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ツルナ(蔓菜)
 ツルナ(蔓菜)は、ハマミズナ科ツルナ属の多年草です。世界に分布する海岸植物です。日本では太平洋側の浜辺に生育します。蔓状で食用とされる事から、蔓の菜っ葉という意味で蔓菜の名が付いています。英名は、New Zealand Spinach(ニュージーランド・ホウレン草)で、キャプテン・クック(James Cook (1728-1779))がニュージーランドから持ち帰った事に由来しています。

 ハマミズナ科(Aizoaceae Martinov (1820))は、約135属1800種が分布します。旧分類のクロンキストおよびエングラー体系では、ツルナ科でした。ツルナ属(Tetragonia L. (1753))は、日本にはツルナのみが自生します。

 茎は木質化し地を這い、蔓状に伸び、途中で立ち上がります。全体的に、ざらついた柔らかな感触です。表面に非常に細かな粒状の突起物があるためです。葉は互生します。肉厚の三角形状葉で長さ3~7cm。食用となります。

 花期は4月から11月頃。小さな黄緑色の花を、葉脇に付けます。花びらに見えるのは萼片で、3~5裂しています。長い期間にわたって花をつけます。果実は核果です。角が生えたような形状で、波に乗って漂流し、海流の行き着く浜に打ち上げられて根付きます。染色体数は、2n=16。

 全草を乾燥させ、生薬のバンキョウ(蕃杏)として用います。水はけの良い土や砂地で、日当たりの良い明るい環境であれば良く育ちます。江戸時代から食べられてきた野菜で、若い茎や葉を灰汁抜きして、おひたしや和え物として調理されます。

Japanese common name : Turuna
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Tetragonia tetragonoides (Pall.) Kuntze


ツルナ(蔓菜)
別名:ハマヂシャ(浜萵苣)/ニュージーランド・スピナッチ(New Zealand spinach)
ハマミズナ科ツルナ属
学名:Tetragonia tetragonoides (Pall.) Kuntze
花期:4月~11月 多年草 草丈:30~60cm 花径:約3~5mm

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【学名解説】
Tetragonia : tetra(四)+gonia(膝)/ツルナ属
tetragonoides : tetragonus(四角の)+ides(似た)
Pall. : Peter Simon von Pallas (1741-1811)
Kuntze : Carl Ernst Otto Kuntze (1843-1907)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から0km 左岸浜辺 2005.11.22
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

8 December 2005
Last modified: June 14, 2008
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by pianix | 2005-12-08 00:00 | 海辺の植物 | Trackback | Comments(0)