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ツクシ(土筆)
 ツクシ(土筆)は、スギナ(杉菜)の胞子茎で、トクサ科トクサ属の1年草です。北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布しま、日本では全国に分布すろ在来種です。名の由来は多くあります。スギナに付いているので「付子」、土から出る様子から「突く子」等です。「土筆」は、形状が筆に似ている事から充てられた漢字です。馴染みが深い事から、全国的に方言が多数あります。

 ちなみに、トクサ目の化石にカラミテス(ロボク)(Calamites suckowi Brongniart)があります。古生代ペルム紀(約2億9000万年前)に栄え、今は絶滅していますが、高さ30m、直径30cmもの巨木でした。トクサ科(Equisetaceae A.Michaux ex Alph. de Candolle, (1804))は、トクサ属(Equisetum L. (1753))の1属だけがあり、約15種が北半球の温帯地域に分布します。

 同じ地下茎からスギナとツクシは出ます。この二つを地上茎と言います。スギナは光合成により栄養を作る事から栄養茎と呼び、ツクシは繁殖の為の胞子を作る事から胞子茎と呼びます。胞子茎は、光合成をする事が無く、分岐もしません。ツクシの茎は、節間と呼ばれる縦に伸びる柱が集まってできています。途中に葉鞘(ようしょう)と呼ばれる袴が付いています。茎を囲んでいる葉の事です。

 茎の先端に胞子嚢が集まった胞子嚢穂(ほうしのうすい)を付けます。いわゆるツクシの筆部分です。胞子嚢には緑色の胞子が入っています。胞子は、大胞子・小胞子があり、雌雄の別があります。球形で4本の紐が付いています。胞子嚢穂の表面は六角形状をした胞子葉の集まりで、成長と共に間隔が開き始め、そこから胞子嚢に含まれていた胞子が飛び立ちます。この胞子によって繁殖します。ツクシが枯れてからスギナが芽生えてきます。スギナを乾燥させたものを生薬の問荊(もんけい)として利尿、入浴剤等に用います。染色体数は、n=108、2n=216。

 ツクシは食用になります。しかし、途中に幾つかある袴取りが面倒です。この袴には胞子が溜まっている事が多く、爪の間に入り込んで真っ黒にしてしまいます。数が必要ですから簡単に下準備ができるわけではありません。そのままにしておくと翌日には茶色の溶けた状態になってしまいますから、使う分だけ処理をしたほうが良いでしょう。冷凍保存も変色するので注意が必要です。袴を取ったツクシは、まるでモヤシです。水洗いや灰汁抜きの為に茹でる必要もあります。それから調理します。過去2年間、私だけでなく家族全員に食べてもらいました。好評なのは天ぷらでした。しっかりと灰汁抜きしてあれば苦味もありません。誰も腹痛を起こしませんでした。一雨降った後のツクシは急激に伸びますから、このような日を選んで採取すると楽です。

 日大産官学連携知財センター(NUBIC)が、製薬会社の池田薬草と協力して、スギ花粉症に効くと言われる「つくし飴」を発売しています。ツクシのエキスを配合したもので、6割の人に効果が現れ、即効性もあるとの事。そのような人には、ツクシ料理もありがたいかもしれません。
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 家族は勉強に精を出しています。以前、家内が医学用語をたびたび尋ねて来るので不審に思っていたら、受かる筈のない試験の為に勉強をしていることが分かりました。それにまぐれで合格したのに気を良くし、今年も他の試験に挑戦しています。これに筆記合格したと喜んでいます。次に実技試験が迫っているようです。長女は難関の試験を受けようと勉強しているようです。長男は博士論文の追い込みに忙しい(ようです)。(ようです)は、私は目撃していないから分からないのです。そして私は、時間さえあれば草花と遊んでいます。一人だけ我が家の勉強ブームから取り残されています。これで良いのかと悩みます。悩んでも仕方ないので草花と遊ぶ事にしています(?)。引き戻されるのが嫌なので、携帯電話を持つ事を拒絶しています。野草観察は、実に資格に結びつかない趣味ですが、人間性には少しプラスになるのではないかと思っています。とか言いながら、それは、強制される勉強は昔も今も嫌いだとの逃げ口上かもしれません。

Japanese common name : Tukusi
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Equisetum arvense L.

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左:胞子嚢穂の開き初め 右:胞子嚢穂の各段がほぼ開いた状態
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スギナ

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胞子嚢の緑色胞子。茶色の部分が胞子葉。

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左:胞子嚢穂の切断面 右:胞子を排出した後


ツクシ(土筆)
【スギナ(杉菜)の胞子茎】
トクサ科トクサ属
学名:Equisetum arvense L.
花期:3月~4月 多年草 草丈:10~20cm

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【学名解説】
Equisetum : equus(馬)+saeta(刺毛)/トクサ属
arvense : arvensis(可耕地の・原野生の)
L. : Carl von Linne (1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.25km 左岸土手 2006.02.23
安倍川/河口から5.75km 右岸河川敷 2007.03.06
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2007.03.09
安倍川6.5km支流/辰起川 2007.03.09
安倍川/河口から11.25km 左岸土手 2007.03.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

First draft: 24 February 2006
Last modified: 31 March 2014
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by pianix | 2006-02-24 00:00 | | Trackback | Comments(4)