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ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)
 ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)は、ヨコバイ科オオヨコバイ亜科の昆虫です。本州、四国、九州、対馬に分布します。名の由来は、横に移動する性質を持つヨコバイ(横這)の仲間で、体長が倍ほど大きく、翅の後端(褄)が黒くなる事から。俗称、バナナムシ。英名は、leafhopper。

 半翅目(はんしもく|Hemiptera)は、前翅の基部に近い半分が革質の半翅鞘となっていることからで、Hemi(半)+ ptera(翅) と名付けられています。半翅鞘を持つのはカメムシ類だけなので、カメムシ目とも言われます。この仲間は、口が注射針の形をしていて樹液や植物の汁、小動物の体液を吸います。半翅目は約25000種があり、カメムシの仲間の異翅亜目(いしあもく|Heteroptera)=カメムシ亜目274種と、ヨコバイの仲間の同翅亜目(どうしあもく|Homoptera)=ヨコバイ亜目616種に分類されます。翅の作りが異なる事による命名です。同翅亜目はさらに口吻の位置の違いから、アブラムシやカイガラムシの仲間の腹吻群 (Steruchenorrhyncha)と頸吻群(けいふんぐん|Auchenorrhyncha)とに分かれます。ツマグロオオヨコバイは同翅亜目の頸吻群で、165種の仲間があります。

 頭部・胸部・腹部が一体となって、頭部から腹部にかけて細くなります。体は黄緑色で、頭部と胸部、小楯板に黒色の斑紋があり、翅端は黒くなります。1対の複眼と3個の単眼があります。触覚は短めです。針状の口があり、成虫、幼虫ともに茎の汁(道管液と師管液)を吸います。排泄液を出しながら吸汁を続ける事があります。横歩きをして葉陰に隠れたり、跳躍や飛行をして逃げます。前翅と後翅がそれぞれ一対あります。カメムシの仲間の前翅は根本から半分が硬化して半透明なのに対し、ヨコバイの仲間は全てが膜質になっています。幼虫の体は黄緑色。蛹を経ない不完全変態をするので成虫に近い幼虫が生まれます。成虫で越冬します。

Japanese common name : Tumaguro-oo-yokobai
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Bothrogonia ferruginea (Fabricius, 1787)
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ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)
カメムシ目(半翅目)ヨコバイ科オオヨコバイ亜科
学名:Bothrogonia ferruginea (Fabricius, 1787)

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体長:12~13mm
出現期:3月~11月
分布:本州・四国・九州・対馬
食草:植物全般(桑・茶・木苺・葡萄に加害)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から47.5km 右岸河川敷 2006.05.04
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 27 May 2006
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by pianix | 2006-05-27 00:00 | | Trackback | Comments(0)