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キンミズヒキ(金水引)
 今日8月31日は、私の短い夏休みの終わりの日です。ここ2日間は曇り空で雨が降りやすい天候となり、気温も低めに推移しています。秋の気配濃厚ですが、無線で他の地方の天候を聴いたら33度を超えるところもありました。野草撮影には少し暗すぎますが、これから出かけようとしています。

 昨年の秋、三角錐状の実を見つけました。これがキンミズヒキと分かるまでに時間がかかりました。実から花を同定するのは結構難しいですね。実には鉤状の棘があり衣服に取り付き運ばれます。

 実を見たからには花を見たいと思い、探し回りました。ようやく見つかり一安心です。花はミズヒキというよりオカトラノオに近い感じがします。私には、花より実のほうに興味があります。葉は互生し奇数羽状複葉で縁に鋸歯があります。乾燥させた全草を生薬の龍牙草(りゅうげそう)あるいは仙鶴草(せんかくそう)とし、止血剤あるいは下痢止めとして使われるそうです。

 中国名は、リュウゲソウ(龍牙草)。小型種のヒメキンミズヒキ(姫金水引)Agrimonia nipponica Koidz. もあります。

Japanese common name : Kin-mizuhiki
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Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai
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キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属
学名:Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai
花期:7~10月 多年草 草丈:30~80cm 花径:6~11mm 実径:4mm

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【学名解説】
Agrimonia : argemone(棘の多い)/キンミズヒキ属
pilosa : pilosus(軟毛がある・毛で被われた)
Ledeb. : Carl Friedrich von Ledebour (1785-1851)
var. : varietas(変種)
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)
Nakai : 中井猛之進 Takenoshin Nakai (1882-1952)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から25.50km 左岸土手 2005.08.26
安倍城跡(Alt. 435m) 2014.10.17
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

31 ugust 2005, 13 July 2015
Last modified: 13 September 2016
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by pianix | 2005-08-31 00:00 | | Trackback(1) | Comments(0)
ワレモコウ(吾木香)
 ワレモコウ(吾木香)は、バラ科ワレモコウ属の多年草です。中国、朝鮮、シベリヤ、日本などに分布します。日本では北海道から九州まで分布します。名の由来は諸説あり不明です。

 バラ科(Rosaceae Juss. (1789))は、約90属2500種が分布します。ワレモコウ属(Sanguisorba L. (1753))は、世界に約30種、日本には約7種が分布します。

 花弁はなく、萼片は4枚で暗紅色、雄しべは4本。葉は奇数羽状複葉。採取のため引き抜こうとしても、途中で切れてしまいます。掘り下げると根茎が現れます。この根茎を乾かしたものが止血剤として使われる生薬の地楡(ちゆ)。かなり昔から薬草として有名だったようです。

 今まで安倍川沿いでワレモコウ(吾木香)をあまり見ませんでした。最近の事、草刈りから日が経って草が伸び始めている土手斜面に、たくさんのワレモコウを見つけて喜んでいます。かなり地味だと思うのですが、私にとっては親しみを感じてしまう花の一つです。

Japanese common name : Waremokou
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Sanguisorba officinalis L.


ワレモコウ(吾木香/吾亦紅/割木瓜)
別名:エゾワレモコウ(蝦夷吾木香)
バラ科ワレモコウ属
学名:Sanguisorba officinalis L.
花期:7月~11月 多年草 草丈:30~100cm 花径:3~4mm

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【学名解説】
Sanguisorba : Sangus(血)+sorbeo(吸い上げる)/ワレモコウ属
officinalis : 薬用の、薬効のある
L. : Carl von Linne(1707-1778)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12km 右岸土手 2005.08.24
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 26 August 2005
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by pianix | 2005-08-26 00:00 | | Trackback | Comments(2)