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ミヤマシキミ(深山樒)
 ミヤマシキミ(深山樒)は、ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木です。アジアに分布し、日本では関東以西の山地に分布します。名の由来は、葉がシキミ(樒)に似て、山地に生える事から。

 ミカン科(Rutaceae Juss. (1789))は、世界に約150属、900種が分布します。ミヤマシキミ属(Skimmia Thunberg, 1783)は、アジアに約9種が分布し、日本では本種の1種のみがあり、変種・品種が11種程あります。

 山地の林下に自生します。樹高は100~150cmになります。葉は互生します。長さ6~13cm、幅3~5cmの倒卵状楕円形で全縁。光沢がある革質で、油点があります。花期は4月から5月頃で、茎頂に円錐花序をつけます。雌雄異株。小花は白色の花弁4枚からなり径8~9mm。芳香があります。雌花は4本の退化した雄しべと1本の雌しべ、雄花は4本の雄しべと退化した雌しべ1本があります。

 果実は核果です。赤く熟し、球形で長さ約8mm。広卵形で7mm程の核が2~5個あります。染色体数は、2n=30。

 葉や種子に痙攣作用があるスキミアニン(skimmianine)や、ジクタムニン(dictamnine)を含む有毒植物です。古くは頭痛、めまいの民間薬として用いられた経緯があり、農業用殺虫剤としての利用があります。観賞用として栽培される場合もあります。

Japanese common name : Miyama-sikimi
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Skimmia japonica Thunb. var. japonica

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左:蕾 2008.02.18  右:蕾 2008.03.12

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左:《雄花》雄しべ4本と退化雌しべ1本 右:《雌花》雌しべ1本と退化雄しべ4本

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葉は倒卵状楕円形で全縁。光沢がある革質で、油点がある。

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果実は核果で、熟すと赤くなる


ミヤマシキミ(深山樒)
ミカン科ミヤマシキミ属
学名:Skimmia japonica Thunb. var. japonica
花期:4月~5月 常緑低木(雌雄異株) 樹高:100~150cm 果期:12月~2月

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【学名解説】
Skimmia : 和名のミヤマシキミに由来/ミヤマシキミ属
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
※japonicaは、ジャポニカではなくヤポニカと発音します。

撮影地:静岡県静岡市
安倍城跡(Alt. 435m) 2008.02.18 - 2014.02.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 08 February 2014
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by pianix | 2014-02-06 00:00 | | Trackback | Comments(0)