葉に産卵します。

1)アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)奄美亜種
Hestina assimilis shirakii Shirozu, 1955 [準絶滅危惧(NT)]
2)アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)原名亜種
Hestina assimilis assimilis (Linnaeus, 1758) [生態系被害防止外来種(緊急対策外来種) 旧要注意外来生物]
3)エノキ(榎)Celtis sinensis Pers. [アサ科エノキ属]
4)エゾエノキ(蝦夷榎)Celtis jessoensis Koidz. [アサ科エノキ属]

参考:ヒカゲチョウ(日陰蝶)の給水

☆  ☆  ☆

 夏の盛り時期、キャンプ場にいました。付近を歩き回っていた時、何か変だと気付きました。トレッキングパンツに蝶が止まっているのです。例の如く、汗を吸いに来たのだと推測しました。気にしない事にして足早に歩きました。ところが、どんな動作をしても懸命にしがみついているようで、蝶は離れてくれません。蝶に好かれても嬉しくありません。付近にいる子供たちに引き渡そうかと思いましたが、蝶に何も興味がないようでした。何十分か経ったところで強引に引き剥がしました。何事もなかったかのように夏の空に飛び立って行きました。ここまで強引に張り付いていた蝶は初めてでしたので印象に残りました。

Japanese common name : Gomadara-tyou
e0038990_92758.jpg
Hestina persimilis japonica (C.Felder et R.Felder, 1862)
e0038990_1391231.jpg
ズボンにしがみつくの、止めてくれない?
e0038990_13105517.jpg
汗を吸うのに忙しいようで、振り落とそうとしても離れてくれない
e0038990_13211911.jpg
葉の上で休憩 2007.09.27
e0038990_13214958.jpg
地表で給水 2009.07.22


ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ゴマダラチョウ属
学名:Hestina persimilis japonica (C.Felder et R.Felder, 1862)
※日本本土亜種

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)35~50mm/(開張)60~85mm
出現期:5月~6月/7月~8月/(9月~10月)
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:エノキ、エゾエノキ

【学名解説】
Hestia : ギリシア神話の炉の女神/ゴマダラチョウ属
persimilis : 非常に類似
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
C.Felder : Baron Cajetan von Felder (1814-1894)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
R.Felder : Rudolf Felder (1842-1871)

撮影地:静岡県静岡市
清水区西里 静岡市清水森林公園 黒川キャンプ場 2015.08.14
安倍川/河口から6.5km 河川敷 2007.09.27
賤機山 2009.07.22
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 26 January 2017
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2017-01-26 00:00 | | Trackback | Comments(0)
オオスカシバ(大透翅)
 オオスカシバ(大透翅)は、スズメガ科オオスカシバ属の蛾です。アジアに広く分布し、日本では本州から沖縄までに分布します。名の由来は、大きく透明な翅を持つ事から。英名は、Pellucid hawk moth、意味は直訳で「透明な鷹蛾」。スズメガ科(Sphingidae Latreille, 1802)は約1400種があると言われています。

 鱗翅目なので鱗粉を付けて羽化します。羽化直後は灰白色の鱗粉がついていますが、高速な翅の動きによって鱗粉が取れて透明な膜質の翅になります。翅は黒褐色の翅脈が目立ちますが、高速で動かして飛行している時は確認するのが困難です。翅を広げた時の大きさは5~7cmあります。

 体色は、全体が薄緑色で、腹部背側に白線が2本あり、黒、赤、黒の模様となり、腹部先端はエビの尾のような形状をした黒色の束毛があります。腹側は白色で、目も白地に黒点となっていて目立ちます。大きな棍棒状触角があり、3対6本の脚があります。学名にあるhylasは、ギリシャ神話の美少年Hylas(ヒュラース)の事で、体色が美しい事から付けられた事が想像できます。

 成虫の活動期は6月から9月頃の夏場で、日中に活動します。ホバリングしながら長さ約2cm程の口吻を蜜源に先込み吸蜜活動をします。翅を高速で動かす為、エネルギー消費が激しく、花から花へ忙しく飛回ります。

 完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)をします。卵は緑色で、食草であるクチナシの葉に生み付けられます。幼虫は緑色か褐色、終齢幼虫の体長は約6cm程のイモムシ形状で後部に角状突起があります。冬に地上で繭を作り蛹となって越冬します。クチナシの代表的な害虫です。幼虫時期に捕獲か薬剤散布で駆除します。

 幼虫時期に集合状態であった場合は体色の黒化が起きる事が知られています。集合状態で育った幼蟲は第2令期から体色が黒化し、第4令期に入れば4つの色彩型に区別できる。黒化に光の影響は無く、通常の淡緑色型幼虫は黒化型に比べて非常に多量の食物を摂取し、酸素消費量もはなはだ多い1)(SASAKAWA MITSUHIRO, 1967)との事です。

 似た仲間に、四国、九州から沖縄諸島に分布するリュウキュウオオスカシバ(琉球大透翅)Cephonodes xanthus Rothschild et Jordan, 1903、翅周囲に色がついたクロスキバホウジャク(黒透翅蜂雀)Hemaris affinis (Bremer, 1861)、翅が透明でないホシホウジャク(星鳳雀蛾/星蜂雀蛾)Macroglossum pyrrhosticta Butler, 1875があります。

1) 京都府立大學學術報告. 農學 19, 29-36, 1967-10-15 笹川 滿廣
※キバナコスモス(黄花コスモス)Cosmos sulphureus Cav.

Japanese common name : Oo-sukasiba
e0038990_2035961.jpg
Cephonodes hylas hylas (Linnaeus, 1771)
e0038990_2043835.jpg
キバナコスモス(黄花コスモス)の蜜を吸っているオオスカシバ

e0038990_2051815.jpge0038990_2053344.jpg
ホバリングしながら約2cm程の口吻を差込み、花から花へ忙しく吸蜜して回る。


オオスカシバ(大透翅)
チョウ目(鱗翅目)スズメガ科(ホウジャク亜科)オオスカシバ属
学名:Cephonodes hylas hylas (Linnaeus, 1771)

体長:(開張)5~7cm/(前翅長)約3cm
出現期:6~9月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食草:クチナシの葉

e0038990_2163229.gif

撮影地:静岡県静岡市
葵区昭府町(菖蒲公園)2010.09.18
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 December 2013
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2013-12-18 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヒオドシチョウ(緋縅蝶)
 ヒオドシチョウ(緋縅蝶)は、タテハチョウ科タテハチョウ属の蝶の一種です。東ヨーロッパから東アジアにかけて分布し、日本では亜種が北海道から九州に分布します。都道府県によっては準絶滅危惧種・絶滅危惧Ⅰ類1)とされています。名の由来は、武具の鎧(よろい)にある緋縅(ヒオドシ)2)の模様に因んだもの。英名は、scarce tortoiseshell。

 垂直分布は、低山から亜高山帯までの山地性です。表翅は赤橙色で黒の斑紋があり、前翅の前縁には白色の斑紋があります。外縁は黒色の帯模様が取り巻き、青金属色の斑紋が入ります。裏翅は茶褐色で波模様があり、翅を閉じた時は枯れ葉のようで地味な感じです。前翅長は32~42mmで、翅を広げて70mm程です。胴体は毛が多く、脚は6本ですが前2本が退化して短くなっています。

 成虫で冬を越します。3月下旬頃から活動を始め、4月頃にエノキの新芽に産卵し、100近くの卵塊となります。卵は縦に白色の放射状筋があります。完全変態をします。孵化した幼虫は集団で葉を食べます。終齢幼虫は60mm程で、黒色で黄色の筋が通り、黒と赤橙色の棘状突起があります。6月頃に蛹になり下垂させます。6月末から7月頃に成虫となります。樹液や、獣糞、腐果に集まります。羽化後1ヶ月程で休眠に入ります。

 仲間に、エルタテハ(L立翅) Nymphalis vaualbum samurai (Fruhstorfer, 1907)、キベリタテハ(黄縁立羽) Nymphalis antiopa asopos (Fruhstorfer, 1909)がいます。タテハチョウ科コヒオドシ属には、ヒオドシの名が入る、コヒオドシ(小緋縅) Aglais urticae connexa (Butler, [1882])が、高山や北海道にいます。

★  ★  ★

 里山の山頂で3月にいつも出会うチョウです。痛んだ翅を見て、「越冬ご苦労さんでした、生き延びて良かったね」と思うのです。注目される事が少ないヒオドシチョウですが、夏前に種を託す為に生き延びた勇姿にも見えます。誰もいない山頂では貴重な生物であり、いとおしさを感じます。私と同じ時代を生きている生物なのだなと感じ入りながら、次の山頂へ向かうのでした(嘘…カメラが重くて疲れるから捨てていこうかとか、ザックを引きずって下山しようかとか、いい加減な事しか考えていない)。

1)日本のレッドデータ検索システム(NPO法人 野生生物調査協会、NPO法人 Envision環境保全事務所)による。
2)緋縅(ひおどし):緋色の絹で織り込んだ縅(おどし)。縅は甲冑(かっちゅう)の小札板を上下に結び合わせる事。甲冑は、甲(よろい)と冑(かぶと)。

Japanese common name : Hiodosi-chou
e0038990_2132784.jpg
Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902)
e0038990_21322765.jpg
2009.03.07 (大山)


ヒオドシチョウ(緋縅蝶)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科タテハチョウ属
学名:Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902)

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)32~42mm/(開張)約70mm
分布:北海道~九州
発生期:6月~7月(年1回)
食草:エノキ、シダレヤナギ

タテハチョウ科(Nymphalidae Rafinesque, 1815)
タテハチョウ亜科(Nymphalinae Swainson, 1827)
タテハチョウ属(Nymphalis Kluk, 1802)
コヒオドシ属(Aglais Daiman, 1816)

撮影地:静岡県静岡市
安倍城跡(Alt.435.2m) 2008.03.18
大山(Alt.986m) 2009.03.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 07 June 2012
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2012-06-02 00:00 | | Trackback | Comments(4)
ジャコウアゲハ(麝香揚羽)
 ジャコウアゲハ(麝香揚羽)は、アゲハチョウ科ジャコウアアゲハ属の昆虫で、蝶の一種です。日本、中国、朝鮮半島、台湾等の東アジアに分布します。日本では、本州、四国、九州、南西諸島に分布します。名の由来は、雄が麝香のような匂い1)を出すアゲハチョウの仲間である事から。中国では麝鳳蝶と表記する。英名は、Chinese windmill。

 年に3~4回発生します。幼虫はアルカロイド毒(アリストロキア酸 Aristolochic acid)を含むウマノスズクサ(馬の鈴草)Aristolochia debilis Siebold et Zucc.を食草として体内に蓄積します。捕食を避ける効果があると言われています。この毒は人にも腎障害等の影響を与えます。ウマノスズクサは蔓性の多年草で、関東以南の里山や河川敷に自生します。ジャコウアゲハの分布は、この自生地域に重なります。

 成虫は、4月から10月頃に現れます。雄と雌では翅色が異なります。雄は光沢のある黒色で、雌は灰褐色です。後翅周辺に橙色斑点(夏型は黄色)が数個あり、長い尾状突起があります。胴体には赤黒の斑模様があります。前翅長は42~60mmで、翅を広げると90~110mmです。雄は麝香臭1)を出します。

 完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)します。卵は橙色で、径1~1.5mm、小突起が縦に並びます。終齢幼虫(5齢)は黒色で、白色の帯模様があります。多数の肉質突起があり、先端が橙色になります。

 冬期は蛹で越します。蛹は一般的に「お菊虫」と言われています。これは、蛹の形態が後ろ手に縛り上げられた番町皿屋敷のお菊を彷彿することによります。

Atrophaneura alcinous alcinous (Klug, 1836)は、日本本土・大陸亜種。
他に次の亜種があります。
屋久島亜種 : Atrophaneura alcinous yakushimana (Esaki et Umeno, 1929)
奄美・沖縄亜種 : Atrophaneura alcinous loochooana (Rothschild, 1896)
宮古島亜種 : Atrophaneura alcinous miyakoensis (Omoto, 1960)
八重山亜種 : Atrophaneura alcinous bradana (Fruhstorfer, 1908)

1)麝香臭の成分は、フェニルアセトアルデヒド (phenylacetaldehyde, C8H8O)。

学名確認文献:日本産蝶類和名学名便覧 © 猪又敏男・植村好延・矢後勝也・神保宇嗣・上田恭一郎(日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会 鱗翅目分科会), 2010-2012

Japanese common name : Jakou-ageha
e0038990_2018229.jpg
Atrophaneura alcinous alcinous (Klug, 1836)

e0038990_20205081.jpge0038990_20211598.jpg
翅が変な感じ。横から見て納得、交尾していた。上がメス。辰起川 2007.08.23

e0038990_2039889.jpge0038990_2039306.jpg
ノアザミ(野薊)にとまるジャコウアゲハ♀。ダイラボウ 2008.05.27

e0038990_20414198.jpge0038990_20415823.jpg
コセンダングサ(小栴檀草)にとまるジャコウアゲハ♂。辰起川 2007.09.14
e0038990_2145223.jpg
♀ 安倍城跡 2010.07.21
e0038990_21454141.jpg
♀ 安倍城跡 2011.08.16
e0038990_21461930.jpg
♀ 産卵中 辰起川(土手) 2007.08.20

e0038990_21323386.jpge0038990_21324521.jpg
お菊虫 辰起川(土手) 2007.08.20

e0038990_2134194.jpge0038990_21343457.jpg

お菊虫(抜け殻) 辰起川(土手) 2007.08.23


ジャコウアゲハ(麝香揚羽)
チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科(アゲハチョウ亜科・キシタアゲハ族)ジャコウアアゲハ属
学名:Atrophaneura alcinous alcinous (Klug, 1836)
Type species : Atrophaneura alcinous (Klug, 1836)
Synonym : Byasa alcinous (Klug, 1836)

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)42~60mm
出現期:4月~10月(年3~4回)
分布:本州・四国・九州・南西諸島
食草:ウマノスズクサ(馬の鈴草)

撮影地:静岡県静岡市
辰起川(安倍川水系) 2007.08.20/08.23/09.14
ダイラボウ(Alt.561.1m) 2008.05.27
安倍城跡(Alt.435.2m) 2010.07.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 11 March 2012
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2012-03-10 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヒカゲチョウ(日陰蝶)の給水
 夏の暑い盛りの日。山道を汗を流して登り詰め、山頂で休息をしていました。ヒカゲチョウがやってきて、私の手に止まりました。チョウは長い管状の口器である口吻を伸ばして私の肌に当て、汗を吸い始めました。それは私の予想に反した、しっかりとした感触でした。小さく細い口吻を押しつけられると、小さな鞭で叩かれているような刺激がありました。

 口吻(Proboscis)は、口先の事で、蝶では吸収管の事です。口吻は、溝のある小顎外葉2本が重なり合って管状となり、毛細管現象で吸い上げをします。普段は巻かれて収納されます。口吻を伸ばした時に曲がる点を屈折点と言い、屈折点から先端までを前後に動かす事ができます。この僅かな部分の動きの刺激なのです。

 蝶の給水行動は、体温調整とか栄養補給をしているのではないかと推測されています。水分によって体温を下げる事と、汗などに含まれるナトリウム等のミネラルの摂取です。普段は逃げる蝶が、自ら近寄り摂取するというのは、ある意味、危険を冒しているわけで、そうしなければならない強い事情があるのは確かです。給水行動は危険回避を上回るという本能があるのでしょう。

 大群で来られると恐れをなしてしまいますが、1匹程では親しみが湧くのではないでしょうか。ただ、蝶が嫌いな人も少なからずいるので、汗を吸いに来る蝶に恐怖を感じて逃げる事もあるかもしれません。私の場合は、汗を吸わせてあげるから写真を撮らせてもらうという交換条件を付けます。しばらくの時間を蝶と過ごし、私も給水して、初めての道を下り始めました。

※開張:かいちょう(Wing span)。前翅を広げた時の左右端までの幅。
※前翅長:ぜんしちょう(Forewing length)。前翅の根元から先端までの長さ。

※ヒカゲチョウ(日陰蝶)についてはこちらをご覧下さい

Japanese common name : Hikage-chou
e0038990_20521954.jpg
Lethe sicelis (Hewitson, [1862])

e0038990_20523226.jpge0038990_20524529.jpg
左:左手の甲で給水している。       右:左人差し指付け根で給水している


ヒカゲチョウ(日陰蝶)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科ヒカゲチョウ属
学名:Lethe sicelis (Hewitson, [1862])

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)25~34mm/(開張)48~62mm
出現期:5月~10月(年2回)
分布:本州・四国・九州
食草:樹木・タケ類(メダケ・マダケ)・ササ類(クマザサ)

撮影地:静岡県静岡市
安倍城跡(Alt. 435m) 2008.08.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 26 June 2010
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2010-06-14 00:00 | | Trackback | Comments(5)
ツバメシジミ(燕小灰蝶)
 ツバメシジミ(燕小灰蝶)は、北海道・本州・四国・九州に広く分布するシジミチョウ科の小型の蝶です。明るい平地の草地に生息します。名の由来は、後翅にある糸状の尾状突起形状をツバメの尾羽に例えたシジミチョウの意味から。英名は、Short-Tailed Blue。全体に白色である印象がありますが、翅を広げると全く異なった模様になり、その変化の大きさが特徴の一つです。成虫の出現期は3月~10月で、年4~5回の羽化があります。食草は、マメ科植物です。

 シジミチョウ科(Lycaenidae)は、世界中に分布し約5500種を抱える、鱗翅目の中で最大の科です。6000種類を数え、チョウ全体の4割を占めると言われています。日本には約80種類が分布します。この仲間の主な特徴は、小形で、後翅に糸状尾状突起を持つ種類が多い事、翅の表と裏では全く違う模様を持つものが多い事、幼虫はワラジムシ型で、雄の前脚は、やや退化している事が挙げられます。この科は、9亜科に分類されます。日本に生息するものは、ウラギンシジミ亜科・カニアシシジミ亜科・ベニシジミ亜科・ヒメシジミ亜科・ミドリシジミ亜科の5亜科です。ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)は、アフリカ、ユーラシア大陸、オーストラリア等に広く分布します。

 チョウの体は、頭部・胸部・腹部に分けられます。翅は前翅・後翅の2対4枚あります。ツバメシジミの翅の表はオスが青紫色、メスが暗褐色です。後翅裏面は灰白色で、橙色の紋と黒斑があります。後翅に糸状の尾状突起があります。雌の場合、春型と夏型があります。大きさは、前翅長9~19mm、開張20~30mm。前翅長とは、前翅の基部から翅端までの直線距離を言います。開張は、前翅を広げた左右の翅端間の事です。

 目は黒色の複眼で、2個あります。チョウの触角には、紡錘状・棍棒状・鉤状・球管状があります。ツバメシジミの触角は棍棒状で2本あり、白黒の帯状模様があります。鼻に相当する下唇髭(かしんしゅ)=パルピ(Pulpi)は上向きに反っています。脚は胸部に前脚・中脚・後脚の3対6本があります。脚の作りは、根本から基節(きせつ)・転節(てんせつ)・腿節(たいせつ)・脛節(けいせつ)・付節(ふせつ)・爪から成っています。

 卵・幼虫・蛹・成虫の成長過程を経る、完全変態をします。卵は白色の円形で小さな突起があります。幼虫は緑色のワラジムシ型です。蛹の形態は、垂蛹(すいよう)と、帯蛹(たいよう)に大別されます。垂蛹は尻尾部分で垂れ下がり、帯蛹は胸に帯糸(たいし)をつけて体を上向きにします。ツバメシジミは、帯蛹型です。幼虫で越冬します。

 類似種として、本州(和歌山県)、四国、九州(全県)に分布するタイワンツバメシジミ(台湾燕小灰蝶)Everes lacturnus kawaii Matsumura, 1926があり、こちらは絶滅危惧I類の希少種で、出現期が8~10月です。混同しやすいのは、ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)Cerastrina argiolus ladonides (de l'Orza, 1869)です。

Japanese common name : Tubame-sijimi
e0038990_1004294.jpg
Everes argiades hellotia (Menetries, 1857)

e0038990_100546.jpge0038990_101888.jpg
左:春のツバメシジミは初々しい柔らかな雰囲気。 右:♀ パルピ(Pulpi)は上向き
e0038990_1012781.jpg
♀ メスの翅表は暗褐色

e0038990_1051875.jpge0038990_1053255.jpg
♂オスの翅表は青紫色
e0038990_1064751.jpg
橙色紋付近の鱗片。動いているチョウのマクロ撮影は無謀…

e0038990_1071617.jpge0038990_1072736.jpg
左:2006.06.29 右:2006.08.02


ツバメシジミ(燕小灰蝶)
チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミ亜科ツバメシジミ属
学名:Everes argiades hellotia (Menetries, 1857)

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)9~19mm/(開張)20~30mm
出現期:3月~10月(年4~5回)
分布:北海道・本州・四国・九州
食草:マメ科植物(メドハギ・クサフジ・シロツメクサ・コマツナギ)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12.5km 左岸河川敷 2007.03.08
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 12 March 2007
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2007-03-12 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヒカゲチョウ(日陰蝶)
 ヒカゲチョウ(日陰蝶)は、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科ヒカゲチョウ属の昆虫です。本州・四国・九州に分布します。日本特産種で、ナミヒカゲ(並日陰)とも言われます。名の由来は、日陰にいることが多い事によります。

 タテハチョウ科(Nymphalidae)は南極を除く世界の大陸に6,000種ほどが分布し、日本には52種が生息すると言われています。タテハチョウ科の特徴は、翅の斑紋が裏表で異なり、前脚が退化して短くなっている事です。後翅の中室は開き、触覚に鱗粉があります。ジャノメチョウ亜科(Satyrinae)の蝶は、翅に眼状紋があり、暗いところを好み、前脚は退化し、蛹は垂れ下がるのが特徴です。

 雑木林の中で生息します。体長は3cm前後、翅を広げて5~6cmです。全体に薄い茶褐色をしています。外縁に蛇の目模様の眼状紋があります。眼状紋は、後翅表面に1対、前翅裏面に1~2対、後翅裏面に6~7対あり、内2対は大きくなります。後翅裏面には淡褐色の斜帯があり、眼状紋列内側の色が濃くなった暗色条は緩やかに曲がります。性標は、後翅表面にあり、雄の場合は黒茶色の毛束があり、雌にはありません。成虫は樹液や腐食した果実の汁などを吸汁します。幼虫の食草は、ススキ・ササ類です。完全変態します。幼虫で越冬します。蛹は垂れ下がります。

 類似種に、黒みが強く暗色条が「くの字」型に屈曲するクロヒカゲ(黒日陰)や、大型のオオヒカゲ(大日陰)がいます。

ヒカゲチョウ(日陰蝶)の給水

Japanese common name : Hikage-chou
e0038990_10362690.jpg
Lethe sicelis (Hewitson, [1862])


ヒカゲチョウ(日陰蝶)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科ヒカゲチョウ属
学名:Lethe sicelis (Hewitson, [1862])

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)25~34mm/(開張)48~62mm
出現期:5月~10月(年2回)
分布:本州・四国・九州
食草:樹木・タケ類(メダケ・マダケ)・ササ類(クマザサ)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川支流/内牧川上流 2006.09.25
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 3 October 2006
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2006-10-03 00:00 | | Trackback | Comments(2)
ホタルガ(蛍蛾)
 ホタルガ(蛍蛾)は、マダラガ科(Zygaenidae Latreille, 1809)ホタルガ亜科の蛾です。日本や朝鮮半島・台湾・中国に分布します。日本では、北海道から九州に分布します。名の由来は、頭が赤く体が黒い配色をホタルに見立てたもの。中国名は、白帶黒斑蛾。蛾は、世界に60属約18万種、日本には5000種以上がいると言われています。

 昼行性の蛾です。体長は3cm程で、開張(翅を広げた状態)で45~60mm。全体は黒色で、頭部のみが赤色です。前翅には斜めに横断する白帯模様があり、V字状になります。触角は羽毛状です。ホタルガもホタルと似た形態をしています。ホタル科には毒を持つものが多く、疑似形態を擬態として説明する事があります。ミューラー型擬態(Mullerian mimicry)と言い、毒を持つ種が同じような形態に収束し捕食の危険性を低める擬態と説明されます。

 完全変態(卵・幼虫・蛹・成虫)をします。幼虫は黄色と黒模様をした毛虫です。終齢幼虫の体長は、25~27mm。触ると特異な臭気を放つ分泌液を出し、これによって皮膚炎を起こす事があります。幼虫で越冬します。食草であるサカキ(榊)やヒサカキ(姫榊)に異常発生する事があり、害虫として知られています。類似種に、後翅裏面が白色で、翅にある白帯が中央よりで直線状になる、シロシタホタルガNeochalcosia remota (Walker, 1854)があります。

Japanese common name : Hotaru-ga
e0038990_20362212.jpg
Pidorus glaucopis Drury, 1773


ホタルガ(蛍蛾)
チョウ目(鱗翅目)マダラガ科ホタルガ亜科
学名:Pidorus glaucopis Drury, 1773
synonym : Pidorus atratus Butler, 1877

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)26~28mm/(開張)45~60mm
出現期:6月~7月/9月(年2回)
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食草:ツバキ科(ヒサカキ、サカキ、ハマヒサカキ)・ニシキギ科(マサキ)

撮影地:静岡県静岡市
内牧川(安倍川水系) 2006.09.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

25 September 2006
Last modified: 7 October 2015
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2006-09-25 00:00 | | Trackback(1) | Comments(3)
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/幼虫
 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)は、タテハチョウ科ヒョウモンチョウ亜科ツマグロヒョウモン属の蝶です。日本、アフリカ北東部・インド・インドシナ半島・オーストラリア・中国・朝鮮半島に分布します。日本では、本州、四国、九州、沖縄に分布します。

 名の由来は、翅の褄が黒く、豹紋がある事から。「褄」とは、着物の裾の左右両端の部分や縦褄(襟下)の意味で、前翅先端部の縁が黒くなっているので「褄黒」。「豹紋」は、翅の前の波模様や、それに続く丸模様の黒点が豹柄である事からです。英名は、Indian fritillary。

 タテハチョウ科(Nymphalidae Rafinesque, 1815)は、南極を除く世界の大陸に6,000種ほどが分布し、日本には52種が生息すると言われています。タテハチョウ科の特徴は、翅の斑紋が裏表で異なり、前脚が退化して短くなっている事です。後翅の中室は開き、触覚に鱗粉があります。

 食草であるスミレ類に産卵します。幼虫は、スミレ類の葉を食べます。終齢幼虫の体長は30mm程になります。体色は黒色で、縦に赤い筋があります。分岐する棘状の突起があり、頭部側では黒色ですが、他は根元が赤く先端が黒色になります。1節毎、両側面に2本ずつ、上面に2本の計6本があります。実に毒々しい様相ですが、毒は無く刺される事もありません。幼虫で越冬します。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/♀
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/♂

Japanese common name : Tumaguro-hyoumon
e0038990_0265097.jpg
Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)

e0038990_027935.jpge0038990_0272042.jpg
左:多分、5齢(終齢幼虫)2006.08.31 右:成虫2006.09.07


ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)/幼虫
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ヒョウモンチョウ亜科ツマグロヒョウモン属
学名:Argyreus hyperbius (Linnaeus, 1763)

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)27~38mm/(開張)65~75mm/(幼虫)30mm
出現期:4月~11月(年4~5回)
分布:本州・四国・九州・沖縄
食草:スミレ類

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.08.31, 2006.09.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 16 September 2006
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2006-09-16 00:00 | | Trackback | Comments(0)
イチモンジセセリ(一文字挵)
 ある日、河川敷で身動きせずに撮影している女性がいました。遠目でもニラ(韮)の花を写しているのが分かりました。よほど詳細にこだわっている方とお見受けし、話しかけてみました。写しているのはニラではなくて、ニラに止まって吸蜜している、蝶のイチモンジセセリでした。ピントが合わないので時間が掛かっていたのでした。デジカメでマニュアル操作ができない機種でした。そこでマクロでのピントの合わせ方を教えてあげると、綺麗に写ったと喜んでくれました。私が良くやっている、被写体の背景にピントが合わないように対象物の裏側を手の平で覆い隠す方法です。勿論、ピントが合ったら手は引っ込めます。何故イチモンジセセリを写しているのかと聞いたら、「だって、目が可愛いでしょう」との事。確かに、大きな目は可憐な感じがしないでもありません。「どうしてニラの花にいる時は逃げないのかしら」と素朴な疑問も持たれていました。

 イチモンジセセリ(一文字挵)は、セセリチョウ科セセリチョウ亜科イチモンジセセリ属の昆虫で、小型普通種の蝶です。本州以西に分布します。セセリチョウの仲間は国内に30種ほどが生息します。国外では東アジアに広く分布します。南方系の蝶で、越冬可能な地域は関東以西であり、関東以北に現れるのは移動してきたものです。渡をする蝶としても知られています。

 名の由来は、後翅に白色の紋が一直線に並ぶセセリチョウの仲間である事から。セセリとは、「突く」とか「もてあそぶ」の意味です。英名は、rice skipper。体長は18~20mm、翅を広げると30~35mmです。頭部は丸みを帯びて、胴体が太く、地色は茶褐色です。三角状の翅と先端が黒くなった棍棒形の触角があります。口吻で吸蜜します。鱗粉が多いので一見、蛾のように見えますが、飛翔は敏速です。

 昆虫は変温動物なので、環境の温度に影響を受けます。最適温度は18~25度と言われています。温度と体温が同じ時はじっとしている状態になります。イチモンジセセリ成虫の環境温度と活動の関係は次のようになります。8.8度では僅かに動く程度、18.9度で正しい姿勢を取る事ができるようになり、19.7度で歩く事ができます。24.5度から飛翔するようになり、37.8度で興奮状態、44.9度では仮死状態に陥ります。

 完全変態します。卵は灰褐色の半球状で直径1mm前後。葉の裏に1個ずつ産卵します。幼虫で越冬します。終齢幼虫の体長は、30~35mm。全体は淡緑色をしています。頭部は褐色で黒褐色の斑紋があり、紡錘形。腹部は白色で、背面に褐色の筋模様がある芋虫です。頭部の色彩斑紋は齢期によって異なるようです。稲の葉を綴り合わせてツト(苞)と言われる筒巣を作ります。そこから、ツトムシ(苞虫)、あるいはイネツトムシ(稲苞虫)と呼ばれます。夜間にツトから出て稲を食害するので、害虫として農家の嫌われ者となっています。但し、これが大量に発生するのは、食草である稲の豊作によるものですから、豊年虫とも言われます。蛹は体長25mm程で、黒褐色の円筒型をしています。似た蝶に、チャバネセセリ(茶羽根せせり)Pelopidas mathias oberthueri (Evans, 1937)がいます。

参考文献:イチモンジセセリの発育に及ぼす温度の影響 江村 薫,内藤 篤 埼玉県農業試験場研究報告 (43), p36-43, 1989-03

上部から見た写真→
※セセリ「挵」の漢字は、Unicode:U+6335

Japanese common name : Itimonji-seseri
e0038990_10381345.jpg
Parnara guttata guttata (Bremer et Grey, 1852)

イチモンジセセリ(一文字挵)
チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科セセリチョウ亜科イチモンジセセリ属
学名:Parnara guttata guttata (Bremer et Grey, 1852)

e0038990_2163229.gif

体長:(前翅長)15~21mm/(開張)35mm
出現期:6月~11月(年4~5回)
分布:本州・四国・九州・沖縄
食草:セイバンモロコシ、イネ、ススキ、ヒメシバなどのイネ科
成虫吸蜜:アザミ類・キク類・ハギ類

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.5km左岸河川敷 2006.09.05
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

12 September 2006
Last modified: 08 September 2010
e0038990_1703595.gif

[PR]
by pianix | 2006-09-12 00:00 | | Trackback | Comments(0)